“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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写真展「謝恩会」に30人!!!

写真展を応援してくれた旧知の友人や駆けっこ仲間に感謝の気持ちを伝えるための「謝恩会」を昨夜、東京・内幸町の韓国家庭料理の店「まだん」で開き、年度末の月曜にもかかわらず、なんと30人にお集まりいただきました!!! みなさん、ありがとうございました!!!

韓国出身の美人ママ金淑子(キム・スクジャ)さん(上段中央の写真の右端・下段中央)が切り盛りするお店では当初、別のお客さんもいらしたことから、記念写真を撮るころには既に遠方の方など一部の出席者が早退してられましたが(申し訳ございません!)、集合写真4枚を一挙公開いたします!!!! 飲み会の記念写真というものは、その場にいなかった者にとっては、つまらないものだとは思います。でも、だらしない性格で、みなさん1人1人になかなか写真を送れない私にとって、ブログは写真を一斉にお届けできるこの上ない手段ですので、これを利用しないわけにはいきません。しかも、撮る方も撮られる方も酔っぱらってきた場の集合写真を後から見ると、だれかしら顔が隠れていたり、ヘンな顔をしていたりしているもので、1、2枚だけを選ぶのが不可能なのです。お許しください。

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そもそも、開催から2カ月近くもたった写真展の謝恩会を今さら開いても、みなさまにかえって迷惑がられるだけじゃないだろうかという迷いはありました。既に私が所属するランニング・クラブ「明走会」の月例会や、会を母体にして運営している「東京夢舞いマラソン」の会合などの際、お会いした方々には何度もお礼を申し上げてもいます。それでも、写真展の最終日や直後には、後片付けなどに追われて、きちんとした打ち上げを開けなかったことは、飲んべえの私にとって、大きな心残りだったのです。

また、旧知の友人でスタッフとして手伝っていただいた方々を、受け付けなどで応援してくれた駆けっこ仲間に紹介したいという気持ちもあって、年末ぎりぎりの滑り込みとなりましたが、謝恩会を開かせていただいたという次第です。

旧知の友人の中では、既に写真展の会期中に掲載した記事で紹介している「作品レイアウト」担当の浅川アリコさん(早退組でした。すみません!)やBGM担当のアマチュア音楽家・佐々木啓介さん(上段右の写真の右下。お顔がでかくなって、すみません!)が謝恩会に駆け付けてくれ、私が強引に引き合わせた格好の駆けっこ仲間たちと一緒に楽しんでくれました。駆けっこ仲間のメーンスタッフとしては、デザイナーの金森尚さん、私のイラストを描いた柴山英昭さん(今月発売の月刊「ランナーズ」誌上で、ブログでも紹介した東京マラソンの際の「新兵器」である「ハイタッチカウンター」の記事が出ています)、このホームページを制作した榎本浩一さん(それぞれ本日の写真でどこにおられるかは、お探しください)も参加してました。

また写真展を機に明走会のメンバーに仲間入りした新人では、日本新聞協会の美人記者・麻美子さん、通信社の美人記者・千歳さんも参加。それに写真展の会場で知り合った私の会社近くの大会社に勤務する美人ランナー・まゆみさんも招待させていただきました。

中でも、まゆみさんは写真展をとても楽しんでくれて暖かいメッセージを届けてくださったうえ、ミクシーなどで友人らを誘いまくってくれた「功労者」のお一人。突然お呼びたてするのは気が引けて、迷っていましたが、直前になってひょんなことから、お仲間うちで「大酒豪」の「宴会部長」として知られるということをおうかがいし、当日になってお誘いさせていただきました。私以外とは全くの初対面でしったが、そこはランナー仲間同士。すぐにみなさまとうち解けていただけました。

さらに「夢舞い」の大御所である事務局長の津田昌利さん(上段左の写真の右手前。なんと70ウン歳の現役トライアスリートです!)や、創始者で理事長の大島幸夫さん(下段の集合写真の奥、私の右)、明走会「トライアスロン部」会長で、切りえ作家の東山一勇気さん(上段左の写真では津田さんの右2人目。6月には切りえの個展を開催されます!)、それに文京区議会の前議長で、「直走会」を率いる橋本直和さんご夫妻(下段右の写真の右奥-といった大大先輩のみなさま方まで参加してくださって、感謝感激でした!!!

ということで、みなさま、重ねがさね、ありがとうございました!!
応援を受けていながら昨日参加していただけなかったみなさまも、ありがとうございました!!

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写真展ゲスト5-増田明美さん!!!

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このところ続けておりました写真展オープニング・セレモニーのゲスト紹介は本日、最終回を迎え、ご存じスポーツジャーナリストの増田明美さんに登場していただきます!!!

私が増田さんとお会いしたのは、東京マラソンの実現を呼び掛けるために始まった歩道を走る「東京夢舞いマラソン」の活動を通じてのことです。私は取材を機に「夢舞い」の活動に加わりましたが、増田さんは「夢舞い」が主催したシンポジウムでパネラーを務めたり、大会でゲストランナーとして走ったりしてくださいました。しかも、そんな際の打ち上げにも参加されたうえ、十八番の演歌歌手・都はるみの物まねまで披露されるなど、その気さくなお人柄は、とても元超一流選手で名マラソン解説者でもある著名な方とは思わせません。

さらに、私がテレビ局に出向していたときに続いて、戻ってきた勤務先の通信社でも「東京で市民マラソンを」をテーマにしたテレビ向けの企画をまとめた際も、増田さんは取材の依頼を快諾。「夢舞い」でインターネット中継を試みたときも、専用ページにメッセージを贈ってくださいました!

ですから、「夢舞い」の活動と同様に、「東京マラソンの実現につながれば」と思って私が始めた海外マラソンの撮影が写真展という形で実を結ぶことが決まった際、応援をお願いする方として真っ先に頭に浮かんだのが増田さんでした。増田さんはマラソン・駅伝シーズンでお忙しいなか、私がCDにコピーしてお預けした展示写真のすべてを隅々までご覧になり、オープニングに先だってフライヤー(チラシ)や会場展示用のすばらしい応援文を寄せてくださいました。

なかでも、展示用の応援文(このサイトでもご覧になれます)は、私が当初、原稿の文字数をきちんとお伝えしていなかったことから、いったんいただいた短めの文章を膨らませてくださるようお願いしたのですが、それにも応じていただきました。
会場のデザインを担当した金森尚さんが提案した応援文用のパネルは「A0」という特大のサイズで、当初の文章ではどうしてもレイアウトができませんでした。増田さんの文章は、いつも練りに練られていて、新聞連載用のエッセイを依頼する通信社の担当者も「他の人と違って、手直しする部分が全くない」と言うほどです。でも、この際は「頭を下げるしかない」と金森さんと相談し、日本国中で誰もできない増田さんへの「書き直し」の依頼を大胆にもさせていただくことになりました。
こちらの心配をよそに、増田さんは次の日には再び長さも内容も完璧な原稿を寄せてくださいました。増田さんの文章は簡潔明瞭で、詩的でリズムがあって、思いやりと愛情に満ちあふれていて、まさに視聴者をとりこにするマラソンの名解説を凝縮したようなすばらしさでした!!!

そしてそして、さらにすばらしかったのが、オープニングでのごあいさつでした!!!
ごあいさつに続いて、増田さんから私にご質問をいただく形でミニトークもしてくださいました。ご覧ください!

【増田明美さん】
みなさん、こんばんは。辰巳さん、おめでとうございます。すごい写真にパワーを感じます。

私、大島(幸夫)さんのやられていた(東京)夢舞いマラソンのときに辰巳さんにお会いして、それからのお友達なんですけども、そのときもそうだったんですが、すごい明るい方なんですよ。走ってても、飲んでても、普段も。なにかね「万年ランナーズハイ」っていう感じの方で。
多分、私はこの写真の明るさっていうのは、辰巳さんが持っていらっしゃる明るさかなっていうふうに思ってたんですね。そうしたら大島さんが「愛だ」ってことを言われて、あ、それもあるなと思いながら、本当に楽しませていただきました。

今ね、みなさんマラソンや駅伝ってテレビで見ることお好きですか。走るだけじゃなくて。見る方も好き?あ、良かった良かった。今、この見るスポーツの視聴率っていうんですか、見るスポーツが低迷しているんですよね。で、東京マラソンのように3万人とか4万人とか走って、走るランナーはたくさん増えてるんだけども、見るスポーツがちょっと伸びとどまっているというふうに聞いててね。
で、「どうしてかなあ」と関係者と言っているんですけども、私、ここにおじゃまして、分かりました。これだけ辰巳さんの写真にあるように、これだけ走る人が楽しそうで、それから応援する人もハッピーで、で、ボランティアで支えている方も楽しそうじゃないですか。そうするとね、みな出ていっちゃうのね。「うちにいないんだな」って。
なんか、そういうことも分からせてくれる、ほんとうに素敵なお祭りを感じる写真展で。

あの、辰巳さんは世界のマラソンだけでなく、山の方もすごいんですよ。山の中も、もう(1日に)12時間ぐらい山にいらっしゃるんで、「次は山の写真かな」と思いながら(私「それもありますが」)、またどうぞ頑張ってください。ほんとうに今日はおめでとうございました。ありがとうございました。

【増田明美さんと辰巳のQ&A】
Q:どうして(写真の中に)きれいな女性が多いんですか。いっぱい。被写体を選ぶときってやっぱり…。
A:いやもう自分の心に感じたものを、最も深く感じたものを撮ります。きれいな女性がいるときは…撮ってしまいますね。

Q:応援も、久米島のおばあちゃんが、トマトの「缶から」をたたいていましたよね。ああいうのって瞬間に目に入ってくるんですか。けっこうスピードもかなり速いじゃないですか辰巳さん。
A:写真を撮りながら走るときは、ちょっとゆっくりめに走ります。で、やっぱり写真を撮ろうとしているときは「あそこで(応援の人たちが)騒いでいるな」「こっちでハイテンションの人がいるな」というのを、実は見ています。そこで急に立ち止まるんですけども、まあ(ランナーが)たくさんいらっしゃって、向かい側にいる人がなかなか撮れないこともあります。急に立ち止まると危ない場合もありますから、立ち止まってもいいところで、かつおもしろい人を、やっぱり走りながら見るようになっています。

Q:辰巳さんのマラソンっていうのは、どっちがメインなんですか。どちらかといえば自分が走る方がメインなのか、常に被写体を探している方がメインなのか。
A:これは真面目に走るマラソンと、写真を撮りながら楽しんで走るマラソンを2つに分けてやっています。海外の場合は真面目に走っても、もったいないですから、景色も人もたくさんなわけで、もう「海外は楽しむマラソン」と割り切っています。沖縄もそうですね。

【追記(辰巳)】
こんなにも応援してくださっている増田さんなのですが、私は増田さんに対して、たいへんな不義理をはたらいております。そのことを、ここで告白させていただきます。
増田さんの近著である児童文学風の小説「カゼヲキル」(全3巻)を、私は毎回贈っていただき、とても楽しく読ませていただきました。そして知人らに「おもしろいよ」と勧めはしてきたものの、私の仕事を考えるとやはり、書評や記事を書くべきでした。そんな当たり前のことを忘れて一読者として、ただ読みふけるのではなく。

というわけで、みなさま、まだお読みでない方は、ぜひ手にとられてください!!!

ストーリーは、長距離の選手になり、マラソンでオリンピックを目指す少女の成長をつづったもの。日本女子長距離界の黎明期の輝く星で、日本最高記録12回、世界最高記録2回、それにオリンピック出場という経歴を持ち、その後もスポーツジャーナリストとして多くの著名な選手を深く取材された増田さんの経験すべてを注ぎ込んだ渾身の力作です。平易な言葉づかいで書かれていますが、子どもはもちろん大人でも楽しめて、引き込まれるように一気に読んでしまいます。では、もう一度、みなさん、おもしろいですよ。「カゼヲキル」!!!

写真展ゲスト4-森部好樹さん・大島幸夫さん!!

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写真展のゲスト特集の4回目となった本日は、いよいよ駆けっこ仲間が登場。私が所属するランニング・クラブ「明走会」の創始者で会長の森部好樹さん(右の写真)と、やはり明走会の重鎮であり、会を母体に始まった東京マラソンの開催を呼び掛ける活動「東京夢舞いマラソン」で実行委員会理事長を務める大島幸夫さん(中央)のおふた方と、それぞれにオープニング・セレモニーで話していただいたごあいさつの内容を紹介いたします!!

森部さんは、元日本興業銀行の銀行マンで、約20年前に明走会を創立。走る仲間による「異業種交流会」を掲げて月例会や大会参加、合宿などの活動を長年にわたって率いられています。その努力もあって、月例会に1度でも参加した明走会の会員は実に1000人を超え、明走会は今や名実ともに日本で最大規模のランニング・クラブに成長しています。当初は会社の社長さんたちの集まりだったという明走会も、現在は会社などを引退されてなお活力あふれる年配の方々から学生まで、様々な肩書をもつ老若男女が集い、かつ年齢や性別の隔てなく和気あいあいと交流する場となっています。
それぞれのメンバーが自分の生活や仕事、ランニングのスタイルに合わせた会とのかかわり方ができる明走会の自由な空気は、確固としたリーダーシップをおもちでありながら、ユーモアと遊び心にあふれた森部さんの、懐の深いお人柄を反映したものといえます。そんな森部さんですが、走りの方も全くの現役で、フルマラソンで4時間以内の完走を狙うほどの実力を維持されています!

大島さんは元毎日新聞社の記者で、数多くの著作もあるジャーナリストの大先輩です。海外のマラソン経験も私などよりもはるかに多く、さらに実は、走りながらの写真撮影も何度もなさっている「フォトラン」の先達でもあり、その写真展も開催されています。そして、写真展でもブログでも紹介させていただいている「東京夢舞いマラソン」の言いだしっぺであり、「やりだしっぺ」でもいらっしゃいます。
これも先の記事でご紹介していますが、私も勤務先の通信社から東京MXテレビに出向していたとき、「東京で市民マラソンを」という特集企画を手がけました。その時期は、ちょうど大島さんが第1回の「夢舞い」を開催したあとで、「同じようなことを考えてられる記者の先輩がいる」と驚き、いきなり小型のビデオカメラを抱えて「取材」させていただいたのが、初めてお目にかかった機会でした。
そして2002年1月の第2回の「夢舞い」で、私はビデオカメラを持ったまま42キロ余りを走って撮影。これが「走った!撮った!」の初体験となりました。同じ日の打ち上げにも、やはり「取材」するために参加。そこで、「夢舞い」の母体である明走会の森部さんをはじめとする皆さんとお会いし、成り行き上、明走会にも夢舞いにも足を突っ込むことになったというわけです。
それでは、前置きはこのくらいにして、おふた方のごあいさつを以下に紹介いたします!!

【森部好樹さん】
おめでとうございます。森部家の家訓で、あいさつは必ず10分以上しろというのがあるのですが、それは次回に…。ほんとうに、おめでとうございます。明走会は、いま森口さん(司会の森口信義さん)がおっしゃったように、質はとにかく、量では日本一。千人以上、4ケタを誇る会ということですが、明走会には実は奇人変人、鬼才逸材と、ものすごい人たちがたくさんいます。皆さん、辰巳さんがどこに所属するかは皆さん皆さんで思ってられると思います。

私が一番最初に辰巳さんに会ったときには、こいつは見所があるなと思ってたんです。10年ぐらい前ですけどもね。しかし徐々にどうも、こいつは飲むだけの男かなと思い始めたときにですね、今日の快挙っていいますかね。

実は私は(銀座)4丁目のこんな上に上がってきたことは、ずっと銀行員生活を40年ぐらいやったのですけども、1回だけ女の子とデートしたときに入ったかなというぐらいで2回目なんです。たいへんうれしいなあと思っているんです。ほんとうに良かったなあと。まあたぶんこれでですね、彼はブレークスルーしたんじゃないかと思いますので、奇人変人から逸材の方にシフトしたんじゃないかと思っております。

ただしまだ大逸材じゃないということなものですから。それはなぜかというと、酒をもうちょっと飲まなければ大逸材になると思いますんで。皆さん、ぜひね、そういう生活指導をひっくるめて、今後とも彼が大逸材になるようにですね、ご支援をたまわればと思います。ほんとうに、おめでとうございました。

【大島幸夫さん】
ほんとうに、おめでとうございます、どうも。時間も限られているので、感じたことを3点だけ、かいつまんで話したいと思います。

まあ一つは言うまでもなく、写真のうまさですよね。とにかくうまい。というか、ハワイのホノルルマラソンのテーマは「スマイル」なんだけども、どの写真にも笑いがありますよね。スマイルが。で、人間を非常によく撮ってる。
ただ、皆さんご存じの通り、辰巳さんはカメラマンじゃないんですよ本当はね。僕もそうなんですけれども、本当はペンの人間。で、僕の時も言われたんだけれども、「大島さん、なんかプロみたいですね」と。写真のことでプロみたいですねと言われたんですけども、実は彼も僕もそうですけど、写真展やるときには、もうプロなんですよね。プロみたいな、「プロはだし」じゃなくて、プロと同等の力があるからこそ選んでいただいた。それだけの力の持ち主というか、この場合は、だから記者ではなくて写真家なんでしょうけども。
写真家としての技術力の確かさ、うまさ、それが1点。

それから第2点は、ランナーとして感ずることなんだけども、走力ですよね。
僕は「フォトラン」と呼んでいるんだけれども、走りながら撮るわけですよ。スナップショットなんだけれども、ご覧になってお分かりのように、ランナーをこういうふうに前から撮っているんですよね。前から撮っているということは、辰巳さんが前を走っているときは、こういうランナーがいることは分からないわけで、走っているときにこういうランナーを、いいモデルを探すわけですよ。
で、探してから、スタートダッシュよろしく追い抜いていって撮るわけです。ところが、カメラが非常にいいカメラなことは重々承知の上で言うんですけれども、いいくらいいカメラでもね、一発で決まらないわけですよ。その手ごたえが感じられないと、あっという間にまた追い抜かれて行くんで、それをまた追い抜き返してまた撮らなきゃいけない。で、そういうことを、たとえばこういう走っているランナーの写真、前から撮った写真は、たいて2度も3度も、多い場合は10回ぐらい繰り返して撮るわけです。その中から選んでいる。
それは言うまでもなく、走るスピードと、それに耐えるスタミナがないとできないんですよね。で、ランナーの方はお分かりだと思うんだけども、「サブスリー」、フルマラソンを3時間以内で走る走力、それをサブスリーって言うんですけども、辰巳さんも僕も、かつてはサブスリーでした。そのサブスリーに近い実力がないと、なかなかこういう写真は撮れないんですね。
まあその、この席にはランナーが多いから、そのへんは分かるでしょうけども、走力のすごさ、それが第2点。

それから第3点は、これもみなさん、既に見てお分かりのように、マラソンへの愛ですね、愛。
これはマラソンが好きじゃないとね、いくら技術が確かで、走力があっても、こういう写真は撮れませんよ。とにかくマラソンが好きで、愛している。とりわけ東京マラソンはちょっと違うんだけれども、ここにある大会のほとんどは、走っているのが市民であると同時に、運営しているのも市民なんですね。その市民による市民のマラソン。こうした運営の中身を東京で実現しようと思って、務めているのは、さきほどから名前が出ている東京夢舞いマラソンという運動なんですけれども。そういう運営の側への愛も含めて、写真には現れてないけれども、こういうすばらしいお祭りを運営してくださっているすばらしい市民たちが沢山いるわけですよね。で、そういう愛着っていうのは、走っていて初めて分かると思うし、そうしたことを見る人に感じてほしいと。

僕の前の写真展のテーマがそうだったんだけれども、「ストリートパーティーに花を!」って、僕は言ったんですけども、これ全部ストリートパーティーですね。この銀座4丁目の角っこで、一等地で、来る人にそのストリートパーティーの熱気を、これからもみんな考えていただきたいし、僕自身、ここでこういうすばらしい写真展をやっているから、ぜひ見てくれということで、これから何人も仲間を連れて、このパーティーの輪を広げたいと思います。どうもこのたびは、おめでとうございます。

【追記(辰巳)】
おふた方とも、ありがとうございました!! まったく、おふた方のお言葉にこそ、愛をひしひしと感じます。
家族でも会社の上司でもない、ただの趣味の集まりの仲間である大先輩方から、こんな愛情あふれるお言葉をいただけるところに、ランニングというスポーツを通じた人間関係のすばらしさ、明走会や東京夢舞いマラソンという活動の奥深さを実感するばかりです。
画面上は、ずっと上の方に離れてしまいましたが、ご紹介した写真のうち森部さんのものは、よくご覧になればお分かりのとおり、写真展の会場ではなく、その後の明走会の例会の際に撮影させていただいたものでした(写真展の際の良い写真が手元にありませんでしたので)。失礼しました。
またバランス上、写真展の準備で忙殺されて目が充血し、ぼんやりした私の写真も、お見苦しいとは思いながら掲載させていただきました。私がしているランナー柄のネクタイは、3月6日の記事で紹介したニューヨークのマラソン仲間、アレックスさんがプレゼントしてくれたものです。ニューヨーク・シティ・マラソンのオフィシャルグッズだったと思うのですが、以前カタログで見て気にいっていたものを、東京マラソンを走りに来たアレックスさんが探して持ってきてくれました。
というわけで、引用もあって長ーい記事になり、失礼しましたが、明日ももう1回、長めの記事です。そう、ゲスト・シリーズの最終回である明日は、いよいよ、増田明美さんの登場です。ご期待ください!

写真展ゲスト3-今川幸雄さん!!!

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本日も、写真展のオープニング・セレモニーに来ていただいたゲストの紹介を続けさせていただきます。今回は、写真関係でもランニング関係でもないVIPで、元駐カンボジア大使の今川幸雄さんです!!!

今川さんについては、このブログの(夕刊フジによる写真展の紹介記事についての)2月12日の記事でも、やや詳しく書かせていただいていますが、長らく内戦が続いたカンボジアを和平に導いた国際協力活動を率いられた日本の「ミスター・カンボジア」といえる方です。カンボジアを離任、退官された後は、カンボジアの研究や大学などでの講義を続けられ、現在も関東学園大学名誉教授、(社)日本カンボジア協会会長などをされています。私は1995年末からカンボジアの首都プノンペンに特派員として赴任した際に、たいへんお世話になっています。

その後も年賀状を出させていただくなどしていたことから、写真展のオープニングにもご招待させていただきました。とはいえ、準備の雑務に追われて、皆さま方へのご案内も後手後手になり、今川さんに失礼な一斉メールを送らせていただいたのも、数日前だったはずです。ところが、前日の夕方、準備の最後に散髪屋に入っていたところ、今川さんからお電話をいただきました。「辰巳さん。あした出席させていただきますからね」。そう話されるお声は、当時のままでした。

上に掲載しました写真は、ご覧の通り1枚が写真展のオープニングで撮影されたもの(右)。今回は、これにおまけして今川さんがカンボジアから離任される際に私が空港で撮らせていただいた1枚(左)も加えさせていただきます。撮影したのは1996年1月ですから、なんと14年も前ですが、今川さんは、あまりお変わりございません!今川さんが首にかけてられるレイは、カンボジア語で「プカー・ムリッ」と呼ばれるジャスミンの白い花でつくられたもの。ジャスミンの花は、小さな花輪を持ち込むだけでも部屋中が、うっとりするほどの甘い香りに包まれたのを思い出します。

それにしても、私が赴任したのは95年の11月でしたので、カンボジアで今川さんにお世話になったのは、わずか2カ月余りと、意外にも短い期間でした。それでも、毎週のように大使公邸に記者を招いて「懇談会」という名目の勉強会を開かれ、多くを学ばせていただきました。さらに今川さんの後を追って私自身が離任した後も、カンボジアが再び不安定になった時期にインタビューなどの取材に応じていただくなど、今川さんは私にとって、カンボジア取材の拠り所ともいうべき大先生でした。

カンボジアに赴任していた際、私は、1年余りの任期であることを知りながら、離任後は二度と日常的に使わないと分かっているカンボジア語を必死で勉強しました。英語ができる助手の通訳を介さず、いろんな人たちと直接話しがしたいと思ったからで、離任するころになって、ようやく日常会話ができるようになりました。
その後も、カンボジアの情勢が気になり、友人たちにも会いたくて、何度もカンボジアに足を運びましたが、仕事で接触することが、ほとんどなくなったカンボジアとのつながりは、当然のことながら薄れていかざるを得ませんでした。

そんなふがいない自分にとって、迷うことなくライフワークとしてカンボジアとの関係を続けてられる今川さんは、まぶしい存在です。カンボジアとの関係が薄れ、マラソンや写真にうつつをぬかしている自分を今川さんに見ていただくのは、なんだか申し訳ないような、うしろめたいような気もしていました。
それでも、大先生の今川さんに来ていただいたことは、文句なく、うれしかったです!ありがとうございました!!!
長い前置きはここまでです。今川さんのごあいさつを紹介させていただきます。

【今川幸雄さん】
ほんとうにおめでとうございます。すばらしい写真を見、このランナーとして写真家としての辰巳さんを見ましてね、私は驚きました。

私はカンボジアに和平の直前からずっと後までおりましたんですが、まさに20世紀の最後の時代を、世界を騒がした、戦争と平和で騒がしたカンボジアにおいでになりまして、ほんとうにすばらしい新聞記者でありました。そのころは写真とかランナーとしては知らなかったのですけども、ペンの記者だけだと思ってたんですけども。

当時私がいつ暗殺されても決しておかしくない、実際クメールルージュから脅迫状をもらってたりしていたころ、「あいつ、そろそろやられるんじゃないかな」って思っておられたんじゃないですか。と思うんですが、すばらしい記事を送っていただきました。

今後はま、そういう仕事も新聞記者である以上、当然おありになるでしょうけども、マラソンと、このすばらしい写真はぜひ続けていただきたいと思います。
どうも今日はお招きいただいて、ありがとうございます。

写真展ゲスト2-中村高さん・湯浅一弘さん!!

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昨日に引き続き、写真展のオープニングに来ていただいたゲストのごあいさつを紹介させていただきます。本日ご紹介するのは、公募展で選ばれた私の企画によってリコーフォトギャラリー「RING CUBE」で写真展を開催してくださった主催者であるリコーの取締役専務執行役員・中村高さん(右の写真)と、パーソナルマルチメディアカンパニー プレジデントの湯浅一弘さん(左の写真の右側)のおふた方です!!

中村さんは、実は東京マラソンを走られたこともあるランナーです!その中村さんのことを初めておうかがいしたのは、写真展のフライヤー(ちらし)を置いてくれた新橋の串焼きの店「ささ亭」(既にブログでも紹介させていただいています)でのこと。やはりランナーである店主の酒井美枝子さんに写真展開催のご報告と、フライヤーを置かせていただく依頼をするために店を訪れた際、ちょうどカウンターにリコーの社員の方が座ってられました。私が開口一番「今度マラソンの写真展を銀座のリコーのギャラリーで開くことになりまして…」と話し始めるやいなや、その社員の方が「私もリコーの者ですが…」と答えられました。ささ亭はランナーのオアシスとあって、その方も当然のことながらランナー。「わが社には『マラソンが趣味』ということで有名な専務がいます」と、中村さんのことを教えていただいたという次第です。
中村さんは、東京マラソンに出場された際、銀座4丁目にあるRING CUBEのビルをバックに写真を撮影したうえ、社内報に完走記を書かれたということ。それを聞いた以上、ご連絡をおとりしないわけにはいかないと思い、オープニングにいらしてほしいと事前に案内を差し上げていました。当日はご出張帰りでしたが、「なんとか駆け付けます」とうかがっていた言葉どおり、セレモニーの最中にご到着。メールでご連絡はしていたものの、そのときが初対面の私のために、貴重なごあいさつをしてくださいました!!!ありがとうございました!!!

湯浅さんがプレジデントを務められるリコーのパーソナルメディアカンパニーは、リコーの中でカメラなど個人向けの機器を製造している部門。多くのプロ写真家もうならせる写真好きのためのコンパクト・デジタルカメラ「GR DIGITAL」をはじめ、その進化形ともいえるレンズユニット交換式の最新型カメラ「GXR」、それに私が写真展の展示写真のほとんどを撮影するのに使った高倍率ズームレンズ搭載のカメラである「R」シリーズや「CX」シリーズを世に出してくれています。
リコーが提唱する気軽に楽しむ写真「キャンディッド・フォト」や、RING CUBEがうたう「上手な写真より、いい写真」を撮影するのに最適の道具づくりを率いてられるのが、まさに湯浅さんです!!
「キャンディッド・フォト」も「いい写真」も、それを聞いたとたん「わが意を得たり」と、ひざを打ったほど良く分かる言葉です。そしてリコーのカメラは、そんな写真を撮りたいとき、使う人の目や手足になってくれるような、まさにユーザー・フレンドリーな道具です。

愛用していたカメラを使って撮影した写真の企画を選んでいただいたことで、今回の写真展は「リコー・ファン」の1人として片思いしていた私が、リコーさんと相思相愛の関係になれた機会といえます。そのお相手側であるおふた方のごあいさつを、以下に紹介いたします!!

【中村高さん】
どうもみなさん、こんばんは。中村でございます。リングキューブにおいでいただきまして、どうもありがとうございます。辰巳先生、こんなすばらしいディスプレーも皆さんの仲間でやっていただきまして、ほんとうにありがとうございます。今、主催者側という話だったんですけれども、私もランナーなんですよね。
ホノルルマラソン、それからはまりましてですね。東京マラソンも3回出て、ちょうどここなんですよね。浅草から帰ってきて、ここまでは調子良かったんだけども、佃大橋走るときにですね、足にきた経験がありまして、どうしてもまだ4時間をなんとしてもちょっと切れないという状況で走っておりますけども。

先ほど、(展示を見た人が)「見ているとお祭りだな」とおっしゃるのですね。私もですね、何でこんなにマラソンを走るかっていうと、自分自身のお祭りなんですね。自分自身が自分自身にお祭りをしていると、まあこういうところなものですから。

きょうは写真家の皆さんと、ランナーの皆さんも、たくさんおいでになると思いますので、そういったものをここで楽しんでいただけたら、このリングキューブのね、本来の目的じゃないかなと思います。ということで、もうそろそろ2月の終わりに東京マラソンがありますんで、「ここから見るとおもしろいと思うんだけど…」というランナーの方も含めてね、楽しんでいただけたらなと思います。どうも辰巳さん、ありがとうございました。

【湯浅一弘さん】
先ほどご本人からもありましたように、これ公募展です。第2回目の公募展ということで、あとで審査をしていただいた先生からもお話をいただけると思いますけども(編注:審査員の方はブログでは先にご紹介しました)、初対面でさっきお会いしたときに「ありがとうございます」と言われたのですけども、立場は逆でですね。完全に辰巳先生、実力で勝ち抜かれて今日展示をされているということは間違いないことなので、本当にありがとうございます。こちらこそ。

今日、写真を見せていただいてですね、さっき辰巳先生に「お祭りみたいですね」というお話をさせていただいたのですけれども。われわれ「キャンディッド・フォト」というのを楽しみましょうということを、ずっと提唱していてですね、キャンディッド・フォトって、ちょっとややこしい言葉ですけども、気軽に写真を撮って、気軽に写真を楽しむという、そういうことなんですね。身構えて写真を撮ってというんじゃなくて。

で、まさしく今日拝見させていただくとですね、走ることが楽しくてしょうがない、あるいはその走っている人を応援していることが楽しくてしょうがないというようなですね、そういうような写真がわんさかあって。さっき増田(明美)さんともお話したのですが、あそこの階段を降りたところをゼロにして、ずっとここに(ギャラリーの外周沿いに)目盛りを打って、あのエレベーターのところで42.195になるような目盛りを打ったら良かったのになって、さっき思っていました。ちょうど沿道みたいですよね。走るところの沿道みたいで、非常に楽しい写真だと思います。

これからもリングキューブは、いろんな形で写真を楽しんでいただく場を提供させていただきたいと思っていますので、今回だけじゃなくて、足しげく通っていただければなと思います。それから辰巳先生にも宣伝していただきまして、できれば(皆さまにも)リコーのカメラをご愛用いただければというふうに思っておりますので、なにとぞよろしくお願いします。どうも、ありがとうございました。おめでとうございました。