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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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鯖街道を完踏!

福井県・小浜から京都市まで、かつて京の都に日本海の鯖を運んだのに使われた山越えのルートをたどって走る「鯖街道ウルトラマラソン」を本日、完踏してきました!

とはいうものの、一時は豪雨の中、12時間近くも走り・歩き続けた自分の身体は、まさにヘロヘロ。
とりあえず掲載する写真は、まだ元気だった昨日、宿泊地の小浜で仲間とともに撮影したものが中心です。

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鯖街道ウルトラマラソンのスタート地である福井県小浜市は、鉄道で行くには足の便が悪いため、京都駅発のバスツアーが便利で、私は「関西明走会」のジダンさん、きのっぴさんらに誘われてツアーにグループ参加しました。バスは鯖街道をたどるのではなく、琵琶湖の西岸に沿って北上し、2時間半ほどで小浜に到着。

バス旅行とはいえ、バスに乗るのは行きだけで、帰りは自分の足で走って戻ってくるという通常はありえない変則のツアー。
添乗員2年生で、初々しい真奈さんとも、宿泊先のホテル前で別れを惜しみました(中央、左がジダンさん、右がきのっぴさん)。

ツアーにグループ参加したのは4人で、もう1人は、きのっぴさんがトレランのレースで知り合った裕之さん。
図らずも私と同じ愛知県在住で、伸び盛りの若手ランナーです(右の写真の左)。
関西方面のディープなウルトラマラソンとあって、東京の明走会から参加する駆けっこ仲間はいないと思っていたところ、宿泊したホテルのロビーで、バッタリと顔を合わせたのは、精密機器メーカーに勤務する浩さん(写真の右)。
実は10月に大阪で開催する「走った!撮った!世界のマラソンⅡ(完全版)」の会場となる有名ギャラリーを紹介してくださったのが、この浩さんです。

ウルトラやトレイルの大会に参加するランナーは、ちょっとしたランニング愛好家の域を越えてヘンタイの領域に来てしまった人たちですので、きのっぴさんが裕之さんを「ナンパ」したのをみても分かるように、見知らぬ同士でも、すぐ互いに打ち解け合うことができます。

ツアーの参加者らが一堂に会した夕食の際、ジダンさんは、隣に座っていた私が食事に没頭しているスキにさっそく反対側の隣にいらした美人ウルトラランナーの千里さんに声をかけ、ランニング談議などに花を咲かせていました(左)。

千里さんは、私の実家がある大阪府枚方市に在住で、レース中には途中まで一緒に走らせてもらって、私もやはりランニング談議などに花を咲かせたのですが、その後、練習不足にもかかわらず写真を撮りまくるなど不真面目に走っていた私は、ぶっちぎられてしまいました。

実のところ、幾つも峠を越える半ばトレイルラン大会であるこのウルトラマラソンを私はちょっと甘くみていて、途中で関門やゴールの制限時間をクリアするのが危ういと感じたものの、不要なモノを入れすぎてズッシリと重たくなったバックパックを捨てるわけにもいかず、体力を使い果たして最後は10キロ近くも歩き、ゴールにたどり着いたのは、大会終了時間のわずか11分余り前でした。

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アメリカのオバマ大統領と発音が同じであることから、オバマ氏を勝手に応援する活動が盛り上がったことで一躍、全国区になった小浜は、若狭湾の奥にある内海に面した漁業などの町。

私は中学時代に友人らと山を歩いた際、京都側から山を越えて、たどり着いて以来の訪問となりました。
その時は京都・滋賀・福井の県境地帯に広がる「芦生原生林」を友人2人とほっつき歩き、峠越えの山道が分からないま渓谷の中をドロドロになって下り、山奥の集落からヒッチハイクをして夕暮れ時に小浜に到着。
ディーゼル列車を乗り継ぎ大阪駅に戻ってきたものの、そこから家に向かう電車はすべて終わっていました。

というわけで、2度目とはいいながら、前回は通り過ぎただけで、町を見るのは事実上初めて。
ホテルに到着後、ジダンさんらを誘って町をぐるりと歩くことにして、いそいそと出かけました。

若狭湾の中にある、さらに内海の小浜湾に面した小浜の海岸からは、海の向こうに半島や島影が眺められ、風光明媚な景色が楽しめます(中央)。

しかし、夕方だったこともあってか、海岸にあるフィッシャーマンズワーフなどの施設は軒並み閉館。
駅前の商店街も人通りがまばらで、シャッターを閉めた店が目立ち、「シャッター商店街」に近い様相。
「アイ・ラブ・オバマ」の横断幕が、なんだか寂しげでした(右)。
ホテルなどで地元の人たちに「オバマ大統領って、小浜にいらっしゃいましたっけ」と水を向けてみたところ、異口同音にかえってきた言葉が「来てくれませんよ。本当にいらしたら困りますしね」でした。

地方の町が軒並み活気を失っているのは、ほんとうに全国的な症状で、打つ手がないようにも思います。
それでも入江の中にある漁業の町・小浜は、大震災に見舞われた三陸地方の町に似ているような気がして、そう思うと、地元の人たちの平穏な暮らしが続いているだけでも幸いなのかもしれないと感じます。
(小浜湾のすぐ外には大飯原発があり、ほど近い美浜町には美浜原発が、敦賀にも美浜原発や敦賀原発、それに高速増殖炉原型炉もんじゅがありますので、地震・津波の常襲地帯ではないにしても、大震災や原発事故のニュースに、地元の人たちは心安らかではないと思われますが。)

ホテルのそばにあるアーケードの商店街に「鯖街道 ここが起点」という看板が掲げられています(左)。
ウルトラマラソンも、ここをスタートラインとしますが、この商店街もひっそりとしていて、入口の近くにある店がランナーを目当てにしたらしく、名物の「焼きサバ」を並べているのだけが目につきました。

「京は遠ても18里」と往時の商人らが語った厳しい峠越えの鯖街道。
行李の底に、仕込んだ塩鯖を敷いて商人たちが夜通し歩いたという道を、まる1日で踏破した報告「走った!撮った!鯖街道(ウルトラマラソン)」は日をあらためて掲載します。

なにしろ先週の、ぎふ清流マラソンの報告も最終回が残っていますので、今回もまた大量の写真を整理したうえ数日後の掲載になりそうです。ご期待ください。

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