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本日のワンデイ・シェフは?

本日のランチタイムに出かけたのは、職場近くの円頓寺商店街で先日入った禁煙の店「庵ひろ」。
昭和の香りが漂う商店街の一角で、自宅にお客を招き入れるようにして座敷で食事ができる店です。
先日もちらと紹介しましたが、この店では料理の得意な地元の人が月に何度か「1日料理人」を務めるという「ワンデイ・シェフ」と名付けた企画をしています。

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前回この店を訪れた際、美味しい手打ちそばをいただいたものですから、私はてっきりここを、そば屋さんと思い込んでいて、本日も「そばでも食べに行こう」と考えていました。
しかし、座敷の縁側そばに置かれた食卓と座椅子の間に足を折り曲げて落ち着くと、間もなく注文を聞かれないまま美人の女性が「前菜の盛り合わせです」と言いながら白くて大きなプレートを運んでくれます。
つまり、このお店はワンデイ・シェフの店で、そばも日替わりのシェフが打ったものだったというわけです。

プレートの上には笹の葉が敷かれ、何点もの美しい前菜が並べられていました〈中央〉。
プレートには、ドライフルーツなどが入ったいかにも手作りっぽい美味しそうなパンも添えられています。

食べ放題の店で、自ら山盛りにする料理とは対照的で、見た目にも美しく、おしとやかな料理を前にすると、贅沢をしている気分になれます。
前菜のそれぞれは味も繊細で、パンの方は大きさの割に重さを感じた通り素材の味が凝縮されていました。

しばらくして女性が運んできてくれたメインの料理は土鍋に入ったシチュー。
「ご一緒に撮らせてください」と頼んだところ、「それじゃシェフに持ってもらわなきゃ」と奥から呼んでもらったのは、やはり美人のワンデイ・シェフでした〈左〉。
シチューは肉も野菜もじっくり柔らかく煮込まれ、ほど良く酸味がきいた味で、身も心もあたたまりました。

出がけに表の張り紙を見ると、本日の「屋号」は「ブロートターク」〈右〉。
ご覧の通り、美人のシェフはドイツでパンづくりの修業を積まれたということでした。

上にお書きした通り前回、手打ちそばを料理された男性も、その日のワンデイ・シェフ。
私はてっきり店の女性店主のご主人だと思い込んで、勘違いしたまま記事を書いたのですが、誤りでした。
「そば打ちの男性が、ご主人ですよね」と、店主の木下さんに聞いたところ、「違うわよ。歳はたまたまタメなんですけどね」と笑われてしまいました。いやいや、それは失礼いたしました。

ちなみに彼女も週に2回、「うどんの博屋」という屋号で、自ら手打ち麺の味噌煮込みうどんを出してられるということで、次回はその日におじゃましたいと思っています。

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