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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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京都マラソン満喫!

本日は第1回目の京都マラソンに出場して写真を撮りながら完走し、古都を舞台とした大会を満喫しました!

東日本大震災から1年を迎えた本日は、地元・名古屋でも第1回目の名古屋ウィメンズマラソンが開かれましたが、出走に当たって厳格な性別チェックがあるという大会では女装をして走るわけにもいかず、併設されたハーフマラソンの抽選には当たったものの、やはり当選した京都のフルマラソンを走る方を選びました。

京都は、私の生まれ故郷である大阪に近く、大学時代を過ごした懐かしい場所でもあります。
そのため、数多くの思い出もよみがえる懐かしい場所を縫って走る感慨は、大会の開催実現に向けた活動に加わった第1回目の東京マラソンを走ったときとは違った意味で、格別なものがありました。

そのうえ、そうした感慨を度外視しても、本日の第1回の京都マラソンは、とてもすばらしい大会でした。

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西京極陸上競技場でスタートを待っている際、すぐそばにいらしたのは走るドクターの福田六花さん(左)。
富士山麓にある介護施設で勤務するかたわらミュージシャンとしても活躍し、ランナー向け雑誌に登場されるなどランニング界で有名な福田さんは、毎週のように各地の大会を巡り走ってられるとのこと。
トレードマークのライオンのようなヘアを幅が広いニットのヘアバンドでまとめられた福田さんは、スタートの前からハイテンションでした。

後半に走る鴨川の河川敷で声をかけてくれたのは東京・日本橋、大阪の写真展に続けて来場された薫さん(中央)。
銀座の写真展で連日来場してくれたノボさんの友人で、京都在住の薫さんは、私と同じ京都の大学の出身。
大阪にいらした際に「なんとしても京都を走ってもらわなければ」と言われた薫さんは、私が当選したことを「実力で勝ち取ったものでしょう」と喜んでくれましたが、薫さんの願いが力になったようにも思います。

そして3枚目の写真はゴール後に、平安神宮の大鳥居をバックに撮ってもらったもの(右)。

※※※

さて京都マラソンが、すばらしい大会だと感じた理由はまず、街のど真ん中の目抜き通りを走るわけではないものの、コースがすばらしいということです。
数々の駅伝大会のメーン会場となることで知られる西京極陸上競技場をスタートして、嵐山の町を抜けて、巨大な「二王門」の真ん前を通る仁和寺(にんなじ)をはじめとする名刹などの名勝の近くを次々と巡ります。

幾つか設けられた折り返しのうちで、中間点近くで往復してくるのは、やはり駅伝の折り返し点として有名な宝ヶ池の国際会議場前。
その後に、京都市民の憩いの場である鴨川の河川敷をしばらく走ったかと思えば、今度は市内に数10校もある大学の筆頭である京都大学のキャンパス前を通ります。
そしてゴールは平安神宮の大鳥居をくぐったところで、この荘厳なゴールゲートは、ベルリンマラソンのゴール前にくぐるブランデンブルク門を思わせます。
つまり、街のど真ん中は通らなくても、京都の街は見どころが多く、変化に富んだ景色を楽しめるわけです。

また沿道で応援してくれる住民らが多く、全コースでほとんど途切れなかったことも、すばらしいことでした。
コース沿いの住民の人たちは老若男女がこぞって繰り出してくれている感じで、オフィシャルの給水所以外に個人的に菓子などを差し出してくれる「私設エイド」も相次いで現れ、沿道の盛り上がり様は、とても1回目の市民マラソンとは思えないほどでした。

観光客と大学生を受け入れることで成り立っている京都では、地元の方々が「外向きの顔」と「内向きの顔」を使い分けるように感じられるとして「よそ者」の居心地が悪いように言われることもありますが、全国から多くのランナーが集まったマラソンで、こうして自然な感じで「おもてなしの心」が発揮されるのは、誇り高い古都ならではで、1000年の歴史にはぐくまれた文化の厚みのようなものを実感しました。

そしてコースになった道路はそれなりにメーンの通りではあるものの、京都の道路はそもそも幅の狭い道が多いことから、応援する人たちの顔が近くに見え、声援もダイレクトに響いてきます。

大学生が多いと思われるボランティアも元気いっぱいで、学園祭を盛り上げているようなノリ。
沿道の応援パフォーマンスでも大学のサークルなどがダンスや演奏を繰り広げて、さながら大学対抗の応援合戦のよう。
かと思えば、仁和寺の二王門前では、袈裟を身に着けた僧侶の皆さんが総出で応援してくれる光景も。
これぞ京都といえる応援風景も楽しめるというわけです。

第1回目の大会というのは、事前に予想できないようなトラブルも起きるものです。
今回の京都マラソンでは、スタート会場の西京極競技場の最寄り駅である阪急電鉄の西京極駅が大混雑し、目と鼻の先にある競技場にたどり着くまでに相当の時間が費やされたこと、仮設トイレが設置されていなかったためにトイレの前に長蛇の列ができ、トイレ詰まりが次々に起きたことも重なって、多くのランナーがなかなか整列できなかったことなどが問題となりました。

さらに前半、緊急車両を通過させるために、ほとんどのランナーが5分から10分程度の足止めを食らうことになり、タイムを狙っていたランナーの中には、やる気をそがれてしまった人も多かったようです。

とはいえ、それを割り引いても、数多くの世界遺産を抱える1000年の古都・京都で、世界遺産の点在する場所を縫うようにして走る市民マラソンが誕生したことには、素直に喝采を送りたいと思います。
かたや私の地元・名古屋では、「世界一の女子マラソン」が開かれ、オリンピック代表の座を目指した熾烈なレースが展開されたと同時に、駆けっこ仲間の美女たちをはじめ多くの美ジョガーたちが街を華やがせてくれたようです。

しかし、自分が走ったから言うわけだけではありませんが、京都マラソンが、国内では東京、NAHAなどと並んで世界に胸を張れるような市民マラソンとして誕生したのに比べて、やはり「誰もが参加できる」というマラソンの最もすばらしいスポーツとしての特徴を逸脱してしまった名古屋は、ちょっと風変わりなイベントの域を出られないように思うのですが、いかがなものでしょうか。

※※※

今回のさわりの記事に続く、写真が中心のレポート「走った!撮った!京都マラソン」は数日中に掲載を始めようと思いますが、上に書いたように相当楽しみながら走ったのにもかかわらず、走りながら撮影した写真は、最近にしては少なめの230枚ほどで、感動をそのまま切り取れたと思える会心の写真もさほど多くはないような気がしています。

といいますのは、道幅の狭いコースがほとんどだったために、他のランナーに迷惑がかからないように立ち止まることがなかなか難しかったからです。
また1月と2月に2週連続で走ったフルマラソンの後、足腰の張りが残ったままで、練習も思うように積めず、走りに余裕があまりなかったうえ、早々にランナーが密集するボリュームゾーンにのみ込まれてしまったことも言い訳です。

ちなみにゴールタイムは4時間35分ほど。途中で10分近く立ち止まったことを考えると、やはり200枚ほどしか撮影しなかった2月の香港マラソンの際と、ほぼ同じぐらいですが、体調が万全でなかっただけに体感的には、今回の方が、ややきつく感じました。

とはいえ、それでも顔の方はニコニコしながら、なんとか完走できる自分もまだ捨てたものじゃありません。
今後は、より気持ちを高めて走りも撮影も楽しめるように、さぼりがちなストレッチや筋トレにも励んで、身体をいたわりながらも鍛えていきたいものです。

ともあれ、近くスタートする「走った!撮った!京都」を、ご期待ください。

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