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本場のカレーうどん

本日は久々に「名古屋めし」を紹介します。それも定番中の定番である「カレーうどん」です。

「カレーうどんって、名古屋めしなの?」と思われるむきも少なくないと思います。
私自身、名古屋に来るまでは、そんなことは知りもしませんでしたが、なんでも料理の「合わせ技」が得意な名古屋にとって、「カレー」と「うどん」を合わせた「カレーうどん」はその典型なのだとか。

以前、現在も改修中である職場が入るビルの社食で、格安のカレーうどんを食べた際にもレポートを書いていますが、そのときは、本場ならではの味だとは感じませんでした。
しかし、本日の遅いランチをいただいた店のカレーうどんは、「なるほど、これが本場のなの味か」と、ちょっとうなってしまったのです。

実のところこの店は、わが職場の人には、かなり知られた存在で、私にとっては「灯台もと暗し」でした。
先日、職場の上司と食事をした際「うどんといえばオカモだよ」と言われ、店の名前を初めて耳にしました。
しかし、夜しか開いていないと聞き違えたこともあって「なに、そのオカマみたいな名前」と気になったものの、そのままほとんど忘れていました。

ところが、数日前、職場の隣の「シマ」の同僚たちが、出前してもらったオカモのうどんを美味しそうに食べていて、よくよく聞いてみると、夜しかやっていないのは出前であって、店は昼から開けていると教えてもらったことから、出かけてみることになったというわけです。

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前置きが長くなりましたが、この店は「おか茂」。
先日、ミニ映画祭が開かれた円頓寺商店街の裏手の住宅街に店を構えています(右)。

「ただのうどん屋じゃ、ネタにならないかも」と思いながら店の前に来て、まず気づいたのが玄関の入り口横につるした簾にバーンとはってある「禁煙マーク」。
これは何度もお話している通り料理にこだわりがある印であり、お客を気遣う心がある印でもありますので、俄然期待が高まりました。

カウンターも含めて15人も入れば満杯になりそうな狭い店内で、店のおばさまに「イチ押しはどれですか」と聞いて「みなさんが良く頼むのはコレです」と言われるままに注文したのは、カレーうどんとメンチカツ、ご飯のセット(中央)。

外側が真っ赤なカマボコが浮いているのは、ちょうど、やはり名古屋めしの代表格「あんかけスパゲッティ」にお決まりの赤いソーセージを思わせて、愛嬌ですが、それはそれ。肝心の味は絶品でした。

つゆはカレーの味はするものの、辛くもなければ甘ったるくも塩っぱくもなく、ダシが良くきいて、名古屋の外食としては珍しいほどマイルドでソフトで、繊細な味わい。
細めでツルツルの麺に、そのつゆが絡まる具合が、絶妙なマッチングなのです。

そして、おかずのメンチカツもまた、サクサク、フワフワで優しく控えめな味わい。
カレーうどん、メンチカツ、ご飯-という不釣り合いにも見える組み合わせが、実はこのうえないハーモニーを奏でていました。

ご飯をいただきながら、ずっと気になっていたのは、反対側の壁際にある台の上に鎮座していた真っ黒けの招き猫(左)。

支払いをした後「なんで、こんな真っ黒なんですか」と、おばさまに聞いてしまいました。
「30年も40年も揚げ物の油をかぶってたら、拭いても取れなくなっちゃったのよ」がその答え。
店は現在2代目で、50年ほど前から続いているということでした。

かつて名古屋の「3大繁華街」に数えられた近所の円頓寺商店街は、店の数が昭和40年代の3分の1まで減り、この店のすぐそばにあった公設市場も看板が残るだけになっているなかで、招き猫が真っ黒になっても続いている店というのは、やはりひと味違うのだなあ-。

普通の人のランチライムはとうに過ぎていても、狭い店に次々お客が入ってくるのを見て、そう思いました。

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