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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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犬鳴山トレラン3

先月26日にチームジダンのメンバーらと走った大阪・紀泉高原でのトレランの報告を本日も続けます。

3回目となった今回、紹介する写真は、まだコースの前半にありながらランチ休憩の場所になった梅林のある「金熊寺(きんゆうじ)」までに撮った9枚。
ちょっとしたハプニングがあったことから、進んだ距離にしては時間の方が多くかかったためです。

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そのハプニングというのは、山中渓駅から最初に極めたピークの四石山から金熊寺に下る際に一時、登山道を踏み外してしまったというものです。
用意周到なジダン監督は、今回のトレランでも、前もって自ら単独で下見を行ってられましたが、四石山から金熊寺へ下るルートとしては、登山地図では破線で描かれる最短コースでありながらも「難路」を突破されていました。

ところが、そのあたりの事情を詳しく聞いていなかった私や他のメンバーらは、少し迂回するものの実線で描かれている明瞭なはずのルートを下ることを主張し、ジダンさんもそれに従ってくれたのです。

登山地図や地形図を見ると、このあたりの地形は尾根や谷が複雑に入り組んでいるうえ、登山道も交錯していて慎重なルート確認が必要です。
一方で、登山地図では少し先に「美しい難コース」と書かれている通り、照葉樹などの林相は美しく、ついつい見とれてしまうほどです。

私は緑の真珠のような実をつけた照葉樹の枝を撮るなどして(左)、相変わらず最後尾を走っていました。
勘違いをして、てっきりここもジダンさんが下見をしているルートだと思い込んでいたうえ、コンパスを実家に置き忘れてきたことから地形図で現在地を特定できなくなっても気にとめることがありませんでした。
足下には断続的にヤブが覆い被さって、ルートは依然としてあまり明瞭ではありませんでしたが、「こんなに自然度が高く、独りでは迷いそうな場所を、他人任せに走れるなんて幸せだ」などと思いながら、みなに着いて行きました。

ところが人気のない、うっそうとした谷が近づいてきたころ、先頭のジダンさんが叫ばれました。
「おーい、タツミさーん。間違えたかもしれへんので、少し戻って、見てきてくれへん?」
下り坂が、どんどん勾配を増して調子が出てきたころでの「急停車」のようなものです。
このあたりなら谷に下っても、まずは安全に人里に行き着くことも分かっていましたが、さほど山慣れていない女性メンバーもいることを考えると、登山道に戻るに越したことはありません。

というわけで、気楽な最後尾だったのが一転、偵察係になって、急斜面を登り返すことになりました。
記憶にあったのは、数百メートルも手前で木の枝に張り付けられたのを見た小さな道標でした。
「あそこまでは、ちゃんとしたルートだったはずだ」と思いながら息を切らせて戻り、道標を見ると、なんと左に折れるように矢印が書かれていました。

8人全員が、こんなものを見落とすなんて、やはり山では何が起きるか分からないものです。
といいますか、みながリーダーなどを頼って「ひと任せ」になりがちなグループ登山・トレランは、意外なことに危なっかしいものだということを、厳しい自戒を含めて再認識しました。
というわけで、その道標まで登り返したところで(私は2往復したのですが)記念撮影(中央)。

ただ、この後もルートは不明瞭で入り組んでもいて、おもむろに降り立った谷間が、地図でどこに当たるのか、しばし分からなくなる場面も。
ただここでは既に林道に出ていたため、ジダンさんと私が先に下ってみたところ間もなく集落が現れて、ほぼ予定していたルートをたどっていたことが分かり、事なきを得ました。
集落まで来て現在地を確認した後に、今度はみなを呼びに戻る役目をジダンさんに任せ、一行が戻ってきたところで初めて、メンバーらが走っている際の写真をおさえることができました(右)。

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集落に下りた後は数キロの間、山里の景色を楽しみながら車道を走り、梅林で有名な金熊寺に到着(中央)。
迂回ルートをたどりハプニングもあったことから、予想より余計に時間がかかったようでしたが、ちょうどランチタイムにほどよいころに大休止をとれることになりました。

江戸時代から有名だったという金熊寺の梅林は、大阪城公園の梅林よりも立派だという話も聞きましたが、残念ながらこの日は、梅の花はほとんどほころんでおらず、歩道わきの数本の木だけが、紅白の花を咲かせているだけでした(左、右)。

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金熊寺の後に続く長い縦走路を控えて、私たちは寺の裏手に広がる梅林のわきに設けられた花見・休憩用のベンチで、担いできたおにぎりなどのランチをとることにしました。

朝のうちの冷え込みが厳しかったのに続き、一時は小雨もぱらついてきた空がずっと、どんよりと曇っていたことから気温はほとんど上がらず、足を止めると急に寒くなってきます。
ベンチ近くの休憩所に掲げられていた看板には牛肉と、かしわのすき焼きのメニューが書かれていて、魅力的に感じましたが、まだ行程がハーフにも至っていないとあっては完全に「武装解除」もできません。

ということで、その代わりにメンバーの多くはベンチそばの露店で、おでんや甘酒を買って、身体を内側から少しばかり暖めることにしました(左)。

小高い所にあるベンチからは一面の梅林が見渡せたのですが、花の時期には早い梅の木は、見たところは枯れ木と同じよう。これでは仕方なく、みんな梅林に背を向けて腰を下ろしてエネルギー補給に努めました(中央、右)。

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