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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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慶州散策2-大陵苑・瞻星台

本日も「慶州さくらマラソン」の前日に韓国・慶州の名所などを散策した際の写真を掲載します。

昨日分も含めて写真の説明などは追って加えます。
本日もまた、まる1日の仕事に続き、遅くまで飲んでしまいましたので。

そして、ようやくここからが追加分です。
マラソン前日の午後は、韓国・高敞(コチャン)の「高敞コインドル・マラソンクラブ」の前会長チェ・ソンネさんの案内で、慶州中心部の遺跡などを案内してらいました。

韓国西部の全羅北道(チョルラプクド)にある高敞から東部・慶尚北道(キョンサンプクド)の慶州までは車で3、4時間もかかる距離ですが、今回は私が日本から参加するということを聞きつけて、ソンネさんをはじめ、クラブのメンバー4人が駆け付けてくれました。
釜山までわずか約1時間半の名古屋は、高敞と同じぐらいの「遠さ」だというのにです。

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遅い昼食のあと、まず私たちが向かったのは、5、6世紀ごろにつくられた古墳23基が集まる古墳群を遺跡公園にした「大陵苑(テヌンウォン)」(写真3枚とも)。
小学校から中学校にかけて熱狂的な「考古学少年」で、大阪や奈良の古墳を巡り歩いた私としては、風景が奈良に似ている慶州で古墳群を訪れると、遠い昔の記憶が呼び起こされて少し胸がさわぐ感じがします。

私はかつて古墳のなだらかな斜面を眺めるのも好きでしたが、日本国内の古墳は、宮内庁が管理している「陵墓参考地」として立ち入りが制限されるケースが多いことなどから、その多くは樹林で覆われています。
それに比べ、大陵苑にある円墳や瓢箪形の古墳は、いずれも表面が芝生で覆われて、その形が良く分かり、建造時の姿がしのばれます。

古墳の間に植えられた木々では、柳のような木の新緑や(左)満開の木蓮の花(中央)が目立っていました。

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慶州の中心部は桜が満開を迎えていて、あちこちで写真撮影する人たちの姿が見られました(中央)。
ずっと前から観光振興に力を入れてきた慶州では、普門湖畔の「観光団地」や川の堤防、それに遺跡を結ぶ街路などあちこちに大規模な桜並木がつくられ、マラソンでは、桜並木を縫うようにコースが設定。
満開の桜を見ながら、翌日のマラソンが楽しみになってきました。

桜と並んで満開になっていたのはレンギョウ(ケナリ)。
大陵苑近くの遊歩道で2組の若いカップルとすれ違うとき、女性2人が髪の毛にレンギョウの花飾りを付けているのが見えました(右)。

それぞれが相手の男性に付けてもらったのでしょうか、はしゃいでいる表情もまぶしかったのですが、とっさのことで写真は撮れず。でも、すかさず振り向いて4人をズームアップしたところ、髪の毛のレンギョウが逆光に輝き、後ろ姿だけでも皆がはしゃいでいることが分かりました。

その遊歩道わきにそびえていたのが、7世紀半ばごろにつくられた東洋で最古の天文観測台という「瞻星台(チョムソンデ)」。
石材を積み上げてつくられた高さ9メートル余りの瞻星台は、一見サイロのようですが、なだらかなサイドの曲線は、なかなか魅力的です(左)。

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奈良や京都と同じように、町中どこを掘っても遺跡という慶州では、民家を建て直すときも発掘調査を受けることが義務付けられているということですが、遺跡公園の整備も進んでいます。
瞻星台に隣接して花壇の造成が進んでいる地区では、その向こうの土手に作業員のアジュモニ(おばさま)たちが大勢並んで座っているのが見えました(左)。

瞻星台に続いて訪れたのは、やはり7世紀に、離宮の中に造成された池のある庭園跡「雁鴨池(アナプチ)」(中央)。
ここは幾つもの建物も復元されて、華やかな宴が開かれた昔をしのぶようにライトアップされることでも有名だということですが、夕暮れ時に訪れた私たちは夜景を見ることができませんでした。

再び天陵苑の前に来て、普門湖畔に戻るタクシーに乗る前、夕日は地平線に届こうとしていました(右)。
ちょうど日本の奈良・飛鳥のように慶州では、自転車による遺跡めぐりも人気で、天陵苑前の土産物店の前にはレンタサイクルも並んでいます。
複数の店の看板に書いてある文字は「パン」。餡をたっぷり詰めた一口サイズのお饅頭が「慶州パン」などと呼ばれ、あちこちで売られているのです。

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つくりたてのアツアツを売る慶州パンの店は市内に数え切れないほど並んでいますが「最初につくったのが、この店ですよ」とタクシーの運転手さんに教えられた店が「ファンナムパン」(左、右)。

せっかく味見するのなら元祖の店でと思い、天陵苑近くにあるファンナムパンを訪ね、チェ・ソンネさんに1箱買ってもらって、うち1つをいただきました。
パンが並んだ紙の箱は、フタを半ば開けたままで紙袋に入れて渡されましたが、それはできたてのパンが、あまりにもアツアツであるため。
フーフーしながらいただいたパンは、ほとんど餡を食べている感じでしたが、さほど甘すぎず、心もあたたまるような味わいでした。

慶州パンをつくっている男性の写真(中央)は、実はファンナムパンの店ではなく、散策を始めるのに先立ち、市外バスターミナルのビルに入っていた店で撮ったもの。
オーブンに入れる前の鉄板に、丸めたパンのタネを並べたうえで、ハンコを押すようにワンポイントの模様を刻印しながらタネを円盤状に成形していく様子がわかります。

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慶州中心部の散策に先だって、遅い昼食をたべるために入ったのは、慶州の名物料理の1つで、白菜などの葉に様々な料理を包んでいただく「サムパップ」の専門店(写真3枚とも)。
タクシーの運転手さんからも大きめの有名店2店を教えてもらっていましたが、入った店はチェ・ソンネさんが事前に検索してくれていた、こぢんまりとした店。
古い民家を利用したものとみられる店は、普通の家に上がり込むようで、隠れ家のような雰囲気でした。

座卓いっぱいに並べられた何種類もの料理は、古都・慶州だけあって、細やかで奥ゆかしい味わいのものが多く、写真には写っていませんが、ボール状の陶器に入って運ばれた韓国式のドブロクの「トンドンジュ」に、どれもよく合いました。

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