“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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藤原岳・茨川トレラン2

三重と滋賀の県境に連なる鈴鹿山脈の藤原岳から廃村・茨川を目指したトレランの報告は本日が2回目。
今回はフクジュソウ(福寿草)の咲く藤原岳を越え不明瞭な縦走路を南下、琵琶湖に流れる愛知(えち)川の支流の水源地帯にある茨川に下りていく手前までに撮影した写真を、前回と同じく12枚、掲載します。

茨川と、その先の林道を下山する際の様子は15枚を、おそらく明日、最終の3回目に掲載する予定です。

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藤原岳の中腹では、緑鮮やかな葉に囲まれて小さな黄色い花を付けるネコノメソウが見られましたが、さらに上では白い花と赤いまち針のようなシベを付けるシロバナネコノメソウも咲いていました(中央)。

そして、いよいよ山頂が近づいたころ、登山道わきに幾つも群落をつくっていたのがフクジュソウ(左、右)。
藤原岳のフクジュソウは3月下旬から4月上旬が見ごろだと聞いていましたので、花が見られるとは期待していませんでしたが、盛りは過ぎたものの、咲き残っていたようです。

フクジュソウといえば、雪の間から顔を出す春一番の花というイメージがあります。
私も20年ほど前、札幌に住んでいたころ、借りていた家の小さな庭で、わずかに残った雪の間から顔を出すフクジュソウを見たのを覚えています。

藤原岳では、ちょうど残雪がなくなったころですが、もう少し早い時期に来れば、雪を割って咲く花が見られたようです。
盛りを過ぎたフクジュソウは伸びた葉が目立って、散った花も多く、まばらに咲いていましたので、いい感じで画面に収めるのが難しく感じました。

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フクジュソウの花を眺めながら最後の坂を登って山頂の一角に出ると、避難小屋が建っています(中央)。
石灰岩から成っている藤原岳は、中腹を大きくえぐり取る鉱山があるほか、山頂から北西に伸びる台地には石灰岩の塊が林立するカレンフェルト(カルスト)の風景も広がりますが、私は茨川に急ぐため仕方なく台地に背を向けて南に延びる尾根をたどりました。

避難小屋からひと登りすると頂上に当たる「展望台」に達し、このあたりからは南に続く鈴鹿山脈の山々が延々と続いているのが見渡せます(中央)。
鈴鹿山脈は南北に約60キロもあり、藤原岳は北の端に近いところにありますので、うねりながら続く山々が、こんなふうに「たたなずいて」見えるのも当然のことです。

一般の登山客にとって、藤原岳の台地をめぐって戻るだけで、たっぷり1日コースですので、展望台から南に縦走する人は1人もいません。当然、良く踏まれていた登山道はなくなり、道は「踏み跡」程度になります。
しかも展望台から先は一気に標高差200メートルほどを下る急斜面で、踏み跡すら薄れて、時々木の枝に結びつけてある道標代わりのテープと地形図、それに自分の勘だけが頼りになります。

かつて沢登りの「詰め」の部分などで、道がなくても平気でヤブに飛び込んでいったころが思い出されます。
久々に真剣に地形図を「読む」のは少し緊張しますが、40年近くも山に入り続けている自分の勘や読図力は我ながら安心して頼れるように思えます。
そして、明瞭な道がなくなった森の中に身を置くと、まさに自然の懐に包まれるように思えて、ワクワクとさえしてきます。

道が不明瞭とはいっても、藤原岳直下の急斜面は落葉樹の自然林に覆われて、この時期はヤブもなく、進むのに苦労することはありません(右)。方向さえ間違えなければですが。

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藤原岳直下の急斜面と、それに続く小ピークのトラバース(巻き道)を過ぎて、起伏の緩やかな尾根づたいになると、道は少し明瞭になり、茨川に下る治田(はった)峠までは写真を撮りながら快適に進みました。

尾根づたいで見かけた花のうちアジサイのように見えるのはオオカメノキ(ムシカリ)(左)。

藤原岳の南にある鈴鹿の主要なピーク・竜ヶ岳の付近の山を背景に黄色く光っていたのは、かつて爪楊枝の材料となったクロモジの仲間で、シロモジとみられる木の花(中央)。

そして、ピンクの花を風に揺らせていたのは、ミツバツツジの仲間とみられるツツジ(右)。

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シロモジなどの黄色い花は、まだ木々の若葉が伸びておらず見通しの良い樹林を、染めるように咲いている所もありました(右、右奥の山は藤原岳)。

常緑樹であるアセビの背の低い群落も所々に見られ、鈴なりになった白い花が満開でした(左)。

かつて廃村・茨川に三重県側から物資を運ぶのに往来があったという治田峠から谷沿いに茨川に向かうと、湿気た斜面にイワウチワの可憐な花が咲いていました(中央)。

この峠道も、あちこちが崩れて不明瞭ですが、谷沿いに下る場合は道に迷う心配もなく、時には流れの中の石をつたいながら、そして話に聞いていたサクラの花を思い浮かべながら、引き続き快適に駆け下りました。

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藤原岳・茨川トレラン1

ゴールデンウイーク初日となった本日は、三重と滋賀の県境沿いに南北に連なる鈴鹿山脈に、名古屋に来てから初めて入って、トレイルランニングをしてきました。

走ったコースは、フクジュソウの群落があることで知られる藤原岳(1140メートル)に、三重側から登り、山を越えて滋賀側の渓谷の奥にある廃村の茨川を訪ねるというものです。

当初は、標高約550メートルの茨川で連休中に咲く桜を見に行く企画に参加しないかと、三重在住の友人に誘われたのですが、林道を数キロ歩くだけではもったいないので、山越えをして合流することにしました。

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藤原岳の登山口に当たる三岐鉄道の終点・西藤原駅までは、近鉄からの乗換駅・富田を経由して自宅から約2時間かかりますが、駅からすぐに登山道に入れますので、足の便は、まあまあです。

三岐鉄道の列車は2両編成のワンマンカーで、養老山地の麓を通る養老鉄道と同じく、自転車を持ち込める「サイクルパス」(右)。
とはいうものの、乗客はほとんどが登山客で、サイクリストは1人もいません(左)。
観光に活路を見出そうとするローカル線でサイクルパスが試行されるのは結構なのですが、乗り換え駅まで行く近鉄やJRに自転車を持ち込めないのでは、名古屋の人には、ありがたみがありません。

西藤原駅の線路わきに植えられたチューリップは満開で、その花越しに台形の広い頂上部を有する藤原岳を眺めることができました(中央)。

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標高差約1000メートルを一気に登る藤原岳の登山道は良く踏まれていて、周囲の樹林は時おり植林地が交じるものの、多くは自然林で、すがすがしい空気の中、快適に高度をかせぐことができます(左)。

樹林は芽吹きの季節で、樹冠を見上げると、木々の若葉は、みずみずしい緑のほかオレンジがかったものもあって、それぞれ朝の光に輝いていました(右)。

中腹の登山道わきには、スミレの可憐な花が、多く見られました(中央)。

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アセビとみられる常緑樹の若葉も、オレンジがかった色(右)。
左側の若葉に引っ掛かっている濃いピンク色のものは、花が散ったヤマザクラのガクの部分のようでした。

そのヤマザクラは中腹でまだ見ごろの様子でしたが、こずえが頭上の高いところにあるために花の姿は見ることができず、足下に散った花びらだけが、しばらくの間、続いて見えました(左)。

登山道には富士山と同じく「1合目」から「9合目」までの標識が立てられています(中央)。
しかし標高差は約3000メートルの富士山の3分の1で、昨年まで毎年、何度も富士山を駆け上がってきた私としては1合ごとをクリアするまでの道のりが、あっけない感じでした。

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登山道の4合目か5合目あたりまではスミレの花が多く見られましたが(右)、その上の植林地の林床で良く見られたのはミヤマカタバミの白い花(中央)。
季節が早いためか、薄曇りだったためか、花はまだ、ほとんど開ききっていませんでした。

葉の部分が目立って地味な感じがするものの、よくよく見るとデザインのパターンが美しいネコノメソウの花も中腹では多く見られました(左)。

「花の百名山」に選ばれて人気の藤原岳とあって登山客が多く、登山道でしゃがみ込んで、落ち着いて撮影するのが難しかったうえ、「花見」に合流する予定もあったため、私はいつもより写真を少なめにして先を急ぐことにしました。

雨上がりのプラタナス

昨夜遅くまで強く降っていた雨は、今朝はやんでいましたが、本日の出勤はランではなくバイク(自転車)。
職場の送別会で遅くまで飲んで早起きができなかったうえ、出社の前に送別会で撮影した写真をプリントしていたために自宅を出るのが遅れたためです。

出勤ランの際に写真を撮らなかったことから、昼休みには、写真を撮りがてら外に食事に出ました。
職場を出て間もなく通りがかったのは、通りの向かいにある愛知県図書館の、わきにある入り口。
水のない名古屋城の外堀を渡る入り口の通路には、背の高い樹木の並木がありますが、これまでは何の木なのか気にとめていませんでした。

しかし、本日はそれがプラタナス(スズカケノキ)だったことが判明しました。
昨夜の雨のために、プラタナスの鈴のような実や、花が通路のタイルの上に、たくさん落ちていたからです。

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御園のタブノキ

本日も街の緑の写真を掲載します。
名古屋市の木である常緑樹のクスノキは、ケヤキなどの落葉樹と同様に今が若葉の季節で、そのクスノキの仲間であるタブノキの巨木が名古屋の中心街にあって、やはり若葉を伸ばしているところなのです。

タブノキはクスノキよりも一回り大きな葉をつける木で、クスノキと同じく照葉樹林を形づくる代表的な木。
神社の鎮守の森でも良く見られますが、紹介する巨木は、名古屋中心部を南北に貫くメーンストリートの1つ、伏見通の歩道わきに、1本だけがポツンと残されています。

「御園のタブノキ」と呼ばれるこの木は、名古屋の老舗劇場「御園座」から伏見通を挟んで向かいにあります。
私は出勤ランニングなどで、ここを何度も通っていましたが、この木の存在は昨夜、用事があって通りがかるまで気付きませんでした。

昨夜になって気付いたわけは、威勢良く若葉が伸びる様子が目についたからにほかありません。
そして今朝、出勤ランの際に再度、この木を見に来たというわけです。

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若葉の久屋大通3

私がランニングで出勤する際によく通る久屋大通公園の様子は、先週も2回続けて紹介しましたが、本日も「その3」を掲載します。何のことはありません。そのほかに手持ちのネタがないということです。

ネタがないなら1日休止しても良さそうなものですが、ほぼ15カ月も休まずに「撮って書いて」してしまうと、続けるのが「しんどい」と思っていたはずなのに、今度は休止するのに勇気が必要な気がします。
そもそもが怠け者の私ですので、ブログのおかげで撮ったり書いたりの訓練ができているように思いますし、「走った!撮った!」などの大事な写真の選択・編集作業も、そのときどきに済ませられます。

本日のように出勤時を逃せば夜まで写真を撮る機会がなさそうな日の朝には、ブログのおかげで出勤ランをさぼらずに走り出すことすらできるというものです。

そして、この季節は山も街も、日に日に木の葉が伸びて景色が変わりますので、いったん走り出せば、飽きることもなく、なにかしら被写体に出会えるものなのです。
本日もまた、ほんの4、5日たっただけで、公園の木々は一段と緑の色が濃くなり、繁っていました。

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今朝は曇天で、久屋大通公園では濃くなった緑が、しっとりと見えるように感じました。
しかし、先週2度も写真を撮りながら通ったばかりですので、当初は撮りたいものが見当たりません。
歩いているのであれば違ったかもしれませんが、いちおう職場に急ぎながらですから、なおさらです。

そのうちに目についたのは、芝生の斜面から、ひょろりと伸びた茎に咲く薄紫の小さな蝶のような花(左)。
山では見かけないこの花は、やはり外来種で、「マツバウンラン」が、その名前でした。

子どもたちが裸で遊んでいる様子のブロンズ像には、いつも通りハトが数羽とまっていました。
何枚がシャッターを切ったあとで、近づいてカメラを構えながら軽くジャンプし、驚いたハトが飛び立つ瞬間も、後ろ姿ながらおさえましたが、良く見てみると、その前に撮った1枚が、おもしろいことに気づきました。
ご覧の通り、1羽のハトが乗っかっているのは、ハトの像。ハトは、どんな気分だったのでしょうか。

久屋大通といえば、その中央にそびえるのがテレビ塔ですが、先週はテレビ塔の写真を掲載していません。
もちろん、いちおう撮ってはいたように覚えていますが、写真を選んで組む際に省くことになったのです。

しかし本日は、テレビ塔の手前で、信号待ちしている際に撮った1枚を掲載(右)。
歩道の後ろまで下がってカメラを構えたところ、ちょうど左右から自転車の女性が近づき、画面に入ってくれた瞬間です。自分も女性らも皆が職場に急いでいる朝の雰囲気を写し止められたように思うのです。