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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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走った!撮った!コインドルマラソン3

「走った!撮った!高敞(コチャン)コインドルマラソン」は本日の記事が全4回のうちの3回目。
今回は折り返し地点から、再びコインドル(支石墓)の遺跡公園に戻ってくるまでの約10キロの間に撮影した16枚の写真を掲載します。

前回までにお伝えした通り、完全な練習不足でマラソンに臨んだ私は折り返しまでに著しく失速。
なんとかゴールまで脚がもつようにと、ウルトラマラソン並みのジョギングペースで走り続けました。
そんな私の後押しをしてくれたのが、オフィシャルや私設のエイドステーションなどで応援してくれた地元の人たちの声援と、皆さんが提供してくれた豊富な食べ物、そしてマッコリや高敞名産の果実酒・覆盆子(ポップンジャ)酒などの「燃料」でした。

写真を並べて見ると、いやいや、ほんとうにたくさん応援や食べ物・飲み物をいただいたものです。
こりゃあ制限時間ギリギリになったのも仕方ありませんが、こんなマラソンは時間をフルに使って楽しむのが、はっきり言って正解だったと思います。
(今回も、写真の説明は後ほど加えることにいたします。)

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コースのちょうど中間に設けられた折り返し点では、地元の人たちが大勢集まって応援してくれていました。
その中で目立っていたのは、両手にスティックバルーンや国旗を持ったアジョッシ(おじさん)たち(左)。

折り返すランナーのすぐそばにイスを置いて座っていた3人のハルモニ(おばあさん)たち(中央)。

そして、やはりスティックバルーンを両手にテンションの高かったヒゲのアジョッシ(右)。
笠をかぶった顔は赤らんでいて、すっかりできあがっているように見えました。

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ハルモニたちが座っていた場所の先のテントをのぞいてみると、おいしそうなキムチやナムルをのせた紙の皿が並べられていました(右)。

小休止を決め込み、立ち止まってキムチなどをいただこうとしたそのときです。
「これも飲みなさい」と言いながら、男性が鍋からひしゃくですくって、丼に入れてくれたのはマッコリ(中央)。
どうやら自家醸造したものらしいマッコリは酸味も雑味もたっぷりのワイルドな味わいで、ガブガブいただくと、疲れが吹き飛ぶような気持ちになりました。

折り返し点手前の給水所では、スポーツ飲料をコップに注ぐ美女の横で、サングラスの男性がナイフを手に韓国で定番の「給食」であるチョコパイとバナナを切ってられました(左)。
サングラスと振り上げたナイフだけを見ると、やばい方に思えそうですが、表情は満面の笑みでした。

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折り返しからしばらく戻ったところでは、コースのわきにある民家の軒先にテーブルを出して酒盛りをしている男性たちを見かけました(左)。
招かれるままにコースを外れ、輪に加わると、初めはプラムジュースを勧められたのですが、皆さんが飲んでいるペットボトル入りのマッコリの方がおいしそうに見えて、そちらをいただきました。

乾杯を終えてコースに戻ると、その様子をご覧になってられたのか、その民家の道路わきに積んだブロックに腰掛けて応援していた住民の方々が拍手を送ってくれました(中央)。

往路に写真を何枚も撮らせてくださった「障害者自立生活支援センター」のボランティアの皆さんは、今度は一緒に写真におさまってくれました(右)。

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そしてコインドルと並ぶ高敞の名物である木イチゴの一種「覆盆子(ポップンジャ)」酒の製造工場の前では、昨年に続いて今年もまた、しっかりと覆盆子酒をいただきました(左)。

私は昨年、往路にここを通った際、いきなり「覆盆子酒はないんですか」と冗談半分にたずねました。
するとボランティアの方は「ありませんよ」と笑って、聞き流されたように見えたのですが、復路にはテーブルの下に隠した覆盆子酒のビンを取り出して、深い紫色のお酒を白い紙コップについでくれました。

今年も往路はテーブルの上に置かれていたのは水だけ。
昨年と同じようにおねだりすべきかと一瞬迷ったのですが、「ああ、昨年もいらした日本の方ですよね」と先にあいさつをされて、なんだか気恥ずかしくなり、黙って水だけをいただきました。

ところが復路に再び通りがかると、なんとテーブルの上には堂々と覆盆子酒のビンが置かれていました!!!

フランスのワイン産地であるメドックには、給水所でワインが振る舞われることで世界的に人気を集めている「メドックマラソン」があります。
私は昨年、高敞から帰国したあと、コインドルマラソンでも堂々と覆盆子酒を振る舞えば、メドックマラソンに対抗できるはずだと、あちこちで説いてまわりました。

それがどこからか伝わったのか、単に思いが通じたのか、これはうれしく「美味しい」喜びでした。

考えてみれば覆盆子酒もマッコリも栄養満点で、アルコール度はビール程度と、さほど強くありません。
記録を狙うトップ選手が口にするのは問題かもしれませんが、ゆっくり「ファンラン」をするランナーが「気付け薬」として、あくまでも「自己責任」で適量をいただくのは、十分に「あり」だと思います。

まあ欲を言えば、コインドルマラソンの制限時が現在の5時間から1時間でも延びると、「ファンランもあり」の楽しい大会として、内外の人気をさらに集められるとさえ思っています。

現に私の後にも韓国のランナーが覆盆子酒をついでもらっていて(右)、私のような「飲んべえランナー」は、国民全員が酒豪といえるような韓国には大勢いそうです。

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コインドルの遺跡公園近くのテントで振る舞われていたのは韓国式の「オデン」(中央右)。
その名の通り、日本の「おでん」に由来する食べ物ですが、少し趣が異なります。
おでんに入る揚げた「練りもの」から具を抜いたもの、あるいはそれを小さく切り、そのままか、くし刺しにするなどしてスープに入れたものが韓国では「オデン」と呼ばれ、屋台の飲み屋の「つまみ」や「酔いざまし」などとして食べられているようです。

マラソンを走るときには汗を大量にかくことから、みそ汁や麺類のつゆなど塩気のあるスープを飲みたくなるものですが、ウルトラマラソンならいざしらず、マラソンのコース中にこうした給食はなかなかないもの。
オデンの給食所は、まさにランナーの気持ちが分かる粋なはからいで、しょっぱいスープはお腹に染み込んでいくように感じました。

こうした盛りだくさんの食べ物や飲み物のパワー、そして子どもや美女らによる熱い応援も受けて(左、右)、私はトロトロとしたペースながらもゴールに近づくことができました。
このあともまだまだ続いた身も心も温まるエイドステーションの様子など、残りの写真は、次回の4回目となる「走った!撮った!コインドルマラソン」最終回でご紹介します。ご期待を。

おっと「おでんエイド」でご一緒した方は、既に21日の記事などでも紹介していますが、私と同じく2年連続のコインドルマラソン出場となった三重県の國分靖さん(中央左)。
フルマラソンを250回以上も完走している國分さんは、「これで完走は間違いないよな」とにんまりして、先を急がれました。大ベテランがこうおっしゃると、妙に安心感がわいて、私はさらにエイドの各駅停車を続けて、ギリギリのゴールとなりました。

それにしても、このところ「走った!撮った!」をするたび、そのあとにも、コース途中でたくさん撮った写真の編集や記事の執筆に追われることになって、この「ブログ・マラソン」もまたマラソン以上に毎度、長い長い道のりになります。
たしかに、そのつど写真を選択・編集しておけば、コインドルマラソンの会場で開いた写真展の準備などを、楽にできるといったメリットも大きいですし、そもそもは自分が好きでやっていることですが、けっこうくたびれることも確かです。ふーうっ。

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