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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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ギャラリー遊で写真展へ!

本日は東京・夢の島で、「明走会」の5月恒例のイベントである駅伝大会が開かれ、私は昨日、大震災以来初めて上京しました。さらに本日は東京から新幹線で名古屋を通り過ぎて京都まで乗り、母の日のケーキを携えて大阪の実家に来ました。

駅の照明やコンビニの看板などのネオンが間引かれ薄暗くなった東京は初体験で、この大都会が被災地の端に位置していることを実感しました。
政府が打ち出した方針に従って中部電力の浜岡原発も停止するとなると、地震とは、ほとんど無縁だという感覚で暮らすことができた名古屋の街も、節電の影響が目に見えるようになるのでしょう。

確かに以前の明るい東京を知っていると、今の街の暗さは寂しい感じもします。
しかし、よくよく思い出してみると、海外の街の夜は、いずこもなべて東京より暗いもので、これまでの日本の街は明るすぎたのかもしれません。
東海地震に直撃されれば東京も名古屋も人ごとではなくなる浜岡原発を停止するのは、このご時世にあって当然のことでしょうし、さらに取り返しのつかない事態が起きる前に先手を打つことの見返りに街が多少暗くなっても、それは我慢できるような気もします。

そんなふうに震災の暗い影に覆われている東京で私が立ち寄ったのは、日本橋にある「ギャラリー遊」。
A紙の大先輩記者であり、クロスカントリー・スキー仲間の遊座武さんと奥さまが開いてられるギャラリーで、来月から私の写真を展示していただくことになったため、その打ち合わせに出かけたというわけです。

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東京メトロの茅場町か人形町から徒歩約5分のギャラリー遊で、しばらくぶりにお会いした素敵なご夫婦は、遊佐武さんと奥さまの理恵さん(左)。
ギャラリーの壁面いっぱいに展示されていたのは、本日まで個展が開催されていた長野県諏訪市に在住の自閉症の若手画家・酒井慶二郎さんによる花や野菜などを描いた作品の数々。
みずみずしく、あふれる色彩、迷いがなく豪快なタッチに圧倒されました。

武さんは酒井さんの地元にあるA紙諏訪支局の支局長を最後に、記者の仕事を卒業されるところです。
私が武さんと出会ったのは約20年前に札幌で仕事をしていたころ。A紙が主催する札幌スキーマラソン(50キロ)に出場していた物好きな記者は私たち2人だけだったことから意気投合しました。

武さんはその後、札幌など世界の主要スキーマラソンのうち10大会を完走して「ロペット・マスター」の称号を獲得。お仕事では岐阜県高山市、栃木県日光市、そして諏訪市と、自然も歴史もあり、スキーもできる各地の支局長を歴任。
シリーズ・ドラマの「地方記者」を地でいくようにして現場に居続け「生涯一記者」を貫いてこられました。

そんな武さんと理恵さんに昨年、久々にお会いしたのが銀座で開かれた私の写真展の会場でした。
私は、ご夫妻が日本橋でギャラリーを開かれたことに加えて、そのギャラリーで私の写真を展示したいということも聞きましたが、写真の展示については、あいさつの一部としておっしゃっているのだと思って、話半分でうかがっていました。

でも、このところ連絡をお取りしているうちに、どうやら本気で提案をしていただいていることが分かり、そんなありがたい話はありませんので、私の方も本気で、お受けする覚悟を決めたというわけです。

ギャラリーには、銀座の写真展でパネルやチラシなどのデザインを一手に引き受けてくれた駆けっこ仲間の敏腕デザイナー・金森尚さんも同行してくれました。ギャラリーのレイアウトやDMなどの制作について今回も全面的に手助けしてくれるということで、「一緒にギャラリーを盛り上げていきたい」と言ってくれています。

しかし、圧倒的なパワーがあふれる酒井慶二郎さんの絵を目の当たりにすると、私の写真などは見劣りするように感じますし、写真に力があったとしても、所詮その力の大半は被写体になってくれた人たちのものだと思いますので、なんだか気が引けてきます。

ギャラリーを見学した後、一緒に食事をしている際に、そんな気持ちをお話したのですが、遊佐さん夫妻は、勇気づけるような言葉をかけてくださいました。
「絵画と写真は別のものだけど、自分が『良い』と思ったものを見せるスペースにしたいのですよ」(武さん)
「日本中が沈んでいる、こんな時だからこそ、多くの人を笑顔で元気づける写真を見せたいの」(理恵さん)

というわけで、先日リバイバル展示が終了したばかりの深川スポーツセンターでは、銀座の展示をそのまま再現していただきましたが、今回は銀座の写真展の後に撮影した「おきなわマラソン」「コチャン・コインドル(支石墓)マラソン」「いすみ健康マラソン」「慶州さくらマラソン」などの「新作」を中心にした展示を第1弾として仕込んでみようかと検討中です。

利用者の皆さんの目に自然に触れたスポーツセンターとは異なって、さらに多くの人たちにギャラリーに足を運んでいただくには、やはり新しい写真を並べるべきだと思うからです。
上記に並べた大会は、図らずも地元おこし的なマラソンばかり。
「走った!撮った!わが町マラソン」あたりを仮のタイトルとして考え中で、スタートは6月後半あたりで調整をさせていただければと考えています。

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