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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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韓国の仲間と1カ月ぶり再会

11月19日から23日まで韓国・全羅北道の高敞(コチャン)郡を訪ねて、日韓の駆けっこ仲間同士で交流を深めてきたツアーの報告を、帰国後になりましたが、順次掲載していきます。

今回のツアーに参加したのはまず、コチャン・コインドルマラソンを運営するマラソンクラブと、去年から相互の訪問による交流を始めた東京夢舞いマラソンの実行委員会およびその母体である明走会のメンバー6人。
それに加え、コチャンへのツアーに先鞭をつけてくれた明走会メンバーでもある旅行会社社長の慎ちゃんと、彼が率いるツアーメンバー2人も合流して、合わせて9人となりました。

そのうち7人は成田から韓国入りしましたが、ツアーコンダクターおよび夢舞い・明走会側の幹事役を務めた私は中部空港から、また関西明走会の女性1名は関西空港からそれぞれ韓国入り。
しかも明走会の女性2人は、2日前からソウル入りして「女子旅行」をたんのうした後、現地で合流するというツアーコンダクター泣かせの複雑なスケジュールのもと、それぞれが旅行をスタートさせました。

ソウル郊外の仁川空港、全羅北道・全州市のバス降り場で、それぞれが首尾よく合流できたのかといえば、残念ながら、そうは問屋が卸しませんでした。
ツアーメンバーのうち1人が仁川行きの飛行機に乗り遅れるという、海外旅行ではまずなさそうなトラブルが、初っぱなから起きたのです。

とはいえ不幸中の幸いで、そのメンバーは仁川から全州に向かう高速バスが立ち寄るソウル・金浦空港行きの便に乗り込むことができ、バスで合流。ソウルに滞在した女性2人も無事、全州で合流。
コチャンから迎えに来てくれた仲間たちと会うことができました。

「最初から、こんなトラブルが起きたのだから、悪い運は使い果たしたということで、後はうまくいくよね」
メンバー同士で、そんなふうに話した通り、その後のツアー日程はほぼトラブルなく、順調に運びました。
ただ、冷や汗の連続となった仁川入りの後、全州の料理店で落ち着くまでは写真どろこでなかったことから、以下に掲載する写真も、いきなり料理店から始まっています。

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韓国西部の全羅北道(チョルラプクド)高敞郡はソウルから南に約300キロ、高速バスで3時間半の距離。
私たちがコチャンの仲間と合流した全州(チョンジュ)市は、コチャンの手前、車で1時間ほどにある全羅北道の中心都市です。
仁川からコチャンには直行のバスがないものの、全州であれば仁川からもソウル市内からもバスがあることから、コチャンの仲間が全州まで、車で迎えに来てくれたというわけです。

全羅南道(チョルラナムド)も含めた全羅道は料理が美味しいことで知られ、なかでも「全州ピビムバップ」で有名な全州は「食は全州にあり」という言われるほどで、夕方に到着・合流した私たちは、さっそく期待に胸を膨らませて夕食会の会場である料理店に向かいました。

「韓定食」の専門店という料理店は伝統家屋風の木造平屋で、縁側に上がって通されたのは板の間の座敷。
ここに人数分の座布団が2列に並んでいるものの、食卓は見当たらず、私たちは初め、手持ちぶさたにしながら向かい合って座りました。

しばらくして店の方が男女2人で運んできたのが、真っ白なテーブルクロスの上に、数え切れないほどの料理の皿を、すき間がないほどビッシリと並べた大きなお膳(左)。
これこそが、「お膳の脚が折れるほど」と言われる本場の韓定食(ハンジョンシク)です。

それが1つ、2つ、3つと次々に運び込まれ、今回のツアーの本格的なスタートとなる第1のイベントで、翌日のマラソンの前夜祭ともなる夕食会の宴が始まりました(右)。

豪勢な食卓を囲んで笑顔がこぼれた日韓の駆けっこ仲間の面々は、左から裕子さん、俊介さん、チェ・ジョンマンさん、晃さん、ユ・ジョンヨンさん、慎ちゃん、美酒乱さん、淳子さん、チェ・ソンネさん、明さん。
(東京夢舞いマラソン実行委員会の理事長、大島幸夫さんは、中座されていて、写っていません。)
このうち裕子さんは関西明走会、晃さんと明さんは「慎ちゃんツアー」のメンバー。
ジョンマンさんら3人は、10月の夢舞いマラソンにゲスト参加し、来日されたばかりです。

2年目を迎えた日韓のランナー交流で、コチャン側の幹事役を務めてくれているのが、「韓国のジダン」こと、コチャン・コインドルマラソンクラブの元会長で、クラブの重鎮の1人、チェ・ジョンマンさん(中央)。
全州にある国立大学の出身で、今はコチャンで学習塾を経営し、自らも数学を教えてられます。

ジョンマンさんとジョンヨンさんは、車の運転のため、お酒を控えられましたが、日本では、お目にかかれないような豪勢でカラフルで、かつほおが落ちるほどに美味しい料理を囲んで、宴は一気に盛り上がりました。

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韓定食のお膳を上から見下ろすと、食器と食器の間にほとんどすき間がないことが良く分かります(中央)。
お膳に乗りきらず、複数の皿の縁の上に乗せられた皿もあります。

お膳が運ばれてきた際、はだかで置かれていた鍋敷きの上には途中でスープの入った鍋が乗せられ、その後にも何種類もの料理が追加で運ばれてきました。

お膳に並べられた料理は見た目にも美しく、赤や黄の食材によって色のアクセントもつけられています。
そうした料理をアップでおさえた写真のうち1枚目は、色とりどりのナムルなどを、薄く焼いた緑や白の丸くて小さな皮で包んで食べるもの(左)。
サムギョプサル(豚三枚肉の焼き肉)にしても、この料理にしても、韓国の料理はその場で野菜の葉や薄皮などで包んで食べるものが多いことが1つの特徴のようです。

ひき肉やナムルなどを乗せた、細い拍子木状の黄色い食品は、寒天のようなもの(右)。
ドングリやそば、緑豆の粉などを煮固めてつくる、こうしたゼリー状の食品「ムク」がいろいろあることも、韓国料理の特徴の1つです。

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さらにアップめで撮影した料理の写真のうち左は、赤や黄の色合いがきれいな何種類かの料理を切り取ったもので、このうち背中を向けて2匹が並んでいる魚はイシモチ(韓国語はクルビ)の焼き物。
韓国料理で出される焼き魚の代表格で、簡単に骨から外れる白身は淡泊ながらうまみが詰まっていて、柔らかい骨もほとんどいただくことができます。

中央は日本の韓国料理店でも出されるものの、高級料理とされているワタリガニのしょうゆ漬け「カンジャン・ケジャン」。
特に甲羅の部分は、ご飯を入れて混ぜて食べると、うまみが口の中に広がって幸せな気分になれます。

そして右はエイの一種、ガンギエイ(韓国語はホンゴ=洪魚)の刺身。
韓国でホンゴといえば、発酵させたものも良く食べられていて、こちらは鼻をつまみたくなるほどのアンモニア臭が強烈で、進んで食べる気にはなれません。
そのため、この刺身の皿が運ばれてきたときには、一瞬引いてしまいましたが、これは新鮮な生の刺身で、淡泊で美味しくいただけました。

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最後にデザート代わりに出された黒っぽい色の飲み物は生姜汁を煎じてつくられた「スジョングァ=水正果」。
蜂蜜などで甘みをつけ、干し柿や桂皮を浸して複雑な味を加えたうえ、松の実を浮かせてあります。
美味しさにつられて、つい食べ過ぎてしまった料理の数々が、この甘くて香り高い飲み物によって、お腹の底にスーと沈んでいくような感じがします。

食事後、お店の前で記念撮影に収まった私やツアーのメンバーらの表情は幸せそのもの(中央)。
翌日のマラソンに向けた腹ごしらえは、十二分にすることができました。

全州から高敞までは夜道を約1時間ドライブして到着。
昨年に続いてのホームステイ先であるチェ・ジョンマンさんの自宅では、夕食の際にお酒を控えていたドライバーのジョンマンさんに奥さまも加えて、マッコリを飲みながらささやかな2次会が続きました。

右の写真は、その際、これまで互いの国の言葉を勉強してきた成果について話し合う(左から)美酒乱さん、裕子さん、奥さまの3人。
奥さまは去年のツアー後にしばらくの間、美酒乱さんは今回のツアー前に数週間、それぞれ日本語と韓国語を勉強したということで、マッコリを飲みながらの片言の会話に、その成果がいかされていました。

また関西明走会から独りでツアーに参加してくれた裕子さんも、実はKポップ好きが高じて2カ月ほど前から韓国語の猛勉を始めたところでツアーのことを知り、真っ先に手を揚げてくれました。
ジョンマンさんの妹のソンネさんも本格的に日本語の勉強を進められているもようです。

エリートランナーから障害者まで能力の差も、性別も年齢差も、そして国境もなく、皆が同じ舞台に立つことができるスポーツ、マラソンを軸とした日韓の市民ランナー同士によつ交流は、こうして着実に深みを増してきているようです。

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ソウル家でウオームアップ!

私たちの「東京夢舞いマラソン」および韓国の「コチャン・コインドルマラソン」を、それぞれ運営するランニングサークル同士の「日韓ランナー交流」の一環として、私は本日から5日間の予定で、夢舞い・明走会の仲間と一緒に訪韓します。

それに先だって本日分の記事で紹介する写真は、一昨日の夕方、仕事で名古屋を訪れた際に食事に誘ってくれた明走会の駆けっこ仲間・雄ちゃんと訪れた韓国家庭料理の店「ソウル家」で撮ったもの。
名古屋に居ながらにして本場の韓国料理が楽しめるこの店は、既に何度も紹介している通り、まさに「名古屋のソウル」そのもの。

ソウルから南に約300キロというディープな韓国の地方で、今日からもまた韓国料理三昧の毎日を送ることになるわけで、ソウル家での食事は、それに備えたいわばウオーミングアップとなりました。

コインドルマラソンの会場で行う去年の大会と、今年の夢舞いの屋外ミニ写真展に向けた最後の準備がようやく一段落したところで夜が更け、まだまだ荷物づくりが残っているため、本日の記事は、写真をお見せするだけにとどめることにします。

コチャン滞在中は、去年と同様にホームステイをさせていただく予定であることなどから、ブログの記事更新は難しい状況になります。
うまくいっても、簡単な文章のみを掲載して、帰国後に時間をさかのぼる形で、写真や記事を追加していくということになりそうです。どうぞ、ご勘弁ください。

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