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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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おんたけスカイレース2

今月28日に木曽御嶽山を舞台に開かれた「おんたけスカイレース」の報告を再開します。
制限時間を、ほぼいっぱい使って楽しんだレースでは、何度も降った雨にもかかわらず100枚近くの写真を撮っていました。そのうちの36枚を本日から3回にわたって掲載します。

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おんたけスカイレースは、御嶽山の南麓にある王滝村の中心部から標高差2000メートル余りを、最高峰の剣ヶ峰まで一気に登り、広い山頂部に点在する幾つかの池を巡った後、下山してくるコースで行われました。

午前7時のスタート前、会場では地元・御嶽神社の宮司さんがランナーらに向かってお祓いをしました。
古くから信仰の山で、今でも信仰のための登山をする互助組織「御嶽講」の人たちが大勢、白装束で訪れる御嶽山に登るレースらしい儀式で、身の引き締まる思いがします(左)。

号砲とともに参加した男女合わせて約500人のランナーが一世にスタート(中央)。
非常時に供えてヘッドライトと水1リットル以上の携帯が義務づけられ、途中の給水所では基本的に食べ物が配られないことから、ほとんどのランナーが水や行動食、それに防寒具などを詰めたバックパックを担いで走ります。

スタートした後しばらくは町並みを抜けて舗装路を登るため、コースわきには村の人たちが繰り出して声援を送ってくれます(右)。

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沿道に建つ木造家屋の2階ベランダから、応援してくれるお母さんと娘さんの姿もありました(左)。
足を止めてカメラを向けると「えらい余裕ですねえ」と、お母さんにあきれられました。

ワンちゃんと一緒に応援してくれるご家族の写真を撮ろうとすると、ワンちゃんは私に向かってダッシュをしてきました(中央)。

5キロほど登ると舗装路を外れて谷沿いの林道に入り、いよいよトレイルランの始まりです。
前夜にたっぷり雨が降ったとあって、途中で流れを横切る地点では、飛び石づたいに渡ります(右)。
ここの手前でしばし渋滞となりましたが、既に脚がきつくなっていた私としては、待ち時間にひと息つくことができて、ありがたく感じました。

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林道に続く山道を過ぎると、御嶽山の中腹に造成された「おんたけ2240」というスキー場のゲレンデに草を倒してつくられた道をたどります。

スキー場の入り口には給水所が設けられていますが、事前の説明通り、置いてあるのは水だけ(左)。
それでも背中に担いだ「ハイドレーションシステム」(チューブで水を吸う水筒)の水を温存するために何杯もいただきました。

ここからはスキーのストックのようなポールを使うことが許され、細い折り畳み式のポールを担いできた私は両手にポールを握って、クロスカントリースキーのような要領で「四つ脚」で進みました。
脚が疲れ斜面も急になってきたことから、既に歩くよりも速く走ることができなくなって(そういうことがあるものです)、多くのランナーのあゆみは「早歩き」に変わっています(中央、右)。

ポールを持っているランナーは少数派ではあるものの、早歩きするには2本のポールを持っている方がずっと有利だと思いますが、かといって前のランナーを抜くことはあまりできません。
このレースは標高差が約1.5ある富士登山競走よりも楽であるように思い、甘く見ていたようですが、去年の富士登山前に積んだ猛練習と、さほど追い込まずに何度かの山行きを楽しんだだけの今年の練習とでは、雲泥の差があります。

筋力・瞬発力がずっと勝る若い人たちに比べて、私のようなオジサンは山のレースでは、ただでさえ格段に不利だというのに、きちんと準備をしないで臨むのでは、思うように進まないのは当たり前です。
結局のところ、この後もなかなかスピードを上げることができず、なんとなく「楽勝」だと思っていた制限時間の11時間を、たっぷり使って長い山旅をすることになりました。

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そして富士山では5合目に当たる一般登山者にとってのスタート地点で、標高約2200メートルの田の原にたどり着いたころには、私は相当にバテてしまっていました。
7月下旬に駆けっこ仲間で中学高校の同級生でもあるジダンさんと御嶽山に来たときには、この田の原から登っただけでもかなりヘトヘトになったことを思い出すと、先が思いやられました。

その田の原で元気づけてもらったのは若い女性ボランティアの笑顔(左)。
そして、お子さんを抱きながらフルーツなどを配ってくれていたミニ「私設エイド」のお母さん(右)。
この赤くて大きなスモモ1個を皮ごといただくと、疲れが薄まるような気がしました。

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