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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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養老山地南部トレラン

写真展の準備に追われたのに続きて、開催中に連日飲み歩くなどして楽しみ過ぎたために、すっかり身体がなまってしまった自分に活を入れるべく、本日は久々に山を走りに行きました。

向かった先は、岐阜と三重の県境にまたがる養老山地の南部。
近鉄養老線の多度駅から奇祭の「上げ馬神事」で知られる多度大社を経由して山地の南端にある多度山に登り、標高600メートル余りの低山を縦走して、近鉄北勢線の終点・阿下喜駅の駅前にある温泉のスーパー銭湯までの約30キロを、身体を動かす感覚を呼び起こしながら、ゆったりとジョギングしました。

というわけで「応援した!撮った!大阪マラソン」「走った!撮った!東京夢舞いマラソン」の報告がいずれもまだ途中ではあるものの、割り込みで本日分のネタを掲載します。
とは言うものの、本日は走りの方に集中したうえ、植林地や林道が多いこの山域は、秋が深まる中にあっても目を奪われるような被写体が多くなかったことなどから、今回の報告は1回だけで、掲載する写真も12枚にとどめます。

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多度大社は先だって、木曽川、長良川、揖斐川の「木曽三川(さんせん)」が平行して流れる一帯を走ったとき以来、2度目となる訪問。今回のコースは、前回たどった道の「続き」になりました。
前回、夕方に訪れた多度大社は、参拝客の姿がほとんど見えず、寂しい境内が、ひんやりとした山の空気に満たされているばかりでしたが、今回は多くの人たちでにぎわっています。

参道入口の石段を登ると、出迎えてくれたのはパンダの着ぐるみ(左)。
「なんでパンダがいるんですか?」とたずねながらカメラを向けましたが、パンダはただポーズをつけてくれるだけでした。

若者が乗った馬が長い坂道を駈け上り、その先にある土壁を跳び越えた回数によって吉凶を占うという5月の上げ馬神事で知られる多度大社のシンボルは馬で、境内には白い「神馬(しんめ)」が小屋の中に居ます(中央、右)。

神馬は1皿100円の刻んだニンジンを与えられると、小屋の中をグルグル回るという芸をしてくれ、威厳には欠けるものの、愛嬌たっぷりの人気モノです。
馬を見物する客の中には、可愛い着物に身を包んだ子どもの姿も。
そう、ちょうど七五三のシーズンであるため境内には着物姿の子どもが多く、パンダが登場したのも、子どもを喜ばせるためのようでした。

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色鮮やかな着物に身を包んでいたのは、子どもだけではありません。
境内では野点の席が設けられていて、その受付に座ってられのは、着物姿の美女たち(左)。
その笑顔に吸い寄せられて、お茶菓子付きで1杯100円という破格のお茶を、いだたくことにしました。

お茶菓子は地元でつくられる菓子の「多度豆」(中央)。
抹茶や砂糖をまぶしてデコレーションされた多度豆が、色づいた柿の葉の上に乗せられて、互いの色合いが美しくマッチしていました。

たてたばかりの抹茶を運んでくれたのも笑顔の着物美人(右)。
抹茶の青くて苦い味わいが、華やかでかつ野趣あふれるシチュエーションの中で引き立てられ、走る元気がわいてきました。

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多度大社の裏手から、植林地の中につけられたハイキングコースをたどると、一息で多度山の頂上に(左)。
標高はわずか400メートル余りですが、木曽三川が接近し、展望タワーがたつ木曽三川公園から数キロの所で、山がせり上がっているため、平行する3本の川などの眺めは最高でした。

多度山からの縦走路は林道をたどる部分も多く、深い山のトレイルのように大自然に包まれた感じは薄いのですが、起伏がさほどないため、快適に走ることができます。
登山するにはもの足りないし、ハイキングを楽しむにも趣が不足していて、まさにトレラン向けの山域です。

さらに縦走路は、尾根筋よりも少し内側についていることから展望が思ったほどきかず、植林地や常緑樹の林が多いために紅葉の景色も楽しめません。
それでも、ときおり真っ赤に色づく木の葉に目を引かれると、秋が深まっていることを実感しました(右)。

数キロにおよぶ縦走を楽しんだあと、一時は山道のトレイルだったコースが再び林道をたどるようになると、道のわきに沼のような池が現れます(中央)。
ポイントの少ないコースの中の、わずかなビュースポットの1つで、この池を過ぎると林道は谷川に沿って10キロ余りも延々と下っていきました。

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植林地を伐採した後とみられる林道沿いの斜面には、ススキ野原が広がっている場所も(中央)。
深い谷間から見上げる狭い空には夕方が近づいたころ、半月が輝いていました(左)。

谷を下りきって、ゴールがほど近くなると、養老山地の向こうにそびえる鈴鹿山脈を望むことができて、山脈の向こうに沈んだ太陽に照らされて、わき上がるような秋の雲が、しばらくの間オレンジ色に焼けて、またすぐに色彩を失っていきました(右)。

季節感が乏しいように思っていた本日のトレランですが七五三、紅葉、ススキ、月に夕焼けと、こうして写真を並べてみると、久々に野山で身体を動かすことのできた半日が秋の色彩を伴って、鮮やかに思い起こされるものです。

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