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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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「走った!撮った!コチャン2011」1

今月20日に韓国・全羅北道の高敞(コチャン)で、出場し走りながら撮ったマラソンの報告「走った!撮った!コチャン・コインドルマラソン2011」の掲載を、いよいよ本日から始めます。

1回目としてアップする写真は9枚。スタート前後から7キロ過ぎにエイドステーションがある曲がり角までに撮ったものです。またまた説明は後回しです。

といいますのも、本日は出張で金沢に来ていて、明日の仕事の打ち合わせの後、名古屋や北陸各地の同僚らと、ちょっとした食事会があり、またまた北陸の美味しい魚やお酒をたくさんいただいたからです。

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今年で9回目を迎えたコチャン・コインドルマラソンは、人口約6万人の高敞郡の中心市街地近くにある「公設運動場(競技場)」がスタートとゴールで、フルのほかハーフ、10キロ、5キロの各種目を合わせて過去最高の約5000人が参加しました(左、右がスタート前後の競技場)。

各種目とも往復のコースで、ハーフの折り返し地点が、世界文化遺産に登録されている石器時代の支石墓(コインドル)群の遺跡公園の中にあり、フルは山のふもとにある名刹・禅雲寺(ソヌンサ)に近い集落まで行って戻ってきます。

スタートの号砲代わりになるのが、大きな太鼓をたたく音。
大きなバチを両手で持って太鼓をたたくのは、高敞郡の李康洙(イ・ガンス)郡守(郡長)。
基幹産業の農業や観光の振興に加えて企業誘致も積極的に進められ、住民からの人気が高い李郡守は、元々はお医者さまで、研修のため日本に長期滞在した経験があり、親日家でもいらっしゃいます。

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コインドルマラソンの「主催者」は高敞郡ですが、実質的な運営をつかさどっているのは「主管」の一角を担う地元のコチャン・コインドルマラソン同好会。
同好会の「ユニフォーム」は、支石墓群のつくられた石器時代をイメージした手づくりの「原始人」スタイルで、東京夢舞いマラソンでも去年、今年と続けてコチャンの原始人ランナーは断トツに目立っていました。

そして、原始人の中には、上半身が裸という、さらに目立つ俊足のランナーも(左)。
朝方の気温が3度まで冷え込んで、手袋をしていても指先がかじかむほどの寒さですから、いくら原始人でもこれは大胆です。

でも、兵役の経験があることなどから、韓国の男性ランナーは、私を含めてヒョロリとしたタイプが多い日本のランナーよりもガッチリしていて、ごらんの通り「脱いでもすごい」で、寒さなどには負けなさそう。
実際にこのランナーは、この後どんどん先に行かれ、折り返しよりずっと手前ですれ違った際も、胸を真っ赤にしながらスピードが落ちていませんでした。

競技場を出た後、コースは市街地を迂回して自動車専用道路を通ります(左)。
街の中を走った方が、多くの応援を期待することができ、地元との一体感も高まるのだと思いますが、広々とした自動車専用道路を我がものにして走るのも気分が良いものです。

黄色い風船をつけているランナーは、ゴールタイムを15分おきに設定して走るペースランナー(中央)。
写真に写っているのは3時間30分のペースランナーと、一緒に走るランナーたち。
全員がストイックに記録を狙って頑張る韓国のマラソンでは、大部分のランナーがこうしてペースランナーの周囲に群がり、お互いに励まし合いながら走ります。

走りながら、応援する人だけではなく、一緒に走るランナーの写真も撮ろうとすると、脱落してしまえば、次のランナーたちが来るまでブランクが空いてしまいますので、やはり集団に着いていく必要があります。
私は今回も、支石墓の遺跡公園まではこの集団に着いていこうと頑張ることになりました。

自動車専用道路のわきに設けられた最初の給水所では、韓国の伝統芸能「農楽(ノンアク)」で使う打楽器を打ち鳴らして応援してくれるグループが(右)。
マラソンの応援には、躍動感あふれる打楽器の音がうってつけですが、中でも(写真の手前から)「ケンガリ(手がね)」「チャング(大きな鼓)」「プク(太鼓)」といった農楽の楽器で奏でられるエネルギッシュなリズムは、高揚した気持ちを一層ハイにしてくれます。

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7キロ過ぎの曲がり角にある次の給水所でも、地元の住民の方々が農楽の楽器を打ち鳴らしたり、韓国国旗である「大極旗(テグギ)」の小旗を振って、盛大な応援を繰り広げてくれていました(左、右)。

オフィシャルの給水所では、美人の「アガッシ(お嬢さん)」たちが、Vサインで励ましてくれます(中央)。

コースの沿道は、ほとんどが収穫を終えた水田などの田畑で、その途中の所々に集落や遺跡公園があるという具合ですから、応援はひっきりなしというわけにはいきませんが、集落の近くでは、こうしてボランティアと住民の方々が一緒になって応援を盛り上げてくれます。

実は、この給水所の前では、後半になると打楽器の演奏に加えて、マッコリや焼き肉が振る舞われ、ゴールに向けて最後の頑張りをするためのエネルギーをチャージしてくれます。
その様子は、コインドルマラソンの報告の5回目で、たっぷりご覧いただきます。

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