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名古屋で現代アートの秋2

本日も昨日に続き、1日遅れで「あいちトリエンナーレ2010」の会場を訪れた際の様子を紹介します。
昨日訪れた会場は、一昨日に訪れた栄地区の会場を除く主要会場である①名古屋市美術館②長者町会場③納屋橋会場-の3カ所ですが、そのうち①と③は写真撮影が不可だったため、紹介するのは②の長者町会場の様子だけです。

この会場は今月7日の記事でも紹介した通り、かつて日本有数の繊維問屋街として栄えた「長者町繊維街」の再生も願ってトリエンナーレの舞台とされたところ。
空きビルを利用した会場の多くにエアコンが付いていなかったことから、前回は暑くてゆっくりと時間を費やせませんでしたが、今回は少し涼しくなったこともあって、じっくりと見物することができました。

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「これもアートのようなものだ」とトリエンナーレの関係者も話す「長者町繊維街」の大看板の写真は7日にも夕方に撮ったものを掲載していますが、もう一度紹介いたします(左)。
このエリアの主要な展示施設が幾つか集まる付近から南側を見ると、緩やかな下り坂になっていることから、ご覧のように大看板が幾つも並ぶ様子が撮影できたためです。
通りを人が渡る場面も見えたのですが、こちらも通りのど真ん中で車が途切れる瞬間を狙って撮るものですから、結局のところ車ばかりが写った少し寂しい写真になりました。

この大看板が並ぶ様をあしらった巨大ポスターのような作品も前回紹介しましたが、そのときに撮影したのは室内に掲げた比較的小さなもので、今回は駐車場に掲げたさらに巨大な作品をお見せします(右)。

実はここに登場する人たちの多くは、架空の人や歴史上の人物ではなく、今も長者町繊維街にいらっしゃる「長老」だということで、その長老たちのインタビュー映像を見せる作品も展示施設の中にありました(中央)。
この作品の部屋には、「ポスター」の下敷きになったとみられる昔の写真も展示されていて、往時の長者町がしのばれました。

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長者町会場には、音に反応して動くオブジェを展示した施設もありました。
音楽などを鳴らすと、それに反応してクネクネと動く花のおもちゃを縁日などで見かけます。
ここのオブジェも仕組みは同じように見えましたが、モノはずっと大きくて、デザインも当然アート的。
そのうちの1つはオレンジの丸い要の部分から自転車のスポークのように伸びた糸が、見物する人の拍手やかけ声に反応して一斉にしなり、美しい模様を描いていました(中央)。

チケットなしでオープンになっている作品もあって、その1つはビデオを映すモニターの横に巨大な招き猫の首のレリーフが据えられていました(右)。

ショーウインドー越しに中が見える展示施設を通りの向かい側から眺めていると、かわいらしくコスプレ風に着飾った女の子2人が横切りました(左)。
現代アートに彩られた街の中で、アートに伝染してポップになっていく人も増えているような気がします。

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「図鑑切り抜き魔」と呼びたくなる愛知県の作家・渡辺英司さんの作品は7日、昨日と続けて紹介しましたが、地元の作家さんということで敬意を表する意味も含めて三度登場していただきます。
7日にも紹介した通り、この作品の会場は長者町の通りに面した4階建ての古い空きビル。
その2階では、壁や天井に、図鑑から切り抜いた蝶々が、気持ち悪いくらいびっしりと貼られています(左)。

前回は気付きませんでしたが、ここにも蝶の写真や絵を切り抜かれた無残な姿の図鑑が展示されていました(右)。

別の階で見て、さらに驚いたオブジェは、月や太陽などがことごとく切り抜かれたミニ万国旗(中央)。
丸い紙片は、何本もつるしたミニ万国旗の下に置かれた箱に入れてありました。

現代アートの作品というのは、作家が真剣に努力すればするほどユーモラスな味をかもすものが少なくないように思えてきました。

さて、「3年に1度」開催するという意味が名前に込められている「トリエンナーレ」。
3年後に再び開催できるかどうかは、初回に成功をおさめることができるかどうかで決まるはずです。
ようやく涼しくなり来場者も増えてきていると聞きますが、この斬新・奇抜な現代アート作品ずくしの芸術祭がどれだけ名古屋市民に浸透し、受け入れられているのか、いろんな人に聞いてみたくなってきました。

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