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京の自然食おばんざい

本日は京都に出かけ、大阪の実家に関連する用事の後、両親と一緒に自然食の「おばんざい」の店でお昼をいただきました。

京阪三条の駅からほど近いその店は、初めて入った「松富や壽(ことぶき)いちえ」。
禁煙レストランを案内するサイト「禁煙スタイル」で探して訪ねたところ、リーゾナブルな値段にしては極めて満足度が高かったことから、紹介することにしました。

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このところ事情があって両親と京都での「逢瀬」を重ねている私はブログでも紹介した通り、京懐石の料亭にウナギ料理の老舗と、ちょっと奮発して上等な食事処を案内していました。
しかし今回のお店は、それらとは対照的に食事代は庶民的な価格で、なんと食べ放題で1人1050円。
「たまには親に食事代を出させなさい」と言われるまま、「これなら良いだろう」と、ごちそうになりました。

庶民的な値段とはいうものの店は禁煙で料理は野菜中心とあって、この店の料理は基本的にフィーリングが私とぴったり合っています。
厨房の前のカウンターにズラリと並んだ大皿の料理は、どれも薄味でヘルシーなものばかり(中央)。
なんだかウチでつくるのと代わり映えがしないようでもありますが、自分独りではこんなにもいろいろな料理を一度につくることはありません。

それに考えてみると、ウチでつくるような野菜中心の、いわば日本の伝統食のような料理が、外では滅多に食べられないというのは外食文化の貧困であって、「自然食」をわざわざうたわなければならないこと自体がおかしいのだと思います。

京都の市街地の伝統的な建築である「町屋」を使った店は、1階が厨房やテーブル席で、2階が座敷。
ビュッフェスタイルですので1階の方が便利ですが、店を訪ねた際は満員で、やむなく狭くて急な木の階段を上った2階に落ち着くことにしました(すると、なんと大広間のような2階は貸し切りでした)。
もちろん、両親に1、2階の間を行き来させるわけにもいかず、私が何度も往復して料理を運びました(右)。

しかし、せっかく割安の料理をいただくのですから昼間であってもいいただこうと注文したお酒は、京美人の女将である「和ちゃん」(のはずだと思います)自らが、さわやかな笑顔とともに運んでくれました(左)。
写真に写っている白ワインは、隣県・兵庫の「丹波ワイン」。キリっとした味わいが和食にもぴったりでした。

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しかし昔から酒飲みの一家とあって、美味しい料理をズラリと並べて、ワイン一口で済むわけがありません。
地元・伏見の純米酒を中心に集めた日本酒のリストにも心ひかれ、一気に2銘柄を注文しました(左)。

そして、たくさん食べて飲んでお腹がくちくなってきたころ、厨房に立っていたイケメンの男性が2階の座敷にやってきました。
1階の客は誰1人として昼間から酒を飲んでいなかったため珍しく思ったのでしょうか、男性はメニューにある酒について、それぞれ蔵元を訪ねて選んだという話をしてくれます。
それを聞いて母は「まあ、ソムリエの方もいるのね」と冗談半分に話しかけました。

すると、出がけにいただいた名刺には「きき酒師」「野菜ソムリエ」の文字が並んでいます。
この男性「キムちゃん」こと芳和さんは、店に併設された関連店である酒処「長者庵孫助」の店長さん。
昼間から飲んでいる私たちを見て、うれしくなったのか、いったん奥に引っ込んで、何杯分かが残っている1升びんを持ってきて、ふるまってくれました(右)。
実は、小舟で渓流を下る「保津川下り」の起点で、京都の隣町に当たる亀岡市でつくられた、この酒が一番、味わい深いものでした。

自分の健康を気遣い、自然の味が分かる老若男女が食べに来ているもようの「松富や壽いちえ」さんは夜も営業しているということです。
職人技の京懐石とはまた違った意味で、京都ならではの「もてなしの心」を感じることのできる、この店には、また立ち寄ってみたいものだと思っています。

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