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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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三頭山ミニ登山1

東京・奥多摩にありブナの森で知られる三頭山に13日、ミニ登山に出かけました。
報告は2回にわたる予定ですが、第1回の写真12枚をとりあえず掲載いたします。
例によって、説明などは追ってさせていただきます。

(ここからが追加分です。)
さて今回の山行きは、天候が悪く時間的な余裕もなかったことから長距離のトレランではなくミニ登山です。
前日夕に、ややきつめのトレーニングをしたこともあって、たまには軽めのミニ登山も悪くないものです。

東京と山梨の都県境にそびえる三頭山(みとうさん)は標高1527.5メートル。
2000メートル余りある東京の最高峰・雲取山よりは低いものの、雲取山など「奥多摩」の北部の山々とは、多摩川を隔てて南側にある山域の中では最奥・最高の盟主的な存在。
奥多摩南部の玄関口であるJR武蔵五日市駅の近くから、馬てい形の山脈の70キロ余りを徹夜で縦走する「ハセツネ」こと「日本山岳耐久レース(長谷川恒男カップ)」では、コース半ばで通る「頂点」の山です。

三頭山の一帯は、奥多摩南部では、ほぼ唯一ブナの原生林がまとまって残されている地域でもあります。
とはいうものの「都民の森」として遊歩道などが整備されているうえ、その入口の標高約1000メートルまで「奥多摩周遊道路」を利用して車で入れるため、半日もあれば、この大自然に触れることができます。
東京の近郊で手軽に楽しめる山としては、ミシュランの「三つ星観光地」に選定された高尾山が有名ですが、それと並んで、さらに深山の雰囲気も味わえる「穴場」的な山として、お勧めできる名山なのです。
また、ふもとには登山口にほど近い「数馬の湯」や、少し離れた「瀬音の湯」といった日帰り温泉施設もあり、汗を流して山行きの「締めくくり」をするにも事欠きません。
(今回、私は瀬音の湯で、ヌルヌルの温泉を楽しみました。)

BL0614三頭山1R1002906  BL0614三頭山2R1002915  BL0614三頭山3R1002930

都民の森の入口からの登山道は幾つかありますが、今回はハセツネでも通過する稜線上の鞘口(さいぐち)峠を経由して一気に山頂に登り、その少し先にあるムシカリ峠から谷沿いに下りました。尾根と谷の両方の景色を楽しみ、森をぐるりと一周するという、お手軽でありながら贅沢なコースです。
鞘口峠から稜線を上っていくと、間もなくブナを主体にした「ブナ帯」の森に入ります。
その手前の常緑樹が交じる広葉樹林では、アセビに似た木など常緑樹の若葉が、立派に伸びていました(右)。
暗い雲の中で光が十分に回りきらないこともあって、ツルツルした葉の「てかり」が強く、写真では葉の一部が真っ白になってしまいましたが、かえって質感が表現できました。

歩道わきには「マムシグサ」とも呼ばれるテンナンショウが、あちこちで「頭」をもたげていました(中央)。

ブナ帯の近くでは、いろんな種類のカエデの巨木も見られ、プロペラ形の実も落ちていました(左)。

BL0614三頭山5R1002942  BL0614三頭山6R1002946  BL0614三頭山4R1002938

ブナの森では、樹齢が数百年に達するとみられるような巨木にも、ところどころで出あえます(中央)!

ブナの木は、幹の表面に灰色や薄緑のまだら模様があるのが特徴です(左)。
この模様は、菌類と藻類が共生した「地衣類」によって描かれているということです。

ブナのこずえは、葉が成長して分厚く、緑濃くなっていて、地表近くには日の光が届きにくくなっていて(右)、林床を彩る春の花も、一通り咲き終わったようでした。

BL0614三頭山7R1002958  BL0614三頭山8R1002960  BL0614三頭山9R1002972

ここのブナの森はミズナラやカエデの大木も交じるものの、東京近郊の山としては大木の中で占めるブナの割合が高いようで、東北などで見られるブナばかりの「純林」に近い森の景色を思わせます(左、中央)。

登山道の真ん中で「爆発」したオブジェのように見えたのは、向こう向きに倒れた大木の根でした(右)。

BL0614三頭山10R1002990  BL0614三頭山11R1002994  BL0614三頭山12R1002997

三頭山の山頂からは、天気が良いときには富士山が見えるそうですが、私はこれまで昼間に2回来たものの(1回はハセツネの途中で深夜に来ました)一度も見たことがなく、今回も曇天で周囲の眺めは真っ白(左)。
次回は、ブナの森が琥珀色に染まる秋の、透き通った空気の日に来たいものです。

登山道では花は少なかったのですが、山頂近くでは星が散ったようなユキザサが咲いていました(中央)。

ユキザサの若葉が枯れ葉の間から顔をだしている様子は、目を引くデザインでした(右)。

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