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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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走った!撮った!慶州さくらマラソン4

「走った!撮った!慶州さくらマラソン」は、いよいよ本日が4回目の最終回となりました。
3回目の分と同様に、とりあえず写真12枚を掲載し、記事は追って加えることにします。

そして、ここからが続きです。
慶州の中心部を離れたマラソンコースは34キロ付近から、普門湖(ポムンホ)から只山江(ヒョンサンガン)に流れる北川(プクチョン)に再び沿って湖畔のゴールを目指します。
往路で通った左岸沿いではなく、今度は右岸沿いを走りますが、どちらも延々と桜並木です。

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川沿いに出るころにガッツポーズをきめてくれたのは、コースを見守るボランティアの女の子2人(左)。
ここまでで紹介した若手ボランティアのうち、オレンジのベストは慶州にキャンパスがある東国大学の学生らでしたが、グリーンのベストは地元の高校生のようでした。

復路の川沿いでも韓国の伝統芸能「農楽(ノンアク)」を披露する女性グループが応援してくれました(中央)。
チャンゴ(太鼓)やケンガリ(手持ちの鐘)のリズミカルな音は、グループの姿が見える前から響いてきます。
カメラを構えても初めは誰もが演奏に一所懸命で気付いてくれませんでしたが、その後、手前の女性が演奏しながらも身体と視線を向けてくれました。

コースをパトロールするインラインスケーターたちは消炎スプレーを持っていて、疲れたランナーに頼まれては脚にスプレーを吹き付けるサービスをしていました(右)。

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桜並木とレンギョウ(ケナリ)の植え込みが続く川沿いでは、散歩をしながら記念写真を撮るカップルらも多く見かけましたが、ランナーにとって35キロに差しかかるこのあたりからは頑張りどころ(左)。
それぞれが互いに脇目もふらず、撮影と走りに没頭する場面も見かけました。

35キロの給水所では、韓国のマラソンで定番の給食であるチョコパイが出されていました(中央)。
お腹が減ってきていた私は2つほどパクパクといただきました。
スポンジが入った柔らかいチョコパイは、マラソン中のエネルギー補給食としてはイケることを実感します。
私は初め、モデルになってくれた男子学生の隣にいた、もう1人の学生にチョコパイを差し出してくれるように頼みましたが、うまくやってもらえず、この学生が「こうするんでしょ」と言ってポーズをきめてくれました。

その近くで給水をしていた美人のボランティアらも東国大学校(トングク・テハッキョ)の学生たち(右)。
朝方に通った対岸の川沿いにも、桜並木が続いているのが見えます。

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ゴールも近づくと、パトロールをしていたインラインスケーターたちも一仕事終えた雰囲気で、道路わきに腰を下ろしていました(中央)。
グロッキーになったランナーに声をかけられれば、消炎スプレーを噴射しようということだったのでしょう。

40キロの給水所にいた高校生らしい女子学生らも、多くのランナーにドリンクを渡し終えたためか、リラックスした雰囲気で、5人が並んでポーズ(左)。
実は初め、このうち3人だけを撮らせてもらったのですが、残る2人に「もう1度!」とせがまれました。

でも、そばに座って段ボールのボードを掲げていた3人は恥ずかしがって、顔を隠してしまいました(右)。
ボードの文字は「味の良いイオン飲料 飲んで行ってください!」でした。

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慶州さくらマラソンのフル(プルコース)の部は、わずか800人余りしか走らないうえ、私は制限時間が5時間のところを4時間半近くかけてゴールしましたので、私の後にゴールしてくるランナーはまばら。
それでも、桜や遺跡の眺めを楽しんだランナーは数人ずつが、満足そうな笑顔でゴールゲートに駆け込んできていました(左)。

ゴール後に横断幕を持った仲間と記念撮影をしていたのはマラソンを100回完走したランナー(中央)。
横断幕で名前の下に書かれた文字は「マラソン フルコース 100回 完走達成」でした。

ゴール後に無料で振る舞われた韓国式麺の「ククス」。
塩味のきいたスープが、疲れた身体中に、染みわたるような美味しさでした。

走ってから、なんと10日余り経ってから、ようやく報告を締めくくることになった慶州さくらマラソン。
韓国に旅立つ際、まだ桜が満開だった名古屋で、既に新緑の季節に包まれながら振り返ると、遠い夢の中の出来事のように感じます。
慶州でもまた、短い桜の時期は過ぎ去って、春が萌えたつ季節を迎えていることでしょう。

日本の多くの地域で桜を楽しんだ後、もう一度花見を楽しみながら走れるこのマラソンは、世界遺産の遺跡も見学して韓国の歴史に思いをはせることもできるという贅沢な大会です。
しかし、日本の新聞社が共催していることを考えると、参加ランナーの実に3分の2が日本人というホノルルマラソンとは比べるべくもないほどで、まだ日本のランナーはさほど多くありません。

日本人のランナーが気軽に参加できない最も大きな理由は、メーン種目であるフルの制限時間が5時間と、初心者や女性のランナーには、やや厳しい設定になっていることです。
これがせめて6時間に、できることなら東京マラソンなどと同じく7時間にできれば、日本からだけでなく韓国国内からも参加する人が増えることだと思います。

参加する人が増えれば沿道の応援ももっと盛り上がって、走ることを通じての国際交流も、もっと深まるはずだと思うのですが、どうでしょうか。

東京マラソンの土台をつくった東京夢舞いマラソンと交流を始めた、全羅北道のコチャン・コインドル・マラソンでは、一昨年に比べて昨年の大会では沿道の応援が、いっそう盛り上がってきたように感じました。
それは夢舞いとの交流もあり、マラソンというイベントを、もっと楽しもうというスピリットが、さらに醸成されたからだと思います。

年齢差や性別の壁も国境さえも越えて、みんなが同じ舞台に立って生きていることを一緒に楽しめるという、すばらしいスポーツであるマラソンを通じて、隣国同士である韓国と日本の間の交流が、さらに深まることを、ランナーのはしくれとして私は願っていて、そのために、わずかばかりの力でも注ぎ続けたいと思っています。

というわけで、慶州さくらマラソンのレポートは、来月発売の雑誌「ランナーズ」などに記事を執筆する予定であるほか、韓国のマラソンに焦点を当てた写真展の開催も目論んでいます。

写真展ということで、ついでに予告をしておきますと、「走った!撮った!世界のマラソン」の写真は、先ごろ、東京・深川スポーツセンターでのリバイバル展示を終えたばかりですが、6月からは日本橋蛎殻(かきがら)町の「ギャラリー遊」でも再展示が予定されています。
そして第1回大阪マラソンの直前には、パリマラソンなどの写真を加えた「増強版」の展示を大阪市内のフォトギャラリーで開くことも予定しています。

それぞれ、少し先の話ではありますが、どうか応援のほどを、よろしくお願いします。

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