FC2ブログ
“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

最新トラックバック

カレンダー

08 | 2010/09 | 10
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

月別アーカイブ

FC2カウンター

全記事表示リンク

カゼの快復を神頼み

名古屋の猛暑が一段落して秋の入り口に差しかかったようですが、本日の出勤ランは残念ながら見合わせ。
といいますのも、ようやく抜けかかっていたカゼが、なぜか一気にぶりかえして夜な夜な熱も出る始末。
ハナやノドが激しく痛むばかりか、体もだるくて動きが鈍くなり、走るどころではなくなったのです。

かといって、職場での仕事の担当者が少人数であるため休むこともままならず、昼休みに病院に行きました。
その病院は、私の会社が間借りする地元企業の関連病院で、職場からの距離はわずか500メートルほど。
そして、病院と職場の中間に小さいながらも厳かな雰囲気の神社があり、帰りに快復を神頼みしてきました。

BL09-17那古野神社1RIMG0368  BL09-17那古野神社2RIMG0357  BL09-17那古野神社3RIMG0367

この神社は「那古野(なごや)神社」。
名古屋城の外濠の外側にあって、商業地でビルが立ち並ぶ中、隣にある別の神社と一緒に1ブロックだけが木々に覆われた場所になっています。
都会の中のエアポケットといったところで、境内に足を踏み入れるとタイムスリップしたように感じます。

周囲にはオフィスビルも多いとあって、弁当を広げるなどしてくつろぐサラリーマンの姿もあれば、直立不動でお祈りする人の姿も見えます(中央)。

私も、カゼからの快復を祈ってみたのですが、そのあと「しまった!」と思いました。
先日、名古屋市内にある由緒正しい仏教寺院「日泰寺」まで一緒に走りにいった駆けっこ仲間「ジダン」さんの言葉を思い出したからです。
彼が言うには、お寺や神社で手を合わせるとき、「あれもお願いします、これもお願いします」と頼んでいるとキリがありません。
それよりも「今ある自分がここに居ることを感謝します」と思う方が、心やすらかになれというのです。

全くその通りで、カゼを再び引き込んだからといって、病院まで小走りで行き、神社に寄り道できる程度です。
快復を神頼みするよりは、自らの力で摂生を心がけてカゼを治す努力をする方が、まっとうな姿勢です。
そう思いながら、自分の周りのすべての人や物事に対する感謝の気持ちを胸の中にわき上がらせてみると、確かに神社の空気のように、心の中もスッキリしました。

社殿わきの小さな祠の前には、赤い鳥居がびっしりと並び、柔らかい木漏れ日を受けて光っていました(左)。

そのそばにある大きな銀杏の木には幹にしめ縄が巻いてあります(右)。
戦災に遭って神社の建物と一緒に燃えた元の木の根元から、すぐ新しい芽が吹いて育ったことから、神聖な木とされているのだといった説明がありました。

この那古野神社の起源は古く、創建は911年とされています。
元は名古屋城の敷地内にあって、400年前の築城の際、城内に取り込まれて城を守る神社とされましたが、1876年に名古屋鎮台(陸軍部隊)が城内に置かれた際、今のところに移されたということです。
この場所は、元は藩校の「明倫堂」があった場所だそうです。

今はお城の外にありながら、お城の歴史を見守ってきたという、数奇な歴史をもつこの那古野神社。
都会のグリーンスポットが醸す雰囲気が厳かなのは、そんな歴史も織り込まれているからなのでしょう。

スポンサーサイト