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夏に美味しい香味野菜

一昨日は美味しいお酒とともに「夏野菜」の紹介をしたのですが、写真はテーブルに乗せた野菜そのもの。
これでは私がなんだか動物園の住人よろしく、野菜をそのままたいらげたかのように見えなくもありません。
もちろん、ほぼそのままいただく野菜がないわけではありませんが、いただく前に多少の手はかけています。
そこで本日は、少しだけ手をかけた夏ならではの簡単料理、といいますか酒のサカナのご紹介です。

料理歴がかれこれ30年ほどになる私は、手をかけたメニューをつくれないわけではありません。
しかし、このところは、いろんな事情があって手抜きレシピばかりで済ませてしまいます。
冬の間ならメーンのメニューとして「つくる」のは、しょっちゅう鍋ばかりですが、さすがに夏の盛りにテーブルの上で火をたくのは勇気がいります。

そこで、鍋とは正反対の「冷菜」のようなものが、手抜きディッシュとして並んでしまいます。
そして、ついつい「脇役」として多用されるのが、「香味野菜」の数々。
そもそも香る野菜や山菜に目がない私ですが、夏は香りを楽しむ野菜や「ジャパニーズ・ハーブ」の類に一層食欲をそそられるのです。

ということで、昨夜の食卓にのせた香味野菜を使った料理、といいますか酒のサカナを3皿並べます。

BL0812夕食1R1005096  BL0812夕食2R1005085  BL0812夕食3R1005103

まずは鍋が暑いのなら、と思いたってこさえた「冷しゃぶ」といいますか、サラダのようなもの(中央)。
大きな皿にセロリの葉やグリーンリーフを手でちぎって並べ、さらにセロリの茎、キュウリ、ピーマンを葉ものと口当たりが合うようにスライスして並べました。
このうちピーマンは、スーパー内にある福島県のアンテナショップで昨日新たに調達した「不ぞろい」ながらも肉厚で色濃く香りの高いものです。

その上に乗せたのは、ゆでた黒豚のスライス。余計な油やアクとともに臭みを抜こうと丸ごとの黒コショウをすり鉢でつぶして、ゆで汁に入れ、ゆでた豚肉にもまぶしました。
飾りのトマトは、写真を撮ろうと思い立って、急きょ並べたもの。
つけ汁は醤油や味噌、酒、胡麻のほか、唐辛子と柚子からつくられた新潟の辛みペースト「かんずり」などを、適当に合わせてつくりました。

次の皿は、似たようなものが並ぶ結果になりましたが、ツマがたっぷりのカツオのたたき(左)。
カツオは生のものを自分であぶることも多いのですが、昨日は半額でゲットした静岡産のたたき。
できあいのたたきは、冷凍モノを使っていることが多いのですが、これは生をあぶった程度の良いもの。
おいしそうなマグロやカツオを見ると、つい愛猫のチーコの顔が浮かんで手が出てしまう「親バカ」な私。
昨日もまた、カロリー過多のチーコに「おやつ」を与えて、酒盛りのつきあいをさせてしまいました。

ツマは、スライスして水にさらしたタマネギ、刻んだ国産ニンニク、げんこつでつぶした上で刻んだショウガ、そして細切りの青ジソです。
このうち青じそは、やはり福島県の店で枝についたままドサッと袋に入った格安で香りの高いもの。
レモンが切れていたため、瓶詰めのスダチの絞り汁を使い、醤油、酒と合わせてタレにしました。

そして最後に、一昨日に買った枝と根つきの枝豆をゆででザルに乗せたのですが、なんだかビアガーデンのツマミのように見えますので、数日前にこさえたラッキョウの塩漬けを横にあしらってみました。
実はこのラッキョウ、お恥ずかしながら1カ月以上も前に酢漬けをつくろうと買い込みながら、冷蔵庫に入れてあったものです。

季節のモノは一度は食べようと心がけている私は、昨年も奥秩父の山に走りに行った際、ふもとの道の駅でラッキョウを買い込んだのですが、酢漬けを仕込んだのは数週間たってから。
ラッキョウは根や葉が伸びて表面が青っぽくなり、味が落ちてしまったようでした。
しかもそのラッキョウはいまだに冷蔵庫の中に残っていて、そのことが再び手間をかけて酢漬けをつくるのがおっくうになっていた理由でもありました。

でも、冷蔵庫に入っている買ってきたままのラッキョウを見ると、どうしても食べたくなるのです。
しかも、それは酢漬けではなく、生や塩漬けで食べたいのです。
「体が食べたいと思うものこそ、必要でおいしいもの」
それが料理の大きな鉄則の一つだと、私は常々考えていますので、その鉄則に従うことにしました。

考えてみると、沖縄の島ラッキョウは塩漬けで食べるのが普通ですし、西洋ラッキョウといえるエシャレットは味噌をつけて食べるものとされていますので、ラッキョウが酢漬けでなければならない理由はありません。
ラッキョウも島ラッキョウもエシャレットも味は酷似していますし、下ごしらえしたことがあれば分かるのですが植物としての構造もそっくりなのです。

しかも栽培種とは言えないほど細い島ラッキョウや、食べられない葉を付けたままで売られるエシャレットが、やたら高価であるのに比べて、梅雨時に出回るラッキョウは丸々と太って格安です。
というわけで、冷蔵庫に眠っていたラッキョウは、はれて塩漬けにされることになったわけです。
もちろん味は少し辛いものの最高で、お酒をすすりながら、ボリボリといただくことができました。

といった具合で、走って疲れたときや暑い夏に美味しい香味野菜。
売り場めぐりや料理を工夫する楽しさは、尽きないものだと思ってしまいます。

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