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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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山寺を訪問2

「さくらんぼマラソン」の帰りに立ち寄った松尾芭蕉ゆかりの地、山寺(立石寺)の報告は2回目の後編。
山寺で一番の眺望を誇る「五大堂」を経て、再び石段を下り、ふもとにあるJR山寺駅にたどり着くまでです。

1回目と同じく、掲載する写真は15枚(山寺の写真は、これで合わせて30枚)!
例によって、まず写真のみアップさせていただき、追って説明などを加えることとさせていただきます!

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山寺で随一の展望台は、「五大明王を祀って天下泰平を祈る道場」という「五大堂」(左)。
京都・清水寺の舞台のように斜面から、せり出したようになった「懸け造り(舞台造り)」の木造建築で、巨大なバルコニーのようです。

「舞台」の、へりの欄干のところに来ると、山形・宮城県境の山々や、そこから流れてくる川に沿って広がる、ふもとの街並みが、180度のパノラマとして眺められます(中央)!
右端の山の手前に、歩いてきたJR山寺駅が見えています。


眺めを楽しんでいると、先ほど大仏殿で線香を供えていた4人組の美女が来て、携帯電話で景色をバックに記念写真を撮ってほしいと頼まれました。
そのあと「しまった。デジカメを忘れちゃった」と話す声が聞こえましたので、「メールでお送りしますよ」と話し、撮影させていただきました(右)!それに、写真をブログに掲載することも了承してくださいました!

うら若い美女4人は山形市内から車で来たとのこと。そのうち沖縄出身という手前右の千恵さんを含め2人は山寺に来るのが初めて。残る2人は、ともに子ども時代以来2回目だと話されていました。
私も大学時代の4年間を京都で過ごしながら「いつでも行ける」と思って行かずじまいになった有名な寺社が多くありました。「灯台下暗し」は、地元の名所については良くあることなのですね。

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長い石段の上から3分の1あたりにある「仁王門」の内側には、ケヤキ材の壁や天井の一面に、人の名前を勘亭流などの文字で大きく印刷した紙が、すき間のないほど、びっしりとはられています(左、中央)。
寺に寄進した人の名前を書いた紙なのかと思って撮影しましたが、この紙を何と呼ぶのか分かりません。

仕方なく山寺に電話して聞いてみたところ、応対された女性は「そうじゃないのですよ」と意外な答え。
「本当は、はってもらっては困るんですが、いつの間にか勝手に、はられてしまうんですよ」
ということは、これは一種の「落書き」。「建造物損壊」に当たる犯罪行為じゃないですか!!!
門の左右の袖の部分には、運慶の弟子たちの作といわれる仁王尊像が「邪心をもつ人は登ってはいけない」と睨みつけているということですが、神通力は通用していないようです。

石段を下っていくと、林の中に白い大きな花が見えました。ホオノキ(朴の木)の花です(右)!
「朴葉味噌」や「朴歯下駄」で知られるホオノキの花は、山で見る木の花の中でも最も大きな花なのですが、高いところで、やはり最も大きな葉の上に咲くとあって、なかなか見ることができません。
この場所のように、多少の見通しがきく急な斜面ならではの幸運でした。

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石段のわきには、あちこちに石のお地蔵さまが置かれ、子ども用の前掛けをしたお地蔵さまも(左)!

再び山門をくぐって、根本中堂に続く敷地を戻っていくと、行きには気付きませんでしたが道のわきには、松尾芭蕉と「奥の細道」で同行した門人の曽良の銅像が置かれていました(中央。手前は曽良、奥が芭蕉)!

根本中堂の前の石灯ろうの、はかまの部分の上には、おみくじを頭や首に巻きつけた犬の置物が(右)!
安っぽい感じのこの置物は、どう見ても誰かが勝手に置いたもの。
これが後生大事に扱われているのを見ると、仁王門の「落書き」を見たときとは逆に、霊験あらたかな山寺の「気」に触れた人たちが、やさしい気持ちになるのかも知れないとも思えます。
 
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山寺の町に戻って立ち寄ったのは、駅前の交差点の角にある商店で、その名も「かどや」(右)!
行きに通りがかった際、店先に、おいしそうな山菜が並んでいるのを見て、夕方遅くまで営業してられることを確認して「帰りに寄ります」と、店のおばさまらに言い置いていました。

最初に応対してくれたのは、おじさま。「これは高級なんですよ」と勧められたシドケ、小ぶりのコゴミ、ゆでてたたくとヌメリが出る東北特有の山塊であるミズ(ウワバミソウ)、マタタビの若葉などを注文。
包んでもらう前に、これらの山菜を、おじさまに持ってもらって撮影させてもらいました(左)!

すると、おばさまも出てきて、木灰でゆでてアクを抜いたワラビを「お得よ」と勧められ、いただくことに。
「ワラビまで勧めちゃったから」と、おばさまがサービスしてくれたのは、キュウリの1本漬け(中央)!
行きの玉コンニャクに続いて、マラソン会場で食べそびれた「ご当地スナック」を再びゲットしたわけです。
「そのまま、かぶりつきなさい」と言われるまま、ガブリとやると、さわやかな塩味が最高でした!

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行きに登山口の商店で買った焼きおにぎりを「お山」(と店の人が呼んでいました)の上で食べたものの、下る途中でまたお腹がすいてきました。
山形名産のソバを、ふもとで味わって帰ろうと、急げば間に合った6時ごろの電車をやりすごし、キョロキョロしながら山寺の町を歩きましたが、飲食店はことごとく店じまいして通りは閑散としています(左)!

古風な木造建築のJR山寺駅(中央)の駅前にも、開いている食堂などはありません。
駅員の方は「このあたりは、みんな閉めるのが早いからねえ」と、すげない受け答え。

結局、およそ1時間後にやっと来た仙台行きの電車に乗って帰途に就きました(右)!
ゲットした、お土産にまつわる秘話は、日をあらためてさせていただきます!

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