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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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忍野八海を散策

富士山6合目の星観荘で「ミルキーウェイコンサート」を楽しんだ翌日の8日、山麓の忍野村を散策しました。
富士吉田市に隣接する忍野村は、富士山の地中から流れてくるという湧水の池8つが「忍野八海」と呼ばれ、富士北麓を代表とする名勝ですが、富士登山競走を完走することで頭がいっぱいだった私はこれまで訪れる余裕がありませんでした。

実は星観荘の主人・井上さんの旧友で、コンサートの実行委員でもある和之さんが私の会社関係の先輩で、6合目から下山する際、私を車に乗せて忍野の案内もしてくださったのです。

忍野といえば富士山の撮影スポットとしてプロ、アマを問わず写真家の間で良く知られた場所。
湧水の池や、自然に囲まれ、ひなびた農村の景色を富士山に絡めた写真は誰でも見たことがあるはずです。
私も初任地・群馬県の上野村の知人で、日航ジャンボ機墜落事故の際に生存者を救出した消防団員の方が写真を撮りに年に何度も山を越えて忍野を訪ねていて、その写真を見せてもらった記憶があります。

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ところが忍野村の中心部に来ると、路地の両側にみやげ物屋が並び、観光客が押し合うように行き来して、京都の東山か嵐山にでも迷い込んだような感じ。ひなびた田舎のイメージは一気にくつがえされました。
本来は8つあるという池も、新たに湧水を引き込むなどしてつくった池が加わって増えているようでした。
ともあれ、かやぶきの大きなみやげ物屋の前にある池から雲間に見える富士山を狙って一枚(中央)。
こんな感じなのです、今の忍野は。

歩き始めてすぐ、和之さんが買ってくれたのが、忍野の名物になっている草餅(左)。
ふんだんに練り込んだヨモギの葉がかぐわしく、焼けた表面の歯触りがパリッとして、美味しかったです。

湧水の冷たさを感じることができる水槽もみやげ物屋街に設けられ、親子連れが手を水に入れていました。
「30秒間、手を入れてられますか」などという案内文がありましたが、確かにそれほどは我慢できないくらい冷たかったです。

BL0808忍野4R1004971  BL0808忍野5R1004995  BL0808忍野6R1005002

湧水をためた池は、水深が10メートルに達するものもありますが、水が透明なため底まで見えます(左)。
池に放たれているニジマスなどが泳ぐ姿はもちろん、投げ込まれた沢山の硬貨も底で光っていました。

この日はちょうど「忍野八海祭り」に当たり、それもあって観光客が多かったようですが、地元の人たちは池の間を流れる小川で大勢が釣りを楽しんでいました(中央)。
祭りの日とあって、ニジマスなどが釣り放題になっていたもようです。

その小川にかかる橋のたもとで、釣りの様子を見物していたところ、ご夫婦に連れられたワンちゃんが突然、何かに驚いたのか橋から落っこちそうになり、ダッシュして抱きかかえてやりました。
せっかくですので写真を1枚撮ってやろうとしましたが、私の太ももの間に顔をすりつけるばかりで、なかなか止まってポーズを決めてくれません。そしてようやく撮れたのが斜め向きの表情でした(右)。

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小川の橋の上にいると、すぐ近くの岸にいた男の子が見事に魚を釣り上げました。
「こっち向いて!」と叫んで頼むと、魚を糸に釣り下げたまま、恥ずかしそうに微笑んでくれました(左)。

小川にはカルガモの親子も隊列を組んで泳いでいました(右)。

カルガモは親子とも動きが素早く、連射が難しいコンパクトカメラで写真に収めるのは至難の技です。
流れの中を泳いでいたかと思うと突然、親が岸に上がってスタスタと斜面を登り、ヒナたちも列をなして後を追っていきました(中央)。

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忍野八海の散策を終えて富士吉田から電車に乗る前、昼食をとるため和之さんに連れて行ってもらった店もやはり吉田うどんの店。
駅からほど近いこの店は、日曜も営業している有名店ながら私は行ったことのなかった「はなや」(左)。
その名の通り、裏口にある庭の端には、百日紅の花が咲き誇っていました。

ここのうどんは吉田うどんの定番とは少し趣が異なり、キャベツや馬肉といった具は入れずネギとノリだけを薬味にいただくシンプルなつけ麺がオーソドックスなメニュー(中央)。
とはいえ麺は少し柔らかめであるものの、その太さといい、しっかりとしたコシといい、やはり吉田うどん。
良く冷やしたうどんは、ツルツルとした歯触りに舌触り、あっさりとした小麦粉の風味といった麺の美味しさを心ゆくまで楽しめて、大盛りでも飽きを感じることがありませんでした。

店によって作り方は違うものの、必ず出てくる「辛み」も、この店のものはシンプル(右)。
見たところ、良く入っているゴマはなく、唐辛子と味噌が主体のようで、麺の味を引き立ててくれました。

「うどんばかり食べていたら、長くなっちゃうでしょう」
そう言って笑う和之さんは、さすがに吉田の人とあって、この硬い麺を脅威のスピードでたいらげられます。
いえいえ、そのスピードにはかないませんが、私もすっかり吉田うどんのとりこになっています。

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