
前の土日に愛知県蒲郡市とその近郊の海辺や山を歩いた報告は、今回が2回目の最終回。
蒲郡市と豊川市の境にある五井山(454メートル)に登り豊川市側の尾根続きにある宮路山(361メートル)までミニ縦走、下山後に旧東海道を歩いて、名鉄本線の御油(ごゆ)駅に至るまでに撮った写真15枚を紹介します。
既にお伝えしています通り、このウオークは山好きで健脚である職場の先輩と2人で行きましたが、仕事外であるにしても先輩に登場していただくことははばかられ、五井山の頂上で撮っていただいた私の写真のカメラマンとして「陰の登場」をしていただくにとどめています。
実のところ本日は、大阪の実家で所用があったため昨夜から1泊で大阪・京都を訪れ、京都で撮った写真も手元にかなりあるのですが、その紹介は明日以降にさせていただきます。
それでは毎度毎度のことですが、まずは本日分の写真をアップいたします。
それから、「走った!撮った!いすみ健康マラソン」は全5回のうち4回目までが写真説明も含めて完成していますので、こちらもご覧ください。

五井山に登るコースは実はほとんどが舗装された車道で、山道のハイキングコースは山頂から先です。
でも山あいの里のたたずまいを見ながらのんびり歩き、二日酔い気味の体からアルコールを発散させるには車道も悪くありませんでした。
道路わきで逆光に輝くススキを撮ったところ、そのときは気づかなかったものの後ろにある壁や電線も光っていましたが、これはこれで山あいの景色らしく悪くありません(左)。
山ろくにはミカン畑が多く、畑を手前にあしらって五井山を見渡せるポイントを狙って撮影(中央)。
山の斜面は緑の植林地と茶色の雑木林が入り交じり、雑木林の色には紅葉の名残が見てとれました。
ミカン畑は、たくさんの実が収穫されないまま地面に落ちていて、なんだかもったいなく思えました。
前回、満開の寒桜を紹介しましたが、道路わきには、なぜかツツジの花も咲いていました(右)。
温暖な海岸近くの地域は、どうやら冬の季節があいまいで、その前後の秋と春が交錯しているようです。

朝から快晴の絶好のハイキング日和で、真っ青な空を引き裂くような飛行機雲が幾筋も描かれ、その様子を何枚も撮りましたので、その中の1枚を掲載します(左)。
道路標識を手前にあしらったもので、矢印のように見える飛行機雲と標識に描かれた矢印の方向が交差。
ちょっと粋な絵になったと思うのですが。
五井山の頂上は南側に蒲郡の市街地と三河湾を見渡す絶好の展望台になっていました(中央)。
既に昼すぎで、逆光のために海は真っ白に光ってしまっていましたが、これはこれでドラマチックな光景。
三河湾に浮かぶ三河大島と小島のペア(海の中)、海岸近くの竹島、海岸を歩いてきた西浦の岬(右の奥)、そして渥美半島(左奥)も良く見えました。
もろ逆光では光量の調整が難しいため、先輩に頼んで撮ってもらった自分の写真は斜光線を受けたもの(右)。
海岸を歩いたときは半そでにアームウオーマーというトレランスタイルでしたが、ウオーキングだったために体は暖まらず、蒲郡駅からはフリースを着込んで歩いていました。

五井山から宮路山(361メートル)までは、ほぼ「だら下り」の整備された山道で、トレランで走ればそれなりに飛ばせそうな快適なコース。
海岸に近い低山とあって、常緑の照葉樹が優勢な雑木林や植林地が続き、房総半島の森を思わせます。
でも海に近い樹林が受ける太陽の光線は強烈で、厚い常緑樹の葉すら逆光で葉脈が透けて見えました(左)。
宮路山の頂上も展望台で、今度は三河湾の東岸に面した豊橋市の郊外やビル街が見渡せました(中央)。
山の上では、紅葉が残る木はあまりなかったのですが、頂上では低木に残る赤い葉が目を引きました(右)。
やはり逆光に輝く葉の裏側には、うぶ毛が生えて、これが光ってソルティドッグのグラスの縁のように見えて、画面にアクセントをつけてくれました。

宮路山の頂上近くには、ふもとの豊川市赤坂にある宮道天神社の奥の院があります。
頂上から奥の院へと続く階段状の道は、落ち葉が掃いて除かれていて、奥の院の小さな祠には、固く撚って房飾りをつけたしめ縄がつってありました(左)。
山麓の林の中を通る道では、まだきれいに色づいたままのモミジも楽しめました(中央)。
宮道天神社の本社近くでは、収穫の終わった田んぼの中にCDや縫いぐるみでつくった案山子が、いまだに突っ立っていました(右)。

豊川市の赤坂から御油までは、電車の1駅分を戻って旧東海道を歩きました。
旧街道に出てすぐの小さな神社には、幹周りが7メートルもの巨大なクスノキがありました(左)。
幹の根元部分には空洞があるのですが、その部分から若い枝葉が伸びてきていました。
旧東海道には町屋づくりの旧家も多く残っていますが、表の格子の前や二階部分の壁にはエアコンの室外機が設置され、道路わきには電柱や道路標識も並んで、新旧一体となったような独特の風情をかもしています(中央)。
旧東海道を歩いてみようと思った理由の1つは、途中の町外れに天然記念物の「御油の松並木」があるからです(右)。
江戸時代以来の松並木には樹齢が100数10年の巨木が残っているものの、多くの木は自らの重さに耐えられないように傾いて、支柱などで支えられているという見るからに瀕死の状態。
「倒木注意」の看板が掲げられる中を、車が行き来しています。
「こんな所に車を通しちゃいかんよなあ」と先輩がおっしゃる通り、自動車の排気ガスや震動は、松の老木にダメージを与えているのは間違いないようで、場当たり的な保護策は限界に来ているように見えました。
蒲郡市と豊川市の境にある五井山(454メートル)に登り豊川市側の尾根続きにある宮路山(361メートル)までミニ縦走、下山後に旧東海道を歩いて、名鉄本線の御油(ごゆ)駅に至るまでに撮った写真15枚を紹介します。
既にお伝えしています通り、このウオークは山好きで健脚である職場の先輩と2人で行きましたが、仕事外であるにしても先輩に登場していただくことははばかられ、五井山の頂上で撮っていただいた私の写真のカメラマンとして「陰の登場」をしていただくにとどめています。
実のところ本日は、大阪の実家で所用があったため昨夜から1泊で大阪・京都を訪れ、京都で撮った写真も手元にかなりあるのですが、その紹介は明日以降にさせていただきます。
それでは毎度毎度のことですが、まずは本日分の写真をアップいたします。
それから、「走った!撮った!いすみ健康マラソン」は全5回のうち4回目までが写真説明も含めて完成していますので、こちらもご覧ください。



五井山に登るコースは実はほとんどが舗装された車道で、山道のハイキングコースは山頂から先です。
でも山あいの里のたたずまいを見ながらのんびり歩き、二日酔い気味の体からアルコールを発散させるには車道も悪くありませんでした。
道路わきで逆光に輝くススキを撮ったところ、そのときは気づかなかったものの後ろにある壁や電線も光っていましたが、これはこれで山あいの景色らしく悪くありません(左)。
山ろくにはミカン畑が多く、畑を手前にあしらって五井山を見渡せるポイントを狙って撮影(中央)。
山の斜面は緑の植林地と茶色の雑木林が入り交じり、雑木林の色には紅葉の名残が見てとれました。
ミカン畑は、たくさんの実が収穫されないまま地面に落ちていて、なんだかもったいなく思えました。
前回、満開の寒桜を紹介しましたが、道路わきには、なぜかツツジの花も咲いていました(右)。
温暖な海岸近くの地域は、どうやら冬の季節があいまいで、その前後の秋と春が交錯しているようです。



朝から快晴の絶好のハイキング日和で、真っ青な空を引き裂くような飛行機雲が幾筋も描かれ、その様子を何枚も撮りましたので、その中の1枚を掲載します(左)。
道路標識を手前にあしらったもので、矢印のように見える飛行機雲と標識に描かれた矢印の方向が交差。
ちょっと粋な絵になったと思うのですが。
五井山の頂上は南側に蒲郡の市街地と三河湾を見渡す絶好の展望台になっていました(中央)。
既に昼すぎで、逆光のために海は真っ白に光ってしまっていましたが、これはこれでドラマチックな光景。
三河湾に浮かぶ三河大島と小島のペア(海の中)、海岸近くの竹島、海岸を歩いてきた西浦の岬(右の奥)、そして渥美半島(左奥)も良く見えました。
もろ逆光では光量の調整が難しいため、先輩に頼んで撮ってもらった自分の写真は斜光線を受けたもの(右)。
海岸を歩いたときは半そでにアームウオーマーというトレランスタイルでしたが、ウオーキングだったために体は暖まらず、蒲郡駅からはフリースを着込んで歩いていました。



五井山から宮路山(361メートル)までは、ほぼ「だら下り」の整備された山道で、トレランで走ればそれなりに飛ばせそうな快適なコース。
海岸に近い低山とあって、常緑の照葉樹が優勢な雑木林や植林地が続き、房総半島の森を思わせます。
でも海に近い樹林が受ける太陽の光線は強烈で、厚い常緑樹の葉すら逆光で葉脈が透けて見えました(左)。
宮路山の頂上も展望台で、今度は三河湾の東岸に面した豊橋市の郊外やビル街が見渡せました(中央)。
山の上では、紅葉が残る木はあまりなかったのですが、頂上では低木に残る赤い葉が目を引きました(右)。
やはり逆光に輝く葉の裏側には、うぶ毛が生えて、これが光ってソルティドッグのグラスの縁のように見えて、画面にアクセントをつけてくれました。



宮路山の頂上近くには、ふもとの豊川市赤坂にある宮道天神社の奥の院があります。
頂上から奥の院へと続く階段状の道は、落ち葉が掃いて除かれていて、奥の院の小さな祠には、固く撚って房飾りをつけたしめ縄がつってありました(左)。
山麓の林の中を通る道では、まだきれいに色づいたままのモミジも楽しめました(中央)。
宮道天神社の本社近くでは、収穫の終わった田んぼの中にCDや縫いぐるみでつくった案山子が、いまだに突っ立っていました(右)。



豊川市の赤坂から御油までは、電車の1駅分を戻って旧東海道を歩きました。
旧街道に出てすぐの小さな神社には、幹周りが7メートルもの巨大なクスノキがありました(左)。
幹の根元部分には空洞があるのですが、その部分から若い枝葉が伸びてきていました。
旧東海道には町屋づくりの旧家も多く残っていますが、表の格子の前や二階部分の壁にはエアコンの室外機が設置され、道路わきには電柱や道路標識も並んで、新旧一体となったような独特の風情をかもしています(中央)。
旧東海道を歩いてみようと思った理由の1つは、途中の町外れに天然記念物の「御油の松並木」があるからです(右)。
江戸時代以来の松並木には樹齢が100数10年の巨木が残っているものの、多くの木は自らの重さに耐えられないように傾いて、支柱などで支えられているという見るからに瀕死の状態。
「倒木注意」の看板が掲げられる中を、車が行き来しています。
「こんな所に車を通しちゃいかんよなあ」と先輩がおっしゃる通り、自動車の排気ガスや震動は、松の老木にダメージを与えているのは間違いないようで、場当たり的な保護策は限界に来ているように見えました。
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