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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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富士山で単独合宿2

23日の富士登山競走に備えて行った単独合宿の報告は本日が2回目。
4日の練習後、ふもとの富士吉田市内のホテルで1泊し、再び山に入った2日目の様子をお伝えします。
2日目もまた車道の終点である「馬返し」をスタート。今年初めてとなる登頂を果たしました。

当初、合宿の報告は2回で終えるつもりでしたが、写真がたくさんあることに気付き、全3回に変更。
今回は山頂で折り返し、8合目まで下ってきたところまでで、15枚の写真を掲載いたします。

前日に夕暮れ時まで走っていたこともあって、朝起きると全身に疲れをまとっている感じ。
早起きもできず、今にも降りだしそうな曇天の下、馬返しをスタートしたのは午前10時半近くでした。
脚も重たかったのですが、5合目の通過タイムは前日より少し早い1時間3分ほど。
トシをくって回復力の衰えを感じている割には「自分も、まだまだ捨てたものじゃない」と思えました。

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月曜とあって、前日に大勢いた富士登山競走の「同志」たちは、ほとんど見かけません。
そんな中、6合目にある「六角堂」の近くに来ると、お経や太鼓の音が聞こえてきました。
13世紀に日蓮上人が法華経を写経して埋めた場所とされる「経ケ岳」に建つ六角堂(中央)は、正式には「常唱堂」と呼ばれ、そばには日蓮上人の大きな立像が置かれています。

この日はちょうど「大祭」が開催されたということで、お堂の前には白装束の信者の方々が集まり(右)、その先では、登山道を下ってくる僧侶の方々ともすれ違いました(左)。

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森林限界を過ぎて砂利道や岩場を早歩きで登るようになるころには、さすがに脚が疲れてきたため、「歩幅を狭めに、早いピッチでリズム良く」を心がけるようにしました。
すると速く進んでいるように感じないまま登山客をどんどん追い抜き、知らず知らずに高度をかせげます。
5合目から山頂の「中間点」に当たる8合目の「太子館」までは、前日よりも10分ほど早い1時間10分余りで到達し、目標タイムより気持ち遅い程度。

少し安心して気が揺るんだためか、その後は疲れが出て、休みを挟みながら歩いたこともあり、結局のところ山頂には馬返しから約4時間、5合目から約3時間もかかりました。
とはいえ、2日連続の山登りであることを考えれば、まずまずの手ごたえを得ることができました。

写真のうち右は7合目付近で右手に見える大雪渓。雪面にはスノーボードのものとみられるシュプールが。
落石の危険もあるガレ場を通って、どんなふうに行き来したものか。
富士登山競走フリークよりも、さらに上を行くクレイジーな人もいるものだと、ちょっと驚きました。

左は競争の際に8合目の最終関門が設けられる地点の先で山小屋が並んでいるところ。
ここは左から須走口登山道が合流するところで、ガスの中で下山する際には道を確認する必要があります。
かくいう私も数年前、須走口の7合目まで下ってしまってから間違いに気付いて再び登り直すという予想外のトレーニングの「延長戦」を経験しています。

そして中央は「日の丸」のハチマキを締めて9合目付近を下ってきた外国人の登山者。
梅雨明け・夏休み前とあって登山者はまだまだ少ないこの時期、外国人の姿はよく目立ちます。

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吉田口登山道が山頂の一角にたどり着く手前には一対のこま犬と鳥居があります(右)。
しかし、この鳥居は富士登山競走のゴールゲートではなく、ゴールは左に曲がって少し先。
3年前の競争で登ってきた際には、ゴールそばの電光掲示板が制限時間の「04:30:00」を刻むのを目の当たりにして頭が真っ白になりました。地面に突っ伏してしばらく起きあがれませんでした。
そのときの記録、4時間30分11秒が私のベスト。
この鳥居を曇りのない笑顔でくぐるためにだけ、年がいもなく富士山の駈けのぼりを続けているのです。

2日連続の雨にならなかったのは幸いでしたが、山頂は白いガスの中で眺望はゼロ。
それでも若者たちは「富士山頂上浅間大社奥宮」の石碑の前で記念写真を撮り、満足そうでした(中央)。

山頂の小屋はまだ営業しておらず、暖をとるところはありません(この小屋は食事休憩が可能ですが)。
私は仕方なく、そそくさとウインドブレーカーの上下を着込んで下山を始めました。

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この時期に営業している小屋があるのは、8合目の上部「本8合目」から下。
私は本8合目の小屋のうち、登山競争の最終関門が設けられる「富士山ホテル」(といっても山小屋ですが)で食事休憩をとり(ここも小屋の中で休めます)、カップラーメンをすすりました。
「富士登山競走の練習ですね」と話しかけてくれた小屋の人に頼み、記念写真を撮ってもらいました(中央)。
ウインドブレーカーを脱いで身軽になり、「本番で、ここを通過できるように」との願いを込めて。

この小屋は屋根の上にはためくコイノボリや旗が目印ですが(左)、本番では、はるか天上にあるかのように高く見えて、登れども登れども、なかなか近づいてくれません。

このあたりは今年も残雪が多く、山開き前は、小屋の人たちが雪かきに精を出されました。
登山道わきには、まだまだ大量の雪が残っているところもありました(右)。

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富士登山をする人の多くは木製のつえ「金剛杖」を5合目で買い、途中の山小屋で「焼き印」を次々に押してもらうという一種の「スタンプラリー」をしながら登っています。
8合目の小屋の一つ「白雲荘」の玄関口で、スタッフが焼き印を押していて、作業を見せてもらいました。

柄のついた金属の型を炭火で熱して焼き印を押してられたのは若くて美人の女性スタッフ(左)。
作業に集中されているのに、私が「ちょっと、こっち見てください!」とおバカなお願いをしたために、うまく押すことができず、やり直しが必要になってしまいました。ごめんなさい!

木が焼けるほどの温度に熱した型を、素手で固定したつえに押しつける作業は、熟練した腕と細心の注意が必要にみえました(中央)。

焼き印を頼んでいたのは外国人の男性(右)。知人の分も一緒に焼き印が並ぶつえを両手に持ってもらうと、満足そうに笑みをこぼされました。これは、またとない記念になること請け合いですからね。
私も早く富士登山競走を卒業して、一度は金剛杖を片手に、ゆるゆるペースで登山を楽しみたいものです。

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