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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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銀座に古座川

昨夜も駆けっこ仲間と銀座で酒席があり、1週間ほぼ毎日ハードに飲み続けるという体たらくを演じました。
さすがに体調も落ち、3週間後に迫った富士登山競走の見通しは黄信号から赤信号に変わりつつあります。

銀座1丁目で開かれた酒席の会場へと職場の汐留から歩いて向かう際、私が写真展を開かせていただいた4丁目交差点のリコーフォトギャラリー「RING CUBE(リングキューブ)」に立ち寄りました。
ちょうど私と同じく公募展に選ばれた方の写真展が開催中だと知り、親近感がわいて出かけてみたのです。

この方は和歌山県古座川町出身の久保圭一さん。
紀伊半島の南端に近い山間部にある故郷の景色や人々を撮した作品約50点を展示されています。

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写真展のタイトルは「時を忘れしまち-古座街道-」。
古座川町は人口3000人余りの林業の町で、深刻な過疎地帯でもあります。
久保さんが撮影された場所は、この町と、町の名前になっている古座川の河口部にあって隣接する旧古座町(現在は串本町)。
いずれの写真にも、まさに時が止まってしまったような懐かしいような山村の景色と、そこで暮らすお年寄りや子どもたちらの姿が、地元出身の方ならではの自然な視線から撮されています。

一見のどかで平和に見える山村の風景ですが、そこにはまた、過疎とともに産業やコミュニティーが崩壊していくことに対する危機感や寂しさも映し出されています。
写真はタテ位置にこだわって被写体を律儀に切り取り、周辺光量を落として中央部にある被写体を強調する-という独特のスタイルが貫かれています。
似たような絵柄や内容のカットも多いのですが、それが淡々と並べられているのを見ると、写真に描かれた「古座街道」を歩いてきたような気持ちになります。

ギャラリーから一歩外に出ると、そこは時が止まることのない喧噪の街・銀座(中央)。
4丁目交差点の角に建つリコーのビルの隣にある「鳩居堂」前は、数日前の路線価の発表で、地価の下落は激しいものの、依然として日本一地面が高価だとされた場所。
そんな立地のギャラリーに、「時を忘れしまち」の世界が再現されているのは不思議な感じがします。

いつもは街行く人のファッション以外、季節感に乏しい銀座ですが、昨夜は歩道わきに七夕の竹飾りが何本も立ち並び、本格的な夏の到来が近づいていることを感じさせていました。

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