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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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お伊勢さん雪景色

現在は16日未明ですが、ブランクになっていた14日分の記事を、これから掲載します。
14日は三重県に出張の仕事があり、現地で1泊したあと名古屋に戻りましたが、そのまま深夜まで仕事。
ようやく夜中に、ブログ作業の時間をひねり出していますが、お伝えしていますように本日は東京・銀座にあるリコーフォトギャラリー RING CUBEでのミニ写真展「走った!撮った!東京マラソン2010」が、初日を迎えますので、また上京する予定です。

それはそれとして、14日、15日のネタは14日の仕事の合間、長めの昼休みに食事を抜き、仕事のあった津から伊勢まで、雪の中をとんぼ返りして「お伊勢さん」こと伊勢神宮を訪ねた際のミニルポです。

(ここから続きです。)
大阪市生まれの私が初めて伊勢に行ったのは小学校の修学旅行で、伊勢神宮や「夫婦岩」で有名な近くの海岸、二見浦などを訪れたときですが、さすがにその記憶の細かいところははほとんど残っていません。
その後、長いブランクをあけて再び伊勢神宮を訪れたのは数年前の初夏。
やはり仕事で津に行ったついでに、自由時間を利用して三重在住の友人に案内をしてもらいました。

その時に感じたのは、小学校のときの記憶以上に、豊かな自然に抱かれて厳かな伊勢神宮の印象でした。
境内には社殿など多くの建築物があるのですが、そのすべてが決して自然と対峙するのではなく、その逆に自然と見事に一体化していて、しかも太古からの時間も厚く積もっているように思えました。
いわゆる「気」のようなものが身体に響いてくるといいますか、いま流行りの「パワースポット」といった言葉が、感覚的に理解できるように思えたのです。

ということで、普通の観光スポットなら一度訪れると、しばらく行かなくても良いと思うはずだというのに、伊勢神宮については、また機会があれば訪れてみたいと思っていました。
そして、どんどん強くなる雪の中、お腹を減らし寒い思いをしてトンボ返りすることもないかとも感じる一方で、伊勢神宮の雪景色など滅多に見られないはずだという思いも大きくなって、津から列車に飛び乗りました。

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伊勢神宮といえば、20年ごとに境内の中で社殿などを新築、引っ越しする「式年遷宮」の数々のイベントが、再来年の完結に向けて進んでいるところです。
「内宮(ないくう)」「外宮(げくう)」とある伊勢神宮の2つの境内のうち、私が訪れたのは奥の方にある内宮。
境内を抱き込むように流れる清流・五十鈴川を、参道の入口で渡る木造の橋「宇治橋」は既に一昨年、架け替えが終了して「渡始式」がとり行われ、ヒノキの無垢材がまだ真新しい感じです(左)。
修学旅行の前か後の小学校の夏休み、子ども時代から手先が人並み外れて、とても器用だった私は、この宇治橋をモデルにした極めて精巧な木造の模型を、図工の宿題の自由制作でつくった覚えがあります。

参道に入ると、降りしきる雪の中でモノトーンに変わっていく景色の中で、団体の参拝客たちがさす傘の花がいっそう華やかに映えて見えました(中央)。

傘を持たず、ジャケットの上にポケッタブルのパーカーをはおった私は、手の指先が凍りつくような寒さに耐えきれず、トイレに駆け込んで、持っていた山用の防寒タイツとウールのベストを着込みました。
そして参道に戻ってきて間もなく、伊勢神宮の景色とマッチする自衛隊員のグループを、すれちがいざまに、素速く撮影させてもらったところ、なんと隊員たちは傘どころか手袋すらしない制服の正装(右)!
そのわきを歩いていた親子連れのブーツやコート、マフラー姿とも対照的で、感心してしまいました。

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雪がまぶされたようになった玉砂利を踏みしめて、中心の社殿である「御正宮(ごしょうぐう)」に向かう途中で通りかかる「神楽殿」の建物は入り母屋造りで、屋根は銅板ぶき。
その屋根は、うっすらと雪をかぶって、造形美がいっそう引き立てられている感じでした(右)。

神楽殿の正面に来ると屋根のひさしや柱、菊の御紋が染め抜かれた布を背景に、白い雪の軌跡を印象的に撮しとめることができました(中央)。

御正宮の近くでは、参道に樹齢数百年の杉の巨木が建ち並んでいます(左)。
根元に近い幹が竹で覆われているのは、樹皮を持っていると長生きできるという迷信によって、傷つけられることを防ごうとしたものだとのこと。
竹の覆いや幹の風上側には少し雪がついていましたが、うっそうと繁るこずえに覆われた巨木の足元には、雪が積もっていませんでした。

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いよいよ御正宮に来ると、敷地は四重もの垣根に囲まれて、中が良く見えないばかりか、撮影も禁止。
それでまた、伊勢神宮の厳かな感じが増します。そこで正宮の中を撮る代わりに、その前にある石の階段を上っていた親子連れを背後から撮影しました(左)。
この先にあるのが現在の御正宮ですが、その左(西)側には、同じ広さの「新御敷地」があって、式年遷宮が完結するまでに、そちらに新しい社殿が建てられます。

神楽殿わきで、お守りなどを売っている所は正面もわきも吹きさらしで、巫女さんのような格好で座って応対する女性らは、寒そうでした(中央)。

境内の植え込みで、常緑樹の葉に積もる雪は大きな結晶で、春の雪らしい様子でした(右)。

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小学校のときに来た際の記憶がわずかに残っているものの一つが、五十鈴川の澄みきった流れ。
数年前の初夏も清冽な川の流れは昔の印象のままでしたが、今回は薄暗い雪景色の中で、川の水もまた、どんよりと沈んだ感じでした(左)。
宇治橋に平行して上流側に橋げたのような柱が見えるのは、川が増水した際に流木などが衝突し橋げたを傷めるのを防ぐ「木除杭」だそうです。

宇治橋は記念撮影スポットで、雪の中でも美人ぞろいの女性グループが橋をバックにカメラに笑顔をつくっているところを、その後ろから撮影させていただきました(中央)。
実は、この後「こっちも、こっちも!」と女性たちが叫んで、私の方も向いてくれましたが、その前の方が、より自然な表情でした。

伊勢神宮・内宮の前には、昔ながらの店構えをした土産物屋などがひしめく「おかげ横丁」があります。
数年前には、ここで美味しい名産の岩ガキやお酒などをいただきましたが、今回はタイムアップ。
コンパクトカメラのレンズを望遠側にして横丁の様子を数枚撮って(右)、タクシーに乗り込みました。

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