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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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春日井三山トレラン1

土曜の代休をいただいた本日は名古屋近郊の山を走り、約2カ月ぶりの本格的なトレランを楽しみました。
向かった先は名古屋市の北東、愛知県春日井市と岐阜県多治見市の境に連なる低山の尾根道。
尾根の上には標高430メートル前後の3つの山「道樹山(どうじゅさん)」「大谷山(おおたにやま)」「弥勒山(みろくやま)」が並び、これらは「春日井三山」と呼ばれています。
先月下旬に開かれた生物多様性会議(COP10)で話題になった「里山」の部類に入る山域と言えます。

このコースは東海自然歩道をたどるもので、自然歩道の「春日井コース」とも呼ばれています。
適度なアップダウンがあるものの、標高差が大きくないため快適にジョギングで走り続けることができるこのコースは、東京近郊でいえば山容や林相からして高尾山と房総や三浦半島の山の中間といったところ。
常緑の照葉樹林が主体の雑木林に、針葉樹の植林地が交ざり、人里の香りとともに深山の趣きもあります。

東京で住んでいた江戸川区の東京湾岸からは、高尾にしろ房総にしろ登山口にたどり着くまでは1時間半はかかったものですが、春日井三山の登山口に当たる中央本線の定光寺駅は、私の自宅そばの鶴舞駅から約25分。
名古屋も東京同様に平野が広く、近郊に標高の高い山がないため、山自体が遠いように感じていましたが、それは全くの勘違い。
交通至便の場所に自宅を選んだこともあって、トレランを楽しむ環境は格段に向上していたわけです。

故障上がりのリハビリを兼ねて、昼ごろから10キロ余りを3時間半ほどかけのんびりジョギングしただけで、写真もさほど多くは撮っていませんが、里山の秋景色などを2回にわたって計12枚を紹介いたします。

BL1101春日井三山1-1R1006285  BL1101春日井三山1-2R1006291  BL1101春日井三山1-3R1006294

春日井三山の登山口である定光寺駅は、尾張平野を流れる主要な河川の1つの庄内川が、岐阜と愛知の県境の山地を割いて平野に出る途中にあって、川の右岸の急斜面に張り付くように設けられています。
そのため、ホームとホームの間は深い地下道で結ばれ、駅から駅前の道路に出る通路も急な階段(左)。
駅前には、ちょっとレトロなデザインの「愛知高原国定公園」のゲートがありますが、道路沿いに家屋は並んでいるものの商店どころか自動販売機も見当たらないほど寂れた感じがします。

駅名になっている名刹の定光寺は登山道とは反対側の庄内側の左岸にあり、寺に通じる駅前の橋の上からは、庄内側の急流を見ることができます(中央)。
本日は雨上がりとあって、川の水は茶色く濁っていました。

大阪・箕面から東京・八王子を結ぶ約1700キロが1974年までに整備された東海自然歩道は、その名の通りその核心部は名古屋を中心にした東海地方にあります。
本日訪ねた春日井コースの入り口には、自然歩道が開通した当時に設置されたらしい看板付きのゲートが立っていましたが、ペンキが色あせ、金属がさびた色も広がって、往時の輝きを失っていました。

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山に入っていくと、常緑樹が主体の森とはいえ、色づいた木の葉や落ち葉が、緑と茶色の景色にアクセントの彩りを与えています。
足下でひときわ目を引いた常緑樹のものとみられる赤い落ち葉は、片側がオレンジっぽい色になって、そのグラデーションや、緑の斑点のデザインが美しく見えました(左)。

ヤマイモの黄色い葉は、右に左に首を振るようにして上下に並ぶ様子がリズムを感じさせました(中央)。

地面の近くにあったヤブコウジの赤い実は、2つだけが残って、弥次郎兵衛のように見えました(右)。

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登山者が踏んだためか、歩道の真ん中にあった赤っぽくて柔らかい土に木の実や木の葉が、めり込むように取り込まれている部分は、木の実の入ったチョコかヌガーを思わせる美しさで、このまま化石になっていくようにも思えました(左)。

茶色い岩に地衣類が描いた模様は、その前にあったシダの葉と、形といい色といい相似形となり、不思議な感じがしました。シダが、なんだか保護色の動物のようで。

秋が深まり過ぎたためか色づいた落ち葉が一面に敷き詰められたような場所はありませんでしたが、黄色い葉が去年のものらしい病葉の上に散った様子は、なかなか美しく見えました(中央)。

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足下ばかりを見て走っていたようですが、クヌギに似たアベマキのドングリが、ライオンのたてがみのようにもアフロヘアのようにも見える「殻斗」に包まれて落ちているところもありました(左)。
写真のドングリは、そばに松葉が落ちていて、和菓子に添えられた楊枝のように見えました。

この尾根道には、「朴歯味噌」で知られるホオノキの大きな葉が沢山落ちているのを何度も見かけました(右)。
息を止めてカメラを構えていると、カサッと乾いた音を響かせて葉が落ちてくるのも聞こえました。

自然歩道が何度か道路を横切る部分の日向では、平地にも多いクサギの実が、頭上高くに成っていました(中央)。

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