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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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明走会トレラン部が大集合!

昨夜になりますが、私が所属する「明走会」の分科会「トレラン部」の懇親会が盛大に開かれました!

明走会は会員数が数百人に上る巨大なランニングサークルですが、その分科会のなかでも「トレラン部」は、50人以上のメンバーを擁する最大の「派閥」です。
山道(トレイル)を走るトレラン(トレイルランニング)をたしなんでいる仲間たちとあって、私と同じく、そもそも登山好きの「山や」も多く、メンバーは健脚ぞろい。
その実力は、5月の明走会駅伝大会で、ぶっちぎりの優勝を飾ったことからも証明済みです。

その中にあって私は富士登山競走には挑戦しているものの、写真を撮りながら独りで山に入る方が好きで、練習会や大会にはあまり出ない、いわば「異端児」。
昨日は、日曜勤務の代休をいただいていたうえ、カゼを引き込んでいたために「どたキャン」も考えましたが、こんな機会に顔を出さなければ、本当の「幽霊部員」になりそうですので、出席いたしました。

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懇親会の会場は、東京・六本木のベトナム料理店で、終了間際に参加者全員で記念撮影(左)!
自宅から駆け付けたこともあって、私はベトナムと同じ東南アジアのインドネシアで調達した「バティック」(ろうけつ染め)のシャツで登場させていただきました。

それに続く「締め」は、なぜか古風な「万歳三唱」(中央)!!!
みんなで高い山の登頂を祝うような雰囲気でした。

私が遅刻して会場に来て間もなく行われた何回目かの乾杯で、音頭をとってくれたのは古瀬康彦さん(右)!
古瀬さんは駅伝大会でも、チーム「野やまや」のメンバーとして激走されましたが、なんと、その1週間前に、福井県の小浜市から京都市まで山を越えて走る76キロの「鯖街道ウルトラマラソン」を完走!
乾杯に先だって、その報告をされました。

(★ここからは加筆分です!★)
さて、鯖街道とは、かつて京都が都だったころ、鯖など日本海の海の幸が運ばれた何本かの道のことだそうです。
そして街道が越えていく山々は、京都の北にあって「北山」と呼ばれ、関西の山好きには知られた存在です。
標高はわずか1000メートルに満たない北山の山々ですが、奥深い原生林が広く残されている地域もあり、「山登り」の対象として、手強い山も少なくありません。

そのなかでも京都、兵庫、福井の県境の由良川の源流地帯に広がる「芦生(あしう)原生林」は、京都大学の演習林として保存され、ツキノワグマも多く生息する森。
この芦生原生林を含む北山は、独自の進化論を提唱した登山家で生態学者だった故今西錦司さんや、森林生態学の大家で、昨年亡くなった故四手井綱英さんら「京都学派」の現場主義的な大先生方のフィールドでもありました。

そうした先生方の著作などに学生時代から感化された私は、中学時代から芦生原生林を彷徨して、京都の大学に通っていたころには、毎週のように北山に入り、道という道を歩きつくしていました。
というわけで、この鯖街道ウルトラマラソンのコースが通る久多、八丁平、大見、花背峠-といった地名には、えも言えない郷愁を誘われます。

いまや東京を足場にして気軽に2000メートル級や3000メートル級の山々に出かけ、走っている私ですが、長らく足を踏み入れていない北山の山々の特別な趣は、忘れられないものです。

それは一口で言うと、太古から人間が森に分け入って暮らしてきた臭いのようなものです。
山の中にある集落のたたずまいが、自然となじんでいる感じ。渓谷沿いの山道が地形になじんで、歩きやすくついている様子。
そしてさらに、その人間の臭いは、京都の市街地から最奥にある芦生原生林に向かって次第に薄れていき、その薄れ具合が見事なグラデーションをなしています。植林地が次第に少なくなっていくというふうに。

鯖街道のコースは、原生林に近いところから京都の町に向かって南下しています。
山深い地域から、都の臭いが濃くなっていく情景を味わいながら走るのは、けっこう楽しそうです。
私が胸に記憶する懐かしい北山が、どんな印象に変わっているのか。それを見るのは、なんだか怖いような気もしますが、この鯖街道ウルトラマラソン、一度走ってもいいかなと思い始めています。

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