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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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慶州散策1-仏国寺・石窟庵

「走った!撮った!慶州さくらマラソン」に先立ち、マラソン前日に慶州の名所などを散策した際などの写真を本日から数回にわたって掲載します。
まず本日は、慶州郊外の山あいにある仏国寺(プルグックサ)と石窟庵(ソックラム)です。

仏国寺と石窟庵はともに、慶州市街から南東約10キロにある吐含山(トハムサン、745メートル)の山ろくにあり、新羅(シルラ)王朝の8世紀半ばにつくられた寺院で、世界文化遺産に登録されています。
朝鮮半島の三国時代に対峙した百済(ペクジェ)と高句麗(コグリョ)を7世紀半ばに滅ぼして半島を統一した新羅は、仏教を重んじて多くの寺を建立し、その中で最大の規模を誇ったのが仏国寺。

その大半は豊臣秀吉の朝鮮出兵で焼失し、その後に復元が進められたものの、現在の姿は往時にはるか及ばないということですが、それでも広大な伽藍と幾つもの歴史的建造物が残されている立派な寺院です。

一方、仏国寺よりも、さらに吐含山の山頂に近いところにある石窟庵は、石を積み上げてつくったドーム状の洞窟の中に大きな石造りの仏像が安置された石窟寺院です。
当時の宰相だった金大城(キム・デソン)が、現世の親のために仏国寺を、また前世の親のために石窟庵を、それぞれ建立したと伝えられ、この2つの寺院は慶州市街地の寺院や遺跡群と並ぶ慶州観光の柱です。

私は20年以上も前に1度だけ慶州を訪れた際にも、仏国寺などを訪れていますが、さすがに記憶は薄れていて、今回はマラソン前日の1日だけとなった慶州散策で、午前中に独りで出かけました。

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仏国寺を訪れたのは平日の金曜でしたが、花が咲き乱れる季節で、暖かい陽気にも恵まれて、多くの参拝客らがやってきていました。
日本人以外のアジアや欧米からの多くの観光客のほか、子どもたちの団体も見かけました(左)。

寺のメーンの建物が並ぶ伽藍は、周囲より一段高くなっていて、そこに上る2本の石の階段は、それぞれが国宝に指定されています(右)。
そのため、一般の人たちはその階段を上ることができず、迂回して伽藍に向かいます。

そのおかげで私は建物の位置関係が分からなくなり、本殿に当たる大雄殿(テウンジョン)を訪れそびれて、帰国した後に写真を整理していて、そのことに気付きました。
その代わり見たのは極楽殿(クンナクジョン)で、中には金色の阿弥陀如来像が安置されていました(中央)。

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極楽殿の前には、現世の利益をもたらすとされる縁起物の「ファングムテジ(黄金ブタ/イノシシ)」の置物が飾られています(左、中央)。
韓国では4年前の戌年が、何でも600年に1度の黄金のイノシシ年に当たったということで、置物は、それを記念して置かれ、参拝客らは、ご利益を受けられるようにと、これをかわりばんこになで回していました。
私はというと、写真を撮るのに一所懸命で、なでそびれてしまいました。全くポカばかりです。

そういえばソウル国際マラソンを走りに行った4年前、街のあちこちにファングムテジが飾られ、土産物屋にもそのキーホルダーが売られていました。

この置物のモデルにされたとみられる木彫りのイノシシは、極楽殿の正面の軒下に掲げられた看板の裏に隠れていて、団体客のガイドさんが説明しているのを聞いて、見つけることができました(右)。

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暖かい陽気に促され、宿泊先のホテルやマラソン会場がある普門湖畔や、市街地の桜は一気に開花が進みましたが、仏国寺では、桜の時期は少し早いようでした。
しかし、それに先立つ春の花は、一斉に咲いていました。

まず目立ったのは韓国の代表的な花の1つであるレンギョウ(韓国語ではケナリ、中央)。
そして、白い鳥の大群のように咲いていた木蓮(モンニョン、右)。
さらに、やはり韓国の代表的な花であるツツジ(チンダルレ、左)。

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仏国寺から石窟庵まではシャトルバスが出ていましたが、運行間隔が広く、出かけるのが遅かったため予定時間が過ぎようとしていたことからタクシーを利用し、そのまま市街地にも回ってもらいました。
おかげで運転手(韓国語では運転手技師=ウンジョンスギサ)さんは愛想良くしてくれ、市街地と普門湖畔、仏国寺では桜の時期が約5日ずつ、ずれることや、韓国の新幹線・KTXの新慶州駅が昨年11月にオープンしたばかりであることなどを教えてもらえました。

20年以上前に韓国に来たときには、仏国寺で日本語で話しかけてくれた人らに土産物店に連れて行かれ、宝石を押し売りされそうになったり、メーターを動かさずに法外な値段をふっかけてきたタクシーの運転手と、片言の韓国語でケンカしたりしましたが、今や韓国を旅行するのに緊張感を保つ必要などなくなっています。
それどころか原発のニュースや放射能に対する不安から解き放たれ、明るい日差しと澄んだ空気に包まれて心からリラックスできる感じがしました。

石窟庵の入り口には大きな鐘をつくことができる鐘楼があり、100円を支払うと入場できましたが、ここでもやはり、鐘をつく子どもたちの写真を撮っただけで、自分ではつきませんでした(右)。

尾根伝いに整備された広い山道をたどって10分足らず歩くと、石窟庵に到着します(左)。

石窟庵の中には、花崗岩を丸彫りしてつくった3.4メートルの釈迦如来座像が安置されていて、実に荘厳で見事なのですが、屋内での撮影は禁止。
その代わりに、仏像を真剣な表情で眺めている親子連れをサイドの屋外から撮影しました(中央)。

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