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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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町の祭り&アートの祭り

昨日に引き続き本日も、名古屋市中心部にある長者町繊維街の「えびす祭り」と、長者町を舞台に開かれている現代アートの祭典「あいちトリエンナーレ2010」がシンクロして盛り上がっているというネタです。

とはいうもの、昨日は長者町でアート作品の山車が練り歩いた話題を取材するなど2カ所の現場を回ったことなどから、休みをいただいた本日の私はグロッキー気味。
午前中に再びあった山車の練り歩きは見に行けず、その様子は昨日紹介した動画で、ご勘弁いただきます。

それでも、このところ縁があって何度も出かけている長者町とトリエンナーレが一緒に盛り上がる様子を、もういちど見届けたいという思いに駆られ、昼下がりのブランチをかき込んで自転車を飛ばしました。
向かった先は、山車の制作や数々のパフォーミングアートが「荷さばき場」で行われてきた空きビルの前。
先日、関係者の飲み会におじゃました際に会ったアート作家の村田峰紀さんから案内メールをもらっていた「パフォーマンス」を見るためです。

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さて、パフォーマンスの開始予定時刻だった午後3時を5分ほど過ぎて長者町の空きビル前に着くと、山車の前で集まった観客らに背を向けて立っているのが村田さんでした(中央)。

鬼気迫るような身のこなしで体をくねらせながら村田さんが披露していたのは、自ら身に着けた白いシャツをカンバスにして、色とりどりのマーカーで絵を描くパフォーマンス(左)。
村田さんは、背中や脇が「かゆくて仕方がない」といった感じで両手を激しく動かし、ひとしきり線を描くたびにマーカーを足下に落としてポケットから新たなマーカーを取り出し、また描き始めます。

そんなふうに20分ほどしてようやく完成した絵は、村田さんの手が届くところに、いろんな色の線が幾重にも描きなぐられていました(右)。
私と同じぐらい長身の村田さんは、私と同じかそれ以上に体がかたいのか、かゆくても手が届かない背中の中央は、白いシャツの生地がそのまま残されていたのが、ちょっとご愛嬌でした。

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空きビルから100メートルほどの角にある建物は長者町繊維卸会館。
会館の空き室が並ぶ2階は、丸ごとトリエンナーレの展示スペースになっています。
ここは戦後、長者町が「日本三大繊維街」としてにぎわったころに、わずかのスペースを足場に商売を始めた若者たちが出世を夢見て日夜働いた場所だそうですが、今はその1室で、やはり成功を夢見る若手作家らによるアートの競作も行われています。

私が9月初めに長者町を訪れたときは、展示スペースは閑散としていましたが、今や週末ごとに何10分もの待ち時間が必要なほど見学者が殺到しています。
その会館の角では、安売りのバッグを山積みにした業者のおじさまが、列をなして入場を待つ見学者の横で手をたたきながら「いらっしゃい、いらっしゃい!」と威勢の良い声を出してられました(右)。

元々は問屋街である長者町では、不況からの巻き返しを図る業者の多くが小売りも始めていて、えびす祭りでは、そんな業者が軒並み店頭でバーゲンをしています。
私は初め、にこにこと笑いながら手をたたくおじさまを遠巻きに撮っていたものの、どうしても正面からお顔を撮したくて「撮らせてくださいね」と頼んだのですが、その途端、おじさまの表情は固くなります。
でも「さっきみたいに手をたたいてください」とさらに頼むと、満面の笑顔が戻りました。

そのそばで道案内をしているボランティアの美女も、やはり明るく楽しそうな表情(左)。
古い看板や、行き交う人たちを背景に、やはり真正面から撮らせていただきました。

えびす祭りの最終日となった本日は、出店などの営業が午後4時までで、私はゆっくりと見て回る時間がありませんでしたが、降り出した雨にもかかわらず、ぎりぎりまで通りは多くの人でにぎわっていました(中央)。

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引っ越し荷物がまだ片付いていない私は、不要な物を新たに家に持ち込むのは避けたいと思っていますが、お祭りに来て、ちょっとしたお土産を買うのは、祭りに参加する手立てのようなもの。
写真を撮らせてもらう代わりにという意味も兼ね、つい買ってしまった物の1つは招き猫や干支などを描いた風呂敷(左)。
老舗の繊維業者が多い長間町では、和服やその生地、和装用の小物などが多く売られているのです。

そしてさらに買ってしまったのは「長者町カルタ」(右)。
美女たちの笑顔に抗することができなかったためでもありますが、これを買ったわけは他にもあります。
地元のカルタというのは、地元で有名な事物やうんちくが詰まっていて、新しく暮らす土地を知るには、この上ない参考書になるからです。

私は、会社の初任地である群馬県では、早々に地元の「上毛かるた」を購入して、とても勉強になり、そこに書かれた文句は今でもほとんどそらで言えるほどです。
町おこしの一環として地域の若者たちがつくったという長者町カルタは、文句が散文調であるためにゴロが、いまひとつで、覚えやすくはなさそうですが、その内容には地元に対する愛情が詰まっている感じがしました。

昨夜コンサートが行われていた特設舞台のある駐車場の前を通ると、祭りの閉会式が終わるところでした。
最後の最後に大道芸人が芸を披露すると聞いて近づいてみると、いきなり炎を吹き出す驚きの芸が行われ、間近で見ることができました(中央)。

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