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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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再び銀座で、ミニ写真展

2月3日から14日まで、のべ11日間で4600人以上という写真の個展としては空前の来場者数を記録した「走った!撮った!世界のマラソン」から、はや10カ月。
40代から50代へと「エイジグループ」のステージがアップした私にとり、近年にない激動の年となった今年も残すところわずかとなっています。

ブログを開設・継続したこともあって、この1年に撮影した写真の枚数は膨大なものになりますが、それでも、過去6年がかりで撮りためた写真の個展と同様の展示を、わずか1年後に再び行うだけの「たくわえ」はまだありません。
そうはいうものの、5回連続の出場はならなかったとはいえ、東京マラソンが近づくと今年2月の大会の前に開いた写真展の記憶は、いやがうえにもよみがえるものです。

そんななか、写真展を開いていただいた銀座4丁目交差点のリコーフォトギャラリー「RING CUBE」で来年2月の東京マラソン直後まで、今年の大会で「走った!撮った!」を行った写真10枚を展示するミニ写真展を再び開いてもらうことが決まりました!!!

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明走会の忘年会に出席して東京都内に宿泊したあとの昨日は夕刻に東京方面で所用があり、時間が空いた昼下がり、ミニ写真展のスペースを確認し、現在のメーン展示を見るためRING CUBEに出かけました。

銀座は街角のあちこちにクリスマスの飾り付けが施されて、すっかり年の瀬の装いです。
RING CUBEが入る円筒形をしたリコーのビル「三愛ドリームセンター」の入り口では、サンタの衣装に身を包んだ美女がビル内にあるブティックのチラシを配っていました(左)。

「写真、撮らせてくださいね」
美女を見るやカメラを構えてしまう私がこう頼むと、美女は「1枚だけでしたらね」と笑顔の答え。
「はい」と約束をしたものの、正面を向いてくれた写真は動きがなかったため、「さっきみたいにチラシを配る格好を」とお願いすると、ちょうど通りがかる人は、いないのにもかかわらず、ご覧のようなポーズで2枚目を撮らせてくださいました。

銀座4丁目交差点でリコーのビルの斜め向かいにある三越銀座店の前では、キリスト教関係の外人男性がスピーカーのついたプラカードを持って立っていました(中央)。
黄色いプラカードには「キリストは十字架で人の罪を負った!」の文字。
これもクリスマス前らしい風景で、私は2年前、クリスマス前に訪れたソウルの街角を思い出しました。

ソウルでは「救世軍」というキリスト教関係のチャリティー団体のメンバーらがあちこちで、道行く人たちに呼びかけたり賛美歌を歌ったりして募金を集めています。
人口の約4分の1がキリスト教の信者で、キリスト教が根付いている韓国ならではの風景ではあるのですが、銀座の男性もパチンコ屋の宣伝みたいにプラカードを持って突っ立って、何を言っているのか分かりにくくて、騒音にしかなっていないような文句を流すぐらいなら、チャリティー活動でもした方がましだと思うのですが。

リコーのビルの1階に入る花屋の店先は、赤やピンクが鮮やかなポインセチアやシクラメンの鉢植えが並び、クリスマスリースも飾られていました(右)。
そこでまた、美女が通りがかかるのを狙って、クリスマス前の街角の写真をもう1枚。

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RING CUBEでは現在、ロバート・キャパやアンリ・カルティエ=ブレッソンンらが創設した、ドキュメンタリー写真の写真家集団「マグナム」の写真展「50の情熱」が開かれています(左)。

文章や写真・映像で何かを伝えることを一応生業にしている自分としては、作家の感性を表現するだけではなく、伝えたい何かがある写真は、なじみがあって、見ていてしっくりします。
もちろん「ドキュメンタリー写真は芸術か」という古くて新しい議論が今も続いているというマグナムの写真は、どれも芸術性が高く、写真としての力が強いものばかりで、見ごたえがあります。

とはいうものの、全体の印象としては、キャパ的なものやブレッソン的なものがよくも悪しくも脈々と伝えれているような感じもぬぐえません。扱う題材にしても、画面の切り取り方にしてもです。

表現できる内容において、写真をすべて凌駕してしまうようにも見える映像が氾らんする中にあって、写真が写真らしい表現を伸ばしていくためには、ライカ式のカメラや一眼レフに白黒のフィルムを詰めていた時代と同じような表現方法に、あまり引きずられない方が良いと思うわけです。
とんでもない技術革新が間断なく続くデジタルカメラが、もっと自由に使われて良いのではないかと。

もっと言えば、キャパやブレッソンが最新のデジタルカメラを手にすれば、「ちょっとピンぼけ」ではない、さらにすごい別の写真を撮れたはずではないか、などとも思うのです。

さて、マグナムの写真展に先だって開かれていた「心で感じる写真展 Secret2010」には、名前を伏せて出品する「作家」41人のうちの1人として私も写真を展示させていただきました。
この写真展はチャリティー企画で、写真を購入してもらえれば、その売り上げ金が沖縄の「やんばるの森」の保護活動をする団体に寄付されることになっていました。

私以外に出品した方々はみな名だたる写真家の先生ばかりで、1枚だけシロウト写真が交じっているように思って「売れ残ってしまったら、どうしよう」と不安だったのですが、ギャラリーで聞いたところ「すべての作品に買い手がつきました」とのこと。ほっとしました。。

というわけで、会期中に自分の写真の前でギャラリーでお世話になっている正さんに撮ってもらった写真を、ようやく晴れて公開いたします(中央)。
そう、私が出品したのは走って撮ったマラソンの写真ではなく、ライチョウの親子の写真。
マラソンではないものの一昨年の7月、南アルプスを2泊3日で単独のトレラン縦走をしている際、塩見岳の直下でばったり出くわした母鳥と生まれたばかりのヒナたちを撮したものです。

一応、一眼レフを使用したものの、レンズは超軽量のズームレンズで、こんなに大きく伸ばしたプリントでは、アラが目立ちますし、そもそも撮し止めるのが精一杯で感性や工夫が入り込む余地のないベタな写真です。
でも、これもまた走ってなければ出あえなかった場面であって、「脚で撮る」私の面目躍如的な写真ともいえるような気がして出品しました。

ギャラリーで聞いたところ、購入希望者は「複数」いらして、抽選になったということでした。
自分の写真が単体で売れたというのは、もちろんこれが初めて。これまた記念すべき出来事となりました。

さてさて、来年2月に開かれる私のミニ写真展の展示スペースは今年2月の写真展の際に使わせてもらったギャラリーではなく、9階の「フォトスペース」(右)。
エレベーターを降りてギャラリーに向かう途中で、リコーの歴代のカメラが展示されているスペースに隣接した通路わきです。

とはいうものの、ここも日本で一番地価が高いギャラリーであるRING CUBEの一角であることは確か。
それに今年2月の写真展が東京マラソンの2週間前に終わったのに対して、ミニ写真展の会期は2月16日から28日までと、東京マラソン当日の27日を挟むドンピシャの時期。
東京マラソンのコースの要である銀座4丁目で、前回大会の写真を展示するミニ写真展「走った!撮った!東京マラソン2009」(仮題)も、それなりに多くの方に見ていただけるものと思っています。

一方で来年1月には、江東区の深川スポーツセンターで、「走った!撮った!東京マラソン」が再展示される計画も進行中です。
こちらも予定が明らかになり次第、お知らせさせていただきます。

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