“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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「ノラコ」発進!

「走った!撮った!高敞(コチャン)コインドルマラソン」がようやく最終回に到達しましたので、本日のネタは先にお話だけをしていた新しいバイク(自転車)の愛車です。
(実のところ高敞レポートはまだ22日の記事に写真の説明がなく、23日の記事も写真なしの「ダミー」のままですので、作業は終了していないのですが。)

先日、新天地の名古屋で十分に活躍しないまま盗難に遭って行方不明となったままの先代・「マンゴー号」に代わり私と一緒に走り始めている新たな愛車も、マンゴー号と同じメーカー・車種である「スペシャライズド」の「シラス」。
2年前に買った先代より3年新しく、販売が始まったばかりの「2011年モデル」です。

このモデルには先代と同じ「マンゴー」カラーが3年ぶりに復活したのですが、アンラッキーなこの色は避け、以前にはなかった「イエロー」を選びました。
そう、私の所属する「明走会」のチームカラーにして、このサイトの基調色であり、大阪出身で生まれながらの阪神ファンである私が生まれつき好きな「タイガースカラー」です。

そして愛車の愛称は「ノラコ」。
韓国語の「黄色い」である「ノーラン」をもじったという単純な発想による命名です。
後付けで「ノラ(ネコ)」のイメージも加わっていることにしました。
といいますのも、ウチの家ネコは白く巨大なメタボなのに比べ、ノラちゃんたちは精かんな体つきをしていますので、ロードレーサーと同様のスリムなタイヤをはいた愛車にふさわしいイメージだと思った次第です。

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タイヤは極細でも、ノラコのフレームはトップチューブが扁平な極太です(中央)。
シラスの中でも、街中を走る「下駄」代わりのバイクとしては十分のスタンダードなクラスは今回「スポーツ」と名付けられています。
その名の通り、フロントフォークは以前のようなカーブしたものではなく真っ直ぐなストレートフォークになって、ハンドルの「取り回し」がキビキビしています。

黄色い車体の背景には黄色をと撮影場所に選んだのは名古屋城そばのイチョウの落ち葉で覆われた歩道(左)。
ノラコはまた、変速機を手元で操作する方式がオートバイのように握って回す「グリップシフト」からマウンテンバイクのように人差し指と親指で引き金をひくように変速する「トリガーシフト」にレベルアップ。
これもまたスポーツの名に恥じない点なのですが、改悪されたのはペダルと靴を固定して「引き足」をきかせられるようにする「トウクリップ」が標準装備でなくなった点で、これはお店に頼んで交換してもらいました。
(というものの、○○の大足である私の靴に合うLサイズのクリップ一体型ペダルは注文中で、今は暫定的に窮屈なサイズを使っていますが。)

そして体の前傾を強め高速で走行するときや登り坂で腕力を使うときに重宝するハンドル両端の角のような「バーエンド」は、なぜか自宅に以前調達したまま使ってなかったスペシャライズド製のものが転がっていて、それを装着してもらいました。

マンゴー号が行方不明になった後、近くの警察の刑事課で対応してくれた女性に強い口調で言われたのが「ダブルロックをしてください」ということ。
カギが2つ以上あると、盗もうとする悪者もめんどうくさくなってあきらめるものだというのです。
ということで、同時に購入したのが極太で一般の工具では切れないワイヤ錠と、前後両輪もたばねてモノにつなぐことができるロングサイズのワイヤ錠(右)。

特に極太の方は、草間彌生さんデザインのような水玉模様で、魔除けとしてにらみをきかせてもくれそうで、これでモノにつなぐとまず持って行かれることはなさそうな安心感があります。

ただ、通勤コースのような短距離をバイクに乗っているだけでは体力が落ちるばかりですので、バイクはあくまでも下駄でありクロストレーニングの道具として使い、ランニングも忘れないようにしたいものです。

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走った!撮った!コインドルマラソン4

11月21日に韓国・全羅北道の高敞(コチャン)郡で開催された第8回「高敞コインドルマラソン」のレポート「走った!撮った!高敞コインドルマラソン」は本日がいよいよ最終回となりました。

今回は折り返しコースの復路の後半、マラソンのハイライトであるコインドル(支石墓)の遺跡公園からメーン会場の「高敞総合公設運動場」に戻ってくるまでに撮影した写真12枚を紹介いたします。

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練習不足で脚が動かなくなったうえに、エイドステーションに各駅停車して食べ物や飲み物、それにお酒までたくさんいただいたため、復路にコインドルの遺跡公園に戻ってきたころの私は、残りを頑張っても、ゴールが4時間40分以上かかるほど後ろの方を走っていました。

ハーフのランナーたちも、とっくにここを折り返していたはずで、もう通過するランナーはわずかだというのに、まだ応援してくれる住民らが少なくありません。
韓国国旗振っていたアジュンマ(あばさま)は、紙の小旗が既にクシャクシャになるほど。
それでもまだカメラに向かって振り続けてくれたものですから、何回かシャッターを押しても顔が隠れてしまいます。それでもなおシャッターを押して、なんとか動きも表情もある写真をモノにできました(左)。

公園の管理棟の前では、国旗や太鼓のバチを持って地べたに座り込んでいる住民の方々も(中央)。
1993年の大田(テジョン)万博に行った際に、グループの見物客の人たちがパビリオンの前に車座になって座り、お弁当やキムチを広げてられたのを思い出します。
気持ちの良い所にいて、お天気も良ければ、地べたに座りたくなるのは日本も韓国も同じですね。

収穫を終えた田畑を貫く道を走っていると、向こうから枯れ草を山積みにした台車を押しながら女性が歩いてきました(右)。近くにランナーもいないし、応援する人でもないので「撮るのは控えようかな」とも思いましたがちょっと珍しい風景でしたので思い直してカメラを向けさせてもらいました。
すると、ご覧のように女性は片手を振ってあいさつしてくれました。うん、良かった。

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ゴールまで7キロほどの曲がり角にあるエイドでは昨年、焼き肉や焼酎をいただいたのを覚えていて、今年はひそかに期待しながら到着しました。
すると期待通りで、やっていました。豚の三枚肉の焼き肉「サムギョプサル」が、なんと炭火の上で(左)!!

そして今年は焼酎ではなく、またまたマッコリをいただき、さらにゆっくりしたため制限時間の5時間以内でのゴールはギリギリになってきましたが、「これだけ燃料補給をしたのだから、もう大丈夫」と思えました。
まだまだ余裕でマッコリやビールを一緒に飲む韓国ランナーもいました(右)。

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ラストに近い数キロの間は、往路と同じく市街地の目抜き通りのバイパスである自動車専用道路を通りますので、エイド以外では沿道の人影はなくなります。

私はもはや制限時間ギリギリの歩みですから、周囲のランナーもポツリポツリとしかいません。
そんななか、歩くようなペースのランナーに追い着くと、道路には「速度を落としてね」の表示(中央)。
「言われなくても落ちてるよ」と思うと、独りで吹き出してしまいました。

それでも、エイド付近では、ボランティアの人たちが広い道路をめいっぱいに使って踊るようにしながら応援を続けてくれていました(左、右)。
そして左の写真に写ったエイドのテントの下では、またまた高敞名産・覆盆子(ポップンジャ)の果実酒をいただき、最後のエネルギー&「ラブ注入」となりました。

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私同様に大幅にペースダウンしてしまった快足女性ランナーの文さんは、あと1、2キロのところで追い着いてこられ、残りは横並びで走らせてもらいました。

マラソン会場の公設運動場に戻ってくると、門の前で「明走会」&「東京夢舞いマラソン」のツアーメンバーである大島幸夫さん、淳子さん、美穂さん、真也子さんの4人が待ち構えてくれていました(左)。
しかも淳子さん、美穂さんは和風の仮装のまま、真也子さんもウエアのままで。
いくらポカポカ陽気だったとはいえ、会場への到着がこんなに遅くなったからには、かなりの長時間を待っていただいたはずです。ありがとうございました!!!!

最後にトラックを4分の3周する間、並走する文さんにたずねました。
「先に行く?一緒にゴールする?それともボクが先に行ってゴールシーンを撮ろうか?」
その答えは「じゃ、一緒にゴールしましょか」で、私は内心ほっとしました。
5月の「明走会駅伝大会」の400メートル走では、デッドヒートの末、私が文さんをかわしていますが「燃料」を注入しすぎた今回は、勝負しても負けるのが明らかでしたので。

私たちのゴールタイムは4時間55分ぐらい。
日本からの「招待ランナー」がそろってこれでは、格好悪いようにも思いましたが、時間をめいっぱいに使って楽しめたことについては胸を張っても良いような気持ちでした。
ということで、最後に文さんと「勝負なし」のツーショット(中央)。

会場では、後片付けが始まっていましたが、ゴールそばでのマッサージサービスは受けられました(右)。
競技場の外で振る舞われていた韓国風の雑煮や豆腐キムチ、マッコリなどは、さすがに、いただきそびれてしまいましたが、エイドで各駅停車しましたので、いたしかたありません。

それよりも、暖かい応援に、楽しく美味しいエイド、そしてのどかな田園風景を満喫できて良かったです。
このマラソンと、高敞の土地、そして大会を支える人たちに感謝したい気持ちが、海を隔てた日本に戻った今、あらためて胸の底からわいてきます。

走った!撮った!コインドルマラソン3

「走った!撮った!高敞(コチャン)コインドルマラソン」は本日の記事が全4回のうちの3回目。
今回は折り返し地点から、再びコインドル(支石墓)の遺跡公園に戻ってくるまでの約10キロの間に撮影した16枚の写真を掲載します。

前回までにお伝えした通り、完全な練習不足でマラソンに臨んだ私は折り返しまでに著しく失速。
なんとかゴールまで脚がもつようにと、ウルトラマラソン並みのジョギングペースで走り続けました。
そんな私の後押しをしてくれたのが、オフィシャルや私設のエイドステーションなどで応援してくれた地元の人たちの声援と、皆さんが提供してくれた豊富な食べ物、そしてマッコリや高敞名産の果実酒・覆盆子(ポップンジャ)酒などの「燃料」でした。

写真を並べて見ると、いやいや、ほんとうにたくさん応援や食べ物・飲み物をいただいたものです。
こりゃあ制限時間ギリギリになったのも仕方ありませんが、こんなマラソンは時間をフルに使って楽しむのが、はっきり言って正解だったと思います。
(今回も、写真の説明は後ほど加えることにいたします。)

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コースのちょうど中間に設けられた折り返し点では、地元の人たちが大勢集まって応援してくれていました。
その中で目立っていたのは、両手にスティックバルーンや国旗を持ったアジョッシ(おじさん)たち(左)。

折り返すランナーのすぐそばにイスを置いて座っていた3人のハルモニ(おばあさん)たち(中央)。

そして、やはりスティックバルーンを両手にテンションの高かったヒゲのアジョッシ(右)。
笠をかぶった顔は赤らんでいて、すっかりできあがっているように見えました。

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ハルモニたちが座っていた場所の先のテントをのぞいてみると、おいしそうなキムチやナムルをのせた紙の皿が並べられていました(右)。

小休止を決め込み、立ち止まってキムチなどをいただこうとしたそのときです。
「これも飲みなさい」と言いながら、男性が鍋からひしゃくですくって、丼に入れてくれたのはマッコリ(中央)。
どうやら自家醸造したものらしいマッコリは酸味も雑味もたっぷりのワイルドな味わいで、ガブガブいただくと、疲れが吹き飛ぶような気持ちになりました。

折り返し点手前の給水所では、スポーツ飲料をコップに注ぐ美女の横で、サングラスの男性がナイフを手に韓国で定番の「給食」であるチョコパイとバナナを切ってられました(左)。
サングラスと振り上げたナイフだけを見ると、やばい方に思えそうですが、表情は満面の笑みでした。

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折り返しからしばらく戻ったところでは、コースのわきにある民家の軒先にテーブルを出して酒盛りをしている男性たちを見かけました(左)。
招かれるままにコースを外れ、輪に加わると、初めはプラムジュースを勧められたのですが、皆さんが飲んでいるペットボトル入りのマッコリの方がおいしそうに見えて、そちらをいただきました。

乾杯を終えてコースに戻ると、その様子をご覧になってられたのか、その民家の道路わきに積んだブロックに腰掛けて応援していた住民の方々が拍手を送ってくれました(中央)。

往路に写真を何枚も撮らせてくださった「障害者自立生活支援センター」のボランティアの皆さんは、今度は一緒に写真におさまってくれました(右)。

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そしてコインドルと並ぶ高敞の名物である木イチゴの一種「覆盆子(ポップンジャ)」酒の製造工場の前では、昨年に続いて今年もまた、しっかりと覆盆子酒をいただきました(左)。

私は昨年、往路にここを通った際、いきなり「覆盆子酒はないんですか」と冗談半分にたずねました。
するとボランティアの方は「ありませんよ」と笑って、聞き流されたように見えたのですが、復路にはテーブルの下に隠した覆盆子酒のビンを取り出して、深い紫色のお酒を白い紙コップについでくれました。

今年も往路はテーブルの上に置かれていたのは水だけ。
昨年と同じようにおねだりすべきかと一瞬迷ったのですが、「ああ、昨年もいらした日本の方ですよね」と先にあいさつをされて、なんだか気恥ずかしくなり、黙って水だけをいただきました。

ところが復路に再び通りがかると、なんとテーブルの上には堂々と覆盆子酒のビンが置かれていました!!!

フランスのワイン産地であるメドックには、給水所でワインが振る舞われることで世界的に人気を集めている「メドックマラソン」があります。
私は昨年、高敞から帰国したあと、コインドルマラソンでも堂々と覆盆子酒を振る舞えば、メドックマラソンに対抗できるはずだと、あちこちで説いてまわりました。

それがどこからか伝わったのか、単に思いが通じたのか、これはうれしく「美味しい」喜びでした。

考えてみれば覆盆子酒もマッコリも栄養満点で、アルコール度はビール程度と、さほど強くありません。
記録を狙うトップ選手が口にするのは問題かもしれませんが、ゆっくり「ファンラン」をするランナーが「気付け薬」として、あくまでも「自己責任」で適量をいただくのは、十分に「あり」だと思います。

まあ欲を言えば、コインドルマラソンの制限時が現在の5時間から1時間でも延びると、「ファンランもあり」の楽しい大会として、内外の人気をさらに集められるとさえ思っています。

現に私の後にも韓国のランナーが覆盆子酒をついでもらっていて(右)、私のような「飲んべえランナー」は、国民全員が酒豪といえるような韓国には大勢いそうです。

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コインドルの遺跡公園近くのテントで振る舞われていたのは韓国式の「オデン」(中央右)。
その名の通り、日本の「おでん」に由来する食べ物ですが、少し趣が異なります。
おでんに入る揚げた「練りもの」から具を抜いたもの、あるいはそれを小さく切り、そのままか、くし刺しにするなどしてスープに入れたものが韓国では「オデン」と呼ばれ、屋台の飲み屋の「つまみ」や「酔いざまし」などとして食べられているようです。

マラソンを走るときには汗を大量にかくことから、みそ汁や麺類のつゆなど塩気のあるスープを飲みたくなるものですが、ウルトラマラソンならいざしらず、マラソンのコース中にこうした給食はなかなかないもの。
オデンの給食所は、まさにランナーの気持ちが分かる粋なはからいで、しょっぱいスープはお腹に染み込んでいくように感じました。

こうした盛りだくさんの食べ物や飲み物のパワー、そして子どもや美女らによる熱い応援も受けて(左、右)、私はトロトロとしたペースながらもゴールに近づくことができました。
このあともまだまだ続いた身も心も温まるエイドステーションの様子など、残りの写真は、次回の4回目となる「走った!撮った!コインドルマラソン」最終回でご紹介します。ご期待を。

おっと「おでんエイド」でご一緒した方は、既に21日の記事などでも紹介していますが、私と同じく2年連続のコインドルマラソン出場となった三重県の國分靖さん(中央左)。
フルマラソンを250回以上も完走している國分さんは、「これで完走は間違いないよな」とにんまりして、先を急がれました。大ベテランがこうおっしゃると、妙に安心感がわいて、私はさらにエイドの各駅停車を続けて、ギリギリのゴールとなりました。

それにしても、このところ「走った!撮った!」をするたび、そのあとにも、コース途中でたくさん撮った写真の編集や記事の執筆に追われることになって、この「ブログ・マラソン」もまたマラソン以上に毎度、長い長い道のりになります。
たしかに、そのつど写真を選択・編集しておけば、コインドルマラソンの会場で開いた写真展の準備などを、楽にできるといったメリットも大きいですし、そもそもは自分が好きでやっていることですが、けっこうくたびれることも確かです。ふーうっ。

走った!撮った!コインドルマラソン2

2日間のブランクが空きましたが、4回を予定している「走った!撮った!高敞コインドルマラソン」の2回目をようやく掲載いたします。

今回掲載する写真はハーフの折り返し点があるコインドル(支石墓)の遺跡公園を過ぎたあとからフルの折り返し点の手前までに撮影したもので、15枚に上ります。
その多くはボランティア(韓国語は「自願奉仕者=チャウォンポンサジャ」)や沿道の住民の人たちの様子で、同じような絵柄の写真や同じ人が写っている別のサイズ・アングルの写真もあります。

そのため並べて見ると一見締まりが悪いようにも感じますが、いいえそれが1枚ずつ見てみると、どの写真も捨てがたい。それは自分が撮ったからだけではなく、被写体になっていただいた韓国の皆さんらのパワーの大きさが伝わってくるからです。

冷たい小雨まじりで、マラソンを走るには限界に近い寒さだった昨年とはうって変わってポカポカ陽気となったことにもよるのでしょうが、ボランティアや住民の皆さんによる応援の盛り上がりは格段にアップ。
8回目を迎えたコインドルマラソンが地域を挙げて盛り上がるイベントになってきたことを肌で感じました。

(写真の説明は今回も後ほどに。関連記事としては21日付の「マラソン会場で屋外写真展!」は書き終えていますので、ご覧ください。いまだ唯一歯抜け状態になっている22日の記事も追ってアップいたします。)

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コインドルの遺跡公園を過ぎると、フルマラソンのコースは低山に挟まれた田園地帯を進みます。
収穫が終わった枯れ葉色の田畑が続き、変化に乏しく単調な感じもしますが、空気は澄み渡っています。
そして今回は、2.5キロおきに設けられた給水所などでの応援が一段と盛り上がっていたため、練習不足で脚はつらかったものの声援に背中を押されながら進むことができました。

青空の下の沿道には、昨年はほとんど見かけなかった子どもたちが応援する姿もありました(左)。

2月の写真展で展示した写真を昨年撮影した集落の入り口では、昨年は数人のアジュンマ(おばさま)たちがポケットに手を突っ込むなどしてたたずんでられただけでしたが、今年はなんと約20人ものアジュンマたちが一斉に拍手を送ってくれていました(右)。

カメラを向けると、踊るような仕草でノリノリになってくれるアジュンマたちも(中央)。
歌や踊りが大好きだという点で、沖縄と共通するところがあるように感じる韓国の地元住民たちの祭り好きの魂にマラソンが火を着けつつあるような気がします。

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韓国のマラソンの給水所で出される食べ物といえばチョコパイとバナナが定番。
バナナを手にした男性にカメラを向けると、あうんの呼吸で切ったバナナを差し出してくれました(左)。

同じ給水所ではスポーツ飲料を配る美女2人の姿もあり、当然カメラを向けさせていただきました(中央)。

昨年は子どもと同じく若者の姿も沿道にはあまり見えませんでしたが、今年は若い男女らが楽しそうにボランティアをする給水所もありました(右)。

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往復コースのため、折り返しに向かう途中でトップ選手らとすれ違います(左)。
そもそもトップの選手たちとは大きな差があるのですが、その差が年々広がっていくのはつらいもの。
私も今回のように折り返し前で失速するなどという醜態をさらすことなく、せめてもう一度、風を切るようにしてさっそうと走りたいものです。

走り初めはまあまあのペースでしたが、早々に脚がつらくなって、折り返し点の手前で最もランナーが固まる位置まで後退したため、数100人規模のフルマラソンでありながらランナーが集まって走る様子を撮ることができました(中央)。
テントの色もランナーたちのウエアの色も、原色が目立つのが韓国らしいところです。

応援の人たちが手にする最も普通のグッズはスティックバルーンに加えて韓国国旗(大極旗=テグギ、右)。
日の丸が「不孝な歴史」を背負ったことで人々の手に持たれることがほとんどなくなった日本とは対照的で、ストレートに「愛国心」を表現できる韓国の人たちが、少しうらやましくも思えます。
それにしても、日本で主催企業の旗を振るなどというのは、やはり、どうかしているんじゃないでしょうか。

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給水所のボランティアが身に着けるウエアは、東京マラソンのように、大会で統一されたものをスポンサーが支給するのではなく、地区ごとに異なっているようでした。
各地区ごとに給水所を担当する団体や自治会などがあって、それぞれウエアをそろえたり、そろえなかったりしている様子でした。

ボランティアの皆さんが、そろいの赤いベストを着ていた給水所も(写真3枚とも)。
そばに立ててあったノボリを見ると、このグループは「高敞障害者自立生活支援センター」。
ノボリの真ん中には「あきらめることのないあなた(が)、すてきで、うらやましい」の言葉。
そんなふうに応援されると、止まりそうになった脚も、なぜだか動き続けるものです。

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初めは一緒だったゴール目標タイム3時間半のグループは、折り返しよりずっと手前ですれ違いました(右)。
片手を挙げてあいさつするランナーは、まだまだ余裕の表情。
こちらは、もういっぱいっぱいでした。

ノロノロと走っていたはずなのにハーフ手前で追い着いたのは、快足女子ランナーの文さん(左)。
最近まで大学・大学院で陸上をしていて、初フルマラソンが3時間40分台という実力の持ち主ですが、入社1年目の仕事が忙しいことなどから練習不足ということでした。マラソンはごまかせないんですよね。

結局このあと、失速した同士の私と文さんは抜きつ抜かれつを繰り返して、同時ゴールすることになります。
ただし、黙々と走り続けられた文さんとは対照的に、私の方は給水所で「各駅停車」しながら、マッコリなどを飲んだり食べたりして完全な「ファンラン」モードになってしまったのですが。

そうそう、もちろん応援の美女たちを撮りもしながら、走り続ける力をいただきました(中央)。

そうそうそう、この記事を書き終えるのに先立って、マラソン翌日・22日付の「高敞巡り」の記事の写真も一挙29枚をアップしています(写真説明はこれからですが)。ご覧いただければ。

「試練と可能性のメディア」

24日付の「走った!撮った!コインドルマラソン」1回目の記事はほぼ書き終えたのですが、2回目は本日もお預けにします。
といいますのは、昨日付の記事で触れた本日の「午後からの用事」を紹介するためです。

それは名古屋大学国際言語文化研究科が主催した国際シンポジウムである「試練と可能性のメディア」。
ブログで既に紹介している私のかつての同僚で、この春からは研究科の教授を務められている中村登志哉さんが中心となって開いたシンポジウムです。

中村さんから「取材に来てくれてもいいぞ」と言われていたものの、ビデオ撮影をすれば内容を理解するのが難しくなりそうですし、かといってこんな高尚な内容を記事にする力量は私にはありません。
しかし、先日開催された「円頓寺映画祭」を紹介させてもらったことから研究科のトップページにこのブログを紹介してもらってもいるため、本日のシンポを「またいで」しまっては義理を欠くことになります。

それにシンポのあとの懇親会にも出席をさせてもらい、さらに義理が大きくなったうえ、お酒も入ってしまったため「コインドルマラソン」の2回目はもう1日延期することにして、僭越ながらブログでシンポの様子を簡単に紹介することにいたしました(と言いましても、とりあえずは写真のみの掲載なのですが)。

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