
「走った!撮った!パリマラソン」の最終回をまだアップしていませんが、本日はうららかな陽気に誘われて、近所でカメラ片手のジョギング=カメランを楽しんでしまいました!
ということで、パリは明日までおあずけして、すっかり春本番となったわが江戸川区の葛西臨海公園あたりで撮影した写真を、なんと12枚、どーんとアップさせていただきます!
「カメランは進まない」と以前に書かせていただいた通り、本日も8キロほどをジョギングする間に200枚近くを撮ってしまいました。夕方の刻々と変化する光に「写欲」をくすぐられてしまったわけですが、撮ったら撮ったで、コンピューターの肥やしにするよりはと、編集してしまったというわけです。

私が近所でジョギングする8キロのコースは、海辺にある葛西臨海公園に加えて、それより少しだけ陸地に入った江戸川区総合レクリエーション公園(自分では略して「レク公園」と呼んでいます)を通ります。
本日はレク公園から走り始め、まずは春と秋に様々な種類のバラが咲き乱れるバラ園に入りました。しかし、さすがにバラの季節にはまだ早い。代わりに花壇に咲きそろっていたチューリップを撮影。花は盛りを過ぎていて、「グループ・ショット」は絵にならず、逆光できれいに透けた花びらを狙いました(中央)!
バラ園には、丸いオブジェから水が出る噴水があります。太陽を背にすると、しぶきの中に虹が見えますが、水の勢いが良すぎて写真ではよく分かりません。それでこれまた逆光で輝くしぶきを撮影しました(左)!
バラ園を過ぎて「花の橋」と呼ばれる陸橋を渡ると、シカやウサギが「動物会議」を開いているような銅像が広場に並んでいます。季節によっては周りの花壇に色とりどりの花が咲き乱れますが、なぜか今は「端境期」。それでも1枚撮っておこうと、シカの後ろに回ったところ、ちょうど、その「視線」の先を家族連れが歩いて行きました(右)!

バラ園を過ぎると、ジョギングコースは人工の小山がある、その名も「富士公園」に入ります。
フランスに行っている間に桜の季節は終わりましたが、花の時期が遅い八重桜は、ここでもまだ満開。小山のふもとにある野球場のそばにも立派な木が青空を背景にピンクの花の塊を幾つもつけていました(左)!
富士公園には、数々のハーブが植えられていますが、その中で、ちょうど花期を迎えていたのはラベンダー。トウモロコシのような形のつぼみから吹き出すように咲き始めた花が、やはり逆光で輝いていました(右)!
小山の頂上では、ちょっとした眺望が楽しめます。先客の女の子2人が、ちょうど記念撮影をしようと準備していて、うち1人がジーンズの上着を脱いだところで、後ろから失礼して「速写」させてもらいました(中央)!

葛西臨海公園では、いつもは海岸沿いの小道を端から端まで走るのですが、本日はその内側にある野鳥のサンクチュアリをのぞくことにしました。
周りを林や草むらに囲まれた人工の池では、多くの水鳥たちが浮かんでいましたが、ただ浮かんでいるだけでは、なかなか絵になりません。そのうちに、突然空に舞い上がったサギのつがいを、レンズを望遠側にしてすかさず撮影(中央)!コンパクトカメラながら、2羽が並んで飛翔する姿を写し止めることができました。
そうこうするうちに、太陽が傾き、池のほとりに茂る枯れたススキの穂をあしらって夕日も1枚(右)!
海岸に出ると、地平線を覆った雲の中に夕日が沈む瞬間を、都心のビル街のシルエットを入れて撮ることができました(左)!

日が沈めば、今度は月です。群青色の空を探すと、本日の月は既に天の高いところに。地上の景色をからめて撮ることはかなわず、臨海公園といえばこれ!の大観覧車のゴンドラと一緒に撮影(左)!かなり膨らんだ下弦の月、ゴンドラに乗った人たちからは、もっと近くに見えたのでしょうか。
臨海公園を後にすると、コースは湾岸の国道と高速を陸橋でまたぎます。日曜のこの時間帯になるといつも、東京ディズニーランドなどから帰る車が渋滞して、赤いテールランプの行列が見られます(右)!
陸橋をまたぐ手前で、橋の上を見ると、行き交う人たちがライトに照らされてきれいに見えました。背景になる向こうの空が、その先にある葛西ゴルフ場のライトで照らされ、人がさらに浮き立って見えるのです。
しばらくすると、公園で集めてきたのか、大きなゴミ袋いっぱいに空き缶を入れて両手にさげた男性が橋を渡ろうとしました。さっとカメラを向けると、さらに自転車に乗った母親と男の子が(中央)!
「それぞれの家路」という感じの、ちょっと雰囲気のある「社会派」風の写真になりました。
【追記】
写真の説明は以上なのですが、ちょうど社会派風の写真を紹介したついでに、一昨日に見せていただいた本物の社会派の写真展のご紹介を。
その写真展とは、医師で写真家、そして「国際協力師」でもあって、NPO法人「宇宙船地球号」を率いられる山本敏晴さんの「ルーマニアの記憶…大切なものは何?…」というタイトルのものです。
といっても、新宿のペンタックスフォーラムで開かれているこの写真展、実は明日が最終日で、しかも午後4時まで。お近くに仕事場がある方は、お昼休みにでも訪れてみてください。
写真を通じて、外国への理解を深めてもらおうと努力している山本さんは、国際協力活動などで訪れた世界各地の国々でヒューマン・ドキュメント的な写真を数多く撮影。
カンボジアやケニア、そしてルーマニアでは、子どもたちに「大切なもの」の絵を描いてもらったうえ、その絵から浮き彫りにされる社会問題などを、写真でフォローするという手法で作品をつくり、写真展を開いたり写真集をつくったりされています。
今回のルーマニアをテーマにした写真展では、「主人公」の高校生たちのポートレイトと、かれらが描いた本物の絵、それに環境など様々な問題をフォローする風景などの作品が、幾つもの組写真として展示されています。
生徒たちの描いた絵もすばらしいのですが、山本さんの写真もまた、絵としても美しく、訴えたいことがストレートに伝わってくる、すばらしい写真ばかりでした。
実は、山本さんは私の写真展「走った!撮った!世界のマラソン」にも来場してくださいました。そのときが初対面だったのですが、そのあと、ご自身のブログで私の写真展のことを、とても好意的に取り上げてくださいました。
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65350016.html
そのときは、そんなすごい方だと知らず、きっちりごあいさつもできませんでした。今回の写真展に行ったのも、ご紹介させていただいたのも、こんなに遅くなり、申し訳ございませんでした。
と、おわびを申し上げつつ、今ごろになって、お礼も申し上げます。ありがとうございました!!!
ということで、パリは明日までおあずけして、すっかり春本番となったわが江戸川区の葛西臨海公園あたりで撮影した写真を、なんと12枚、どーんとアップさせていただきます!
「カメランは進まない」と以前に書かせていただいた通り、本日も8キロほどをジョギングする間に200枚近くを撮ってしまいました。夕方の刻々と変化する光に「写欲」をくすぐられてしまったわけですが、撮ったら撮ったで、コンピューターの肥やしにするよりはと、編集してしまったというわけです。



私が近所でジョギングする8キロのコースは、海辺にある葛西臨海公園に加えて、それより少しだけ陸地に入った江戸川区総合レクリエーション公園(自分では略して「レク公園」と呼んでいます)を通ります。
本日はレク公園から走り始め、まずは春と秋に様々な種類のバラが咲き乱れるバラ園に入りました。しかし、さすがにバラの季節にはまだ早い。代わりに花壇に咲きそろっていたチューリップを撮影。花は盛りを過ぎていて、「グループ・ショット」は絵にならず、逆光できれいに透けた花びらを狙いました(中央)!
バラ園には、丸いオブジェから水が出る噴水があります。太陽を背にすると、しぶきの中に虹が見えますが、水の勢いが良すぎて写真ではよく分かりません。それでこれまた逆光で輝くしぶきを撮影しました(左)!
バラ園を過ぎて「花の橋」と呼ばれる陸橋を渡ると、シカやウサギが「動物会議」を開いているような銅像が広場に並んでいます。季節によっては周りの花壇に色とりどりの花が咲き乱れますが、なぜか今は「端境期」。それでも1枚撮っておこうと、シカの後ろに回ったところ、ちょうど、その「視線」の先を家族連れが歩いて行きました(右)!



バラ園を過ぎると、ジョギングコースは人工の小山がある、その名も「富士公園」に入ります。
フランスに行っている間に桜の季節は終わりましたが、花の時期が遅い八重桜は、ここでもまだ満開。小山のふもとにある野球場のそばにも立派な木が青空を背景にピンクの花の塊を幾つもつけていました(左)!
富士公園には、数々のハーブが植えられていますが、その中で、ちょうど花期を迎えていたのはラベンダー。トウモロコシのような形のつぼみから吹き出すように咲き始めた花が、やはり逆光で輝いていました(右)!
小山の頂上では、ちょっとした眺望が楽しめます。先客の女の子2人が、ちょうど記念撮影をしようと準備していて、うち1人がジーンズの上着を脱いだところで、後ろから失礼して「速写」させてもらいました(中央)!



葛西臨海公園では、いつもは海岸沿いの小道を端から端まで走るのですが、本日はその内側にある野鳥のサンクチュアリをのぞくことにしました。
周りを林や草むらに囲まれた人工の池では、多くの水鳥たちが浮かんでいましたが、ただ浮かんでいるだけでは、なかなか絵になりません。そのうちに、突然空に舞い上がったサギのつがいを、レンズを望遠側にしてすかさず撮影(中央)!コンパクトカメラながら、2羽が並んで飛翔する姿を写し止めることができました。
そうこうするうちに、太陽が傾き、池のほとりに茂る枯れたススキの穂をあしらって夕日も1枚(右)!
海岸に出ると、地平線を覆った雲の中に夕日が沈む瞬間を、都心のビル街のシルエットを入れて撮ることができました(左)!



日が沈めば、今度は月です。群青色の空を探すと、本日の月は既に天の高いところに。地上の景色をからめて撮ることはかなわず、臨海公園といえばこれ!の大観覧車のゴンドラと一緒に撮影(左)!かなり膨らんだ下弦の月、ゴンドラに乗った人たちからは、もっと近くに見えたのでしょうか。
臨海公園を後にすると、コースは湾岸の国道と高速を陸橋でまたぎます。日曜のこの時間帯になるといつも、東京ディズニーランドなどから帰る車が渋滞して、赤いテールランプの行列が見られます(右)!
陸橋をまたぐ手前で、橋の上を見ると、行き交う人たちがライトに照らされてきれいに見えました。背景になる向こうの空が、その先にある葛西ゴルフ場のライトで照らされ、人がさらに浮き立って見えるのです。
しばらくすると、公園で集めてきたのか、大きなゴミ袋いっぱいに空き缶を入れて両手にさげた男性が橋を渡ろうとしました。さっとカメラを向けると、さらに自転車に乗った母親と男の子が(中央)!
「それぞれの家路」という感じの、ちょっと雰囲気のある「社会派」風の写真になりました。
【追記】
写真の説明は以上なのですが、ちょうど社会派風の写真を紹介したついでに、一昨日に見せていただいた本物の社会派の写真展のご紹介を。
その写真展とは、医師で写真家、そして「国際協力師」でもあって、NPO法人「宇宙船地球号」を率いられる山本敏晴さんの「ルーマニアの記憶…大切なものは何?…」というタイトルのものです。
といっても、新宿のペンタックスフォーラムで開かれているこの写真展、実は明日が最終日で、しかも午後4時まで。お近くに仕事場がある方は、お昼休みにでも訪れてみてください。
写真を通じて、外国への理解を深めてもらおうと努力している山本さんは、国際協力活動などで訪れた世界各地の国々でヒューマン・ドキュメント的な写真を数多く撮影。
カンボジアやケニア、そしてルーマニアでは、子どもたちに「大切なもの」の絵を描いてもらったうえ、その絵から浮き彫りにされる社会問題などを、写真でフォローするという手法で作品をつくり、写真展を開いたり写真集をつくったりされています。
今回のルーマニアをテーマにした写真展では、「主人公」の高校生たちのポートレイトと、かれらが描いた本物の絵、それに環境など様々な問題をフォローする風景などの作品が、幾つもの組写真として展示されています。
生徒たちの描いた絵もすばらしいのですが、山本さんの写真もまた、絵としても美しく、訴えたいことがストレートに伝わってくる、すばらしい写真ばかりでした。
実は、山本さんは私の写真展「走った!撮った!世界のマラソン」にも来場してくださいました。そのときが初対面だったのですが、そのあと、ご自身のブログで私の写真展のことを、とても好意的に取り上げてくださいました。
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65350016.html
そのときは、そんなすごい方だと知らず、きっちりごあいさつもできませんでした。今回の写真展に行ったのも、ご紹介させていただいたのも、こんなに遅くなり、申し訳ございませんでした。
と、おわびを申し上げつつ、今ごろになって、お礼も申し上げます。ありがとうございました!!!

コメント:0
