“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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ランナーズで誌上写真展!

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1週間ほど前に発売された雑誌「ランナーズ」の7月号に、私が4月にパリマラソンを走って撮った写真9枚が、見開き2ページを使う「走るマラソンカメラマンの誌上写真展」として掲載されています!!!
既に、ご覧になった方も多いかとも思いますが、遅ればせながら本日の記事として紹介させていただきます。

「ランナーズ」さんとは、「東京夢舞いマラソン」の取材や運営を通じて10年近く前から、編集長の下条由紀子さんらと親しくしていただき、これまでも海外マラソンンのレポートを中心に記事を書かせてもらうなどして、お世話になっています。
しかし今回は、写真展の後で落ち着かないままパリに向かうことになったうえ、パリ在住の「通信員」の方が「ランニング便り」を誌上で連載されていることもあって、「自分が書かなくても間に合っているか」と思い、あえて編集部にご連絡をしていませんでした。

ところが帰国後になって、写真展にもいらした編集部の高瀬晋治さんから連絡をいただき「パリの写真だけを使わせてもらうことはできませんか」と頼まれました。
「え、記事は書かなくてもいいの?」と少し疑問を持ったまま紙面を見せていただいて、やっと納得です。
紙面の約4分の3は写真で、左ページの20行余りの記事は参加者、完走者の数や優勝者とそのタイムなどファクトを中心に簡潔にまとめたもの。右ページには私のプロフィールと格好いいキャプションがあります。

「音楽や彫刻、絵画など、様々な芸術の中心地として知られるパリ。文化の薫り漂う美しいレースの情景を、走るマラソンカメラマン・辰巳郁雄さんの迫力ある写真でご堪能あれ!」というのがそのキャプション。
これって、ちょっと格好よすぎませんでしょうか?

ともあれ、2ページぐらいの紙面に記事も写真も収めるなら、これぐらい思い切ったレイアウトの方が、ずっとインパクトがあります。
以前の海外マラソンのレポートも、私がつい駄文を長く書きすぎて、そのため写真が小さくなってしまい、今回に比べると紙面が中途半端な感じになる場合もありましたので。

ただ雑誌や記事の性格上、仕方がないとは分かっていながら、ちょっと疑問に感じたのはメーンの写真。
「パリマラソンといえばコレ」しかない、凱旋門を背景にシャンゼリゼを駆け下りるランナーたちです。
スタート直後の、こうした絵柄の写真は、オフィシャルや報道のカメラマンの多くが撮っているものです。
言い換えれば、私が「走った!撮った!」をしなければモノにできる写真ではありません。

実際に私は、その際、カメラマンたちが陣取っている場所に近づき、彼らの背後に回って撮影しています。
スポンサー名のロゴが、ちゃんと凱旋門の真下に、大きく見えるように配置されていて、オフィシャルの写真と見まがうほどです。
でも、やはり雑誌の記事のレイアウトとしては、この写真がメーンでなければ締まりがないわけで、「これは、とにかく押さえておかなければ」と思って、じっくり、きっちり撮っていた自分を「よくやった」と、ほめてやりたいような気もしてきます。

とにもかくにも、高瀬さん、ランナーズ編集部の皆さん、今回もありがとうございました!!!
遅ればせながら、感謝の気持ちを込めて、「ランナーズの誌面を見せる自分」の写真も掲載です(中央)!
私が着ているTシャツは、もちろんパリマラソンの完走Tシャツ。ロゴなどが見えませんが、ご勘弁を。
だって、カメラを三脚にのせて、セルフタイマーで撮ったわけですから!

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タバコは美容の大敵!

本日は本来お休みでしたが、友人が講演を行うタバコ問題のシンポジウムに、仕事を兼ねて出かけました!
このシンポは「2010年世界禁煙デー記念シンポジウム」。5月31日の世界禁煙デーを前に、厚生労働省や日本医師会、「たばこと健康問題」のNGO協議会などが開いたものです。

東京・千駄ヶ谷の会場となったホールは、対談のゲストとして人気アイドルグループ・AKB48のメンバーらが参加したこともあって、約300席が満員の大盛況でした。

世界禁煙デーを制定した国連保健機関(WHO)が掲げる今年の標語は「ジェンダー(男女の差)とたばこ~女性向けのマーケティングに重点をおいて~」。これを受けた厚労省による「禁煙週間」(5月31日~6月6日)のテーマは「女性と子どもをたばこの害から守ろう」。
両者のニュアンスが微妙に異なる点は気になるところですが、共通しているのは女性を、タバコの様々な害から守ろうということ。

喫煙や他人のタバコによる副流煙の被害は、母体としての女性にとっても女性の美容にとって深刻です。
そうであるにもかかわらず、喫煙率の低下を盛り返そうとするタバコメーカーは、女性をターゲットとした商品の開発や宣伝・広告に力を入れています。

こうした問題に以前から取り組みながら、「タバコは美容の大敵!」と名付けたウェブサイトを運営されている友人の平賀典子さんが、シンポジウムのメーンの講師に抜てきされ、「ぜひ来場してほしい」とおっしゃるものですから、休みも何もあったものではありません。
久々にビデオカメラや三脚を抱えて、ビデオ撮影を含めた取材に駆けつけさせていただきました。
なにしろ典子さんは、私の写真展の際、ギャラリーが休館の火曜日に間違って足を運ばれ、そのあと仕事を工面して再度、来場してくださったということもありますので。

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女性の問題がテーマだけに、シンポジウムのボランティアも会場に訪れた人も女性が目立ちました(左)!

講師の典子さんはご覧の通りの美人。タバコ問題に取り組む市民グループのメンバーの間ではマドンナ的な存在です(中央)!
自分自身が大の嫌煙家で、テレビ局に出向していたころ以来、タバコ問題の取材を数多くこなしてきた私は、典子さんとは、かれこれ10年近いおつきあいです。
私の写真展に4度いらしたバレエ講師の植野元子さんが以前、新橋の飲み屋街で唯一お酒が飲める禁煙の店を閉店しようとしたとき、仲間の女性が交代で店番をできないかと中心になって画策されたのが、典子さんでした。
(私は、その話を記事に書き、スポーツ紙などが大きく取り上げましたが、残念ながら店は閉店しました。)

私は以前、ランニングクラブ「明走会」の月例会と同じく、タバコ問題グループの月例会にも「ネタ集め」を兼ねて毎回、顔を出していました。
明走会もタバコ問題の会も、共通しているのは、皆が仕事を離れて1つの目標に向かっているため、雰囲気が前向きで楽しいこと。そして、お酒の場になっても、誰1人タバコを吸わず、煙たくないことです。
そりゃあそうですよね。どちらも健康が何より大事だと思っている人たちが集まっているわけですから。

典子さんの講演は、大充実のウェブサイトに沿って、タバコの害を知らせる海外のCM映像なども折り込み、とても分かりやすい内容になっていて、参加者らから好評でした!
タバコを長年吸う人は、シワだらけで不健康な顔「スモーカーズフェース」になるなどの怖い内容の一方で、「タバコは老化を促進するサプリ」といったユーモアのきいた表現もあり、つい引き込まれてしまう講演でした。

その内容は、「47ニュース」の動画ニュースでも紹介しました(平賀さんのインタビュー付きです)!
http://www.47news.jp/movie/general/post_5186/
平賀さんご自身のウェブサイトも、どうぞご覧になってください!
http://tobacco-biyou.jp/

そして、対談「一緒に学ぼう!たばこの害」で登壇したAKB48のメンバーは佐藤夏希さん、秋元才加さん、松原夏海さんの3人(右)!!!

たばこの害をめぐって医師の内田健夫さんの話を聞き、受け答えする3人の表情は真剣そのもの。
「百害あって一利なしのタバコを、なぜ国が禁止しないのですか」(秋元さん)などという素直で鋭い発言も、何度も飛び出して、なかなかたのもしく思えます!
「タバコはやめましょうと訴えて、影響力のあるアイドルグループを目指します」という佐藤さんの決意には、会場から大きな拍手がわき起こりました!!!

韓流ブームで稼いだヨン様ことペ・ヨンジュンさんが大金を慈善活動に寄付したり、香港の大アクション俳優、ジャッキー・チェンさんが、タバコ撲滅キャンペーンの先頭に立ったりするのに比べ、日本の芸能人の多くは、どうも社会的な活動に乗り出すことに及び腰のように見えます。
特にタバコについては、いまだに「格好いい」「演出効果として必要」などとして芸能界ばかりか、文化人らの間でも擁護論が、まかり通っているという現実があります。

職場や交通機関での禁煙は進んだものの、お酒が飲める店の大半は健康増進法に反して「ガス室」のまま。

こうした、まだまだ立ち後れた日本のタバコ対策の現状を思うと、典子さんやAKB48のメンバーらの活躍や発言は、とても心強く思えます。やはりこの問題でも、頼りになるのは女性のようです!

運動会、バラ園

本日は一昨日に天候不良のため行けなかった丹沢山地に、トレランに出かけようと目論んでいたのですが、またしても天気予報にくじかれました。早朝に目をさまし、予報を見たところ、近郊の山はおろか5合目までは走れるはずの富士山でも雨とのこと。再び寝床に入ることにしました。

朝寝をさまたげてくれたのは、大音量のスピーカーから流れる音楽やアナウンスと歓声!何かと思って窓の外を見ると、マンションの部屋から見下ろす小学校のグラウンドで運動会が開かれていました。

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再び眠ることなど、とてもできず、ベランダからしばし観戦することにしました(中央)!

ベランダに出る窓の近くに陣取った愛猫のチーコも、何をやっているのかと興味津々(左)!

いろんな競技や演技が繰り広げられるなかで、特に感心したのは徒競走。
子どもたちの走りが女の子たちであっても、なんとまあ、力強く、しなやかなこと(右)!!!
体幹を軸に全身を大きく使って、「走るのが楽しくて仕方ない」といった感じのダイナミックな走りです!
自分はといえば、長距離を走り慣れて、歳とともに制御装置が利きやすくなり、こんな走りはできません!
これとは反対に、いわば、疲れを残さないような「ずるい」走りばかりをしているように思うわけです。
この走りに触発されて夕方のランニングでは、2キロ半近くある荒川堤防の直線で、かなりきつい速さで走る「ペース走」を盛り込むことにしました!

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騎馬戦で感心したのは、子どもたちが、靴を脱いで裸足で走り回っていたこと(左)!
これも自らを反省する材料になります。つまり、このところ足首周りの故障が続いているのは、もしかすると、保護機能が万全のシューズばかりを履き、足の筋肉を十分に鍛えられていないのではないかということ。
自分もかつて山で沢登りをするときには、地下足袋にワラジを付けて歩き、その際に足の裏や指の感覚が、よみがえるように感じたものです。
たまには、あえて柔らかいシューズを履いたり、再び地下足袋を履いて山を走ったりしてみたくなりました。

父兄の人たちが参加する綱引きも行われていました(中央)!
かつて定番だった「オーエス!」というかけ声は、いまや聞かれません。ただ単に引っ張ります。
父兄の方々は、ほとんどトレーニングウエアではなく、Gパンなどの私服です。明日は筋肉痛でしょうか。

遠くにある校舎のベランダに、紅組と白組の点数表が掲げられていました(右)!
たまにしか点数を更新してくれなかったものですから、その瞬間を撮るのに、けっこう待たされました。

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紅組と白組が競い合う運動会を見て思い浮かんだのは、赤や白のバラが咲く近所のバラ園です(中央)。
正確には「江戸川区レクリエーション公園」の「フラワーガーデン」というのですが、ここのバラは、私が会社で初任地だった前橋市にある有名な敷島公園のバラ園に負けないほど見事です。
ということで、本日のカメラを手にしてのランニングは、ここを通って近所を一周!

でも残念ながら春のバラの花の時期は盛りを過ぎたようで、近くで見ると、少し痛んだ花が目立ちます(左)。

地面には、散った花びらが、たくさん落ちていました(右)。

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そこで、なかなか絵にならないミドル気味のショットをあきらめて走ったのが、花の接写です!

手にしていたのは、伝統的に接写(マクロ撮影)に強いリコー製の「CX3」。接写はお手のものです。
先日「オキーフファン」さんにカタバミの接写に対するコメントをいただいていたため、ついつい調子に乗って、似たような絵柄の写真を3枚もアップさせていただきます!!!

私は、30年も前から花の接写をしていますが、山で出あった花を接写するのには、少し抵抗があります。
理由の一つは、わざわざ山に行って撮る写真に周囲の情景を写し込まないのは、もったいないということ。
二つ目は、余計なものを排除する接写の写真では、画面のデザインは自然の造形そのものになること。
つまり、自然の造形は、そもそもが文句なく美しいもので、それを単に切り取るだけの作業には、自分自身の美意識のようなものや、自分ならではの味付けが入り込む余地がないと思うわけです。

二つ目の理由からすれば、接写自体に意味がないことになりますが、ここは誰でも訪れることのできるバラ園です。自分にしか撮れない写真とは思いませんが、情景を撮さず、花をアップして遊ばせていただきます!

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開ききったバラのアップだけでなく、開き始めるバラの写真も1枚、掲載させていただきます(右)!
咲いてしまった花にも増して、つぼみや咲きかけの花は、さらに美しいもの。
きっと人間もそうなんでしょうが、それを肯定してしまうと、自分の立つ瀬がなくなってしまうわけで…。

バラ園には、花壇のほかにも、金網にバラをはわせてつくった「バラのゲート」もあります。
このゲートを撮ろうとしていると、犬を散歩させている女性が通りがかりました(中央)!
黒くてでかいワンちゃん。山で出あうと「クマだ!」と思って、逃げ出してしまいそうです。

そして最後に、バラ園の外れにあった「バラの壁」(左)!
垂直に立てた金網を覆うようにして伸びたピンクのバラが満開で、どの部分を切り取るか迷いました!

筑波山トレラン2

筑波山の山道を走って登ったトレラン(トレイルランニング)の報告は本日が後半の2回目です。
山頂付近と下山時に撮影した写真18枚を掲載させていただきます。
小雨で夕方とあって、暗めの写真が多くなりましたが、それなりに味わいもあるということで、お許しを!
例によって、まずは写真のみを掲載し、後ほど説明などを加えることにいたします。

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(ここからが追加分です。)
写真を撮りながら、のんびりと走りましたので、今回の山行きはトレランというよりは「トレイルジョグ」。
さほど疲れも感じず、汗もあまりかかないまま筑波山の最高峰・女体山に登りつきました。
山頂には「女体山御本殿」のお社があり、男体山に続く尾根の上には電波塔が並んでいます(右)。
周囲にさえぎるものがない独立峰とあって、電波を飛ばすには、この上ない場所なのでしょう。

本来なら、四方の絶景を楽しめるはずですが、あいにくの曇天で、ちょうど山頂は雲の底辺の部分。
視界は霞んだり、少し晴れたりを繰り返しますが、一瞬展望が開けたところで、すかさず記念撮影(中央)!
低山なので今回はハーフスパッツをはかず、短パンでしたが、実はちょっと肌寒かったです。

山頂の一角にヤマツツジを見かけましたが、気がついたときにはまた霞んで、背景は真っ白(左)!
登山道でも何カ所かでヤマツツジがありましたが、花の盛りはほとんど過ぎていました。
山頂の花も、良くご覧になれば、お分かりの通り、多少なりとも色が抜けて傷みかけています。

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尾根上のブナ林は、生態系調査の「モニタリング中」とのことで、登山道わきにロープがはられていました。
そのロープの下から大木を狙って撮ったところ、森は霧にかすんで、深山の趣を感じさせました(中央)!

ブナの林床に咲いていた紫色の花はヒイラギソウ。
葉の縁の「鋸歯」が尖って、ヒイラギに似ていることから名付けられたということです(左)!
この花もまた、盛りを少し過ぎているようでした。

ヤマツツジも、相変わらず木に咲いた花は、どれもこれも盛りが過ぎて、きれいではありません。
「むしろ地面に落ちた花の方が、絵になるじゃないか」と気付き、落ち葉や笹の葉と一緒に一枚(右)!

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男体山の手前にあるケーブルカーの駅は、最終便が残っていたため売店なども営業しているようでしたが、その前の広場に並ぶ売店は軒並み閉まっていました(中央)。
肌寒く、天候も心配でしたので、お決まりのビールを飲むことも忘れて、男体山に向かいました。

石の階段の角の部分に、落ちたヤマツツジの花が吹き寄せられていることろに、目を引かれました(右)!
レッドカーペット風とはいかないまでも、ちょっと洒落たデコレーションでした。

トウゴクミツバツツジの花びらが、シダの葉の上に落ちているところは色合いも模様もきれいでした(左)!
ブナ林に咲くこのツツジの名は、幹に取り付けた標識に書かれていたもの。
しゃがんでカメラを向けていると、下山してきたカップルの女性が肩越しからじっと見てられます。
「早く行こうよ」と言う男性を無視して「チョウチョですか」と聞かれました。
「そうですね。そうも見えますけど、ツツジの花です」と答えると、笑顔を見せて降りていかれました。

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男体山の頂上手前では、女体山からは見えなかった東側の展望も開けました(左)!

山頂の「男体山御本殿」のお社の前には、狛犬が天を拝むような格好で座っています。
顔の目鼻は崩れてなくなり、歯をむき出した口だけが残っています(中央)!
「笑い」だけを残して消えていく「不思議の国のアリス」の「チェシャ・キャット」のようでした。

西側の景色の遠くの方には、天空の夕日が、雲間からオレンジの光の筋を降り注がせていました。
その光を反射して地上では、水のはられた水田が輝いていました(右)!

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夕暮れが迫り、雲行きも怪しかったものの、5時20分の最終のケーブルカーには乗りませんでした(左)!
こんな軟弱な行程のまま終わっては、半日を費やした意味がないと思い、下山道を走り出したのです。

しばらく降りたところで、わき水が流れをなしているところがあり、足を止めました。
掲げられた看板を見ると、なんとこれが百人一首でうたわれた、かの「みなの川(男女川)」です(中央)!
平安時代の清和天皇の第一皇子、陽成院による百人一首の第13番の歌は次の通り。
「筑波嶺の 峰より落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる」
私は、中学時代に百人一首を全部覚えて、家族とかるたに興じたものですが、この歌は恋心をうたいながら、子どもでも比較的分かりやすい内容だと思えました。
こんな歳になって「峰より落つる」場面を、間近に見られるとは思いもよりませんでした。

下山道がケーブルカーの線路に出合うあたりでは、春の花のシャガがまだ、咲き残っていました(右)!

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下山道は、筑波山神社の境内の真上に降りてきます。本殿の屋根を見下ろすのも趣がありました(左)!

本殿のひさしに入るやいなや、まさにドンピシャのタイミングで強い雨が音をたてて降り始めました。
10分でも前に本降りになっていれば、ずぶ濡れになるところで、ラッキーでしたが、駐車場まではまだ数100メートルを残しています。仕方なく、おにぎりを食べるなどして雨宿りを決め込むことにしました。
そのつれづれに撮ったのが、入山前にも写真におさめた本殿の大きな鈴(中央)!
といいますのも、この鈴の裂け目が、ガマガエルの口に見えて仕方なかったものですから。

そして今回も、トレランの締めくくりは言わずと知れた温泉!
登山口にほど近い日帰り温泉の「つくば湯」は、露天風呂もあって、くつろげます。
十分に体を温めて、再び愛車のジムコを飛ばして帰途に。わずか1時間20分で帰宅できました。
車内でラジオを聞くと、東京は日中、土砂降りの雨に見舞われたとか。筑波山行きは正解だったわけです!

筑波山トレラン1

本日は平日に休みをいただき、茨城県の名山・筑波山を、山道を走るトレイルランで登って来ました!
報告は2回に分け、合わせて36枚の写真とともに掲載いたします。
そして、またまた例によって、とりあえず1回目は写真のみのご紹介です!

(ここから追加分です。)
しばらく山を走っていなかっため、本日は当初、東京近郊では奥多摩と並ぶ本格的な山域である神奈川県の丹沢山地に入る予定でした。しかし、天気予報を見ると、関東地方は午後から天気が不安定に。
特に丹沢あたりは、ちょうど雨雲に覆われることになっています。そこで天気が持ちそうで、雨が強まった際にケーブルカーやロープウエーで下山できる筑波山に行き先を変更したのです。

低山でありながら標高が877メートルと高尾山よりも高く、日本百名山の一つにもなっている筑波山ですが、私はこれまで登る機会を逸していました。
平野の中で、ここだけが盛り上がった独立の山塊であり、ケーブルなどで一般の観光客も簡単に登れることから、「深い山」が好きな私は避けていました。トレランをするにも、縦走路などはないため、せっかく登っても、そのあとは下りてくるだけになるのが、つまらなく感じていたのです。

しかし、「富士登山競走」の練習と割り切れば、手軽に、かつ気軽に行けるうえ、約600メートルの標高差を一気に登ることができて、「便利な」山でもあります。
富士登山競走を何度も完走された天気予報士の平井信行さんが、ホームコースにしているということも思い出し、食わず嫌いを解消してみようと思ったというわけです。

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筑波山は公共交通機関の便が悪いものの、私の自宅から車で行くには便利なため、今回の足は愛車です!
といっても上等な車ではなく、24年前に会社の初任地である群馬県で買った、まさにポンコツ。四輪駆動の軽自動車であるスズキのジムニーで、愛称は「ジムコ」です(左)。
どの駐車場に入れても、間違いなく最もオンボロのジムコを止めたのは、登山口にあるつくば市営の駐車場。
後方の電話ボックスの上には、筑波山のシンボルであるガマガエルの置物が見えます。
ただでさえオンボロのジムコは、久々に乗ったことから屋根やボンネットの上が、砂ぼこりで真っ白!

駐車場に着く前の道路わきからは、田植え後の田んぼの向こうに筑波山の雄姿が見えました(中央)!
ご覧の通り筑波山には「双子」のピークがあって、右が最高峰の「女体山」、左は少し低い「男体山」です。
山の上にわき上がる入道雲のような雲は、この後に大きくなって私が走っている間は小雨を、下山直後には激しい雨を降らせました。おかげで、愛車のジムコは「洗車」されて、ピカピカになりました!

登山道はまず、ふもとにある筑波山神社の手前で、巨大な赤い鳥居をくぐります(右)!

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筑波山を御神体とする筑波山神社は古代からの由緒を誇る神社で、平日も参拝客が耐えません(右)!

本殿の正面の欄間に取り付けられた、しめ縄の上には、巨大な鈴が下がっています(中央)!

本殿のわきに設置された石の彫像は、ガマガエルではなく、普通のこま犬でした(左)!

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筑波山神社のわきから女体山に至る登山道が山道に入る手前の湿地で、咲いていたのはキショウブ(左)!
野生化した外来種の花ですが、アヤメの仲間は、梅雨が近いことを思わせる曇天には似合っていました。

山道は初めのうち、カシやシイ、モチノキなどの常緑樹が優勢な、いわゆる照葉樹林の中を通ります。
葉の表面がツルツルした照葉樹の木々は、若葉の時期。古い葉の上に伸びる若葉が目立ちました(右)!

地面の落ち葉も常緑樹のものが多く、赤や黄色に色づいたものも!
それらに交じって、落ちたフジの花が見えるところもありました(中央)。

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暗く湿気た感じの森では、木の幹に、びっしりとコケが生えているところもあります(左)!

常緑樹であるアオキの赤い実が、小雨に濡れた岩の上に落ちているのも見えました(右)!

平日で、午後2時すぎから歩き出しましたが、途中で数組のハイカーとすれ違いました(中央)。

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登山道がロープウエーのワイヤをくぐる手前にある小さな広場に咲いていたのはサクラソウ(左)!
花は盛りを過ぎていて、しおれた花が多かったため、きれいなところだけをアップで撮りました。

その少し前で、おにぎりをいただいていたところ目についたのが、小さな木の花(右)!
ウツギかガマズミの仲間のように見えますが、名前は後で検索したいと思います。
立ち止まったところでしたので、接写用のマクロレンズを使って撮影しました。

女体山の頂上が近くなり尾根の上を歩くと、大きな水たまりもあり、水面に映った木々も撮影(中央)!

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筑波山の山頂付近には、ブナの森も見られます(左、中央)!
東京近郊の山でブナの森が見られるのは、標高1000メートル以上が一般的ですが、ここはそれよりも低く、800メートルほど。独立の山塊のため、風などが気候や植生に影響しているのでしょうか。

尾根の上では、さまざまな形をした巨岩、奇岩が次々に現れ、それぞれに名前がつけられています。
そのなかで「なるほど」と、特に納得したのは「ガマ石」(右)!
有名な「ガマの油」の売り口上をつくった永井兵介は、この石の前で口上を考え出したといわれています!