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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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清須~岩倉~犬山2

一昨日、名古屋近郊の清須から犬山まで、川沿いに延々と続く桜を楽しみながら走ったロングジョグの報告の後編・2回目を掲載します。
今回はコースのハイライトとなった桜の名所、岩倉市の五条川沿いで撮った残りの写真と、その先、犬山までに撮った写真の合わせて12枚を紹介します。

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岩倉市で開かれていた「岩倉桜まつり」の主要なアトラクションの1つが「のんぼり洗い」の実演(左、中央)。
両岸に桜並木が続く五条川の水で、こいのぼりを制作中に洗うという伝統的な作業を見せるものです。

岩倉市内には、こいのぼりを制作する「のんぼり屋」が2軒あって、ともに「紺屋(染物屋)」として400年もの伝統を誇り、今なお昔ながらの手法で、こいのぼりを作っているということです。
その制作過程で、布に付けた糊(のり)を洗い落とすのが、のんぼり洗い。
こいのぼりの模様を染める際、白く残す部分は事前に型を使って糊を付けて布が染まらないようにしたうえ、後から布を川につけて、糊をそいで洗い落とします。

とはいえ、花見客に見せるのは実演ですから、いまひとつ気合が入っているように見えません。
竹の枠に張った、こいのぼりの布が4、5枚浮かべられ、職人さんが2人で川に入って、柄の付いたタワシでゴシゴシ洗う仕草をするのですが、どうやら既に糊は落ちているもようで、なんとなくなおざりな様子。
男性の職人さん2人のうち1人は祭りの法被を着ているものの、もう1人は黄色い蛍光のウインドブレーカー姿で、こいのぼりの色や桜の風情にはそぐわず、カメラを向けるのがはばかられました。

というわけで、紹介する写真は法被姿の職人さんのみが写った2枚だけ。
こいのぼりを洗う様子と、竹の枠を持ち上げて、花見客らにポーズをとってくれた場面です。

岩倉の桜並木の核心部を抜けると、桜の木が小さく、まばらになりますが、ちょうどそのころ堤防に立てられていた、こいのぼりが空を泳ぐ様子も撮っておきました(右)。
ご覧の通り、この日は風が強く、かつ冷たく、まぶしい日差しと桜の花がなければ、ほとんど真冬と思えるほどの寒さ。祭りの会場でノロノロして、すっかり冷えた身体に活を入れて再び真面目に走り直しました。

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岩倉桜まつりの会場付近は五条川両岸の遊歩道わきに露店の屋台が、びっしりと並んで堤防の土手に降りていくこともままなりませんが、その部分を過ぎると都会のような喧騒はおさまり、のどかな風景が戻ります。
土手を降りて、川の護岸の上に並んで腰掛けていた7人の男の子たちに対岸からカメラを向けると、そのうち3人の子が気づいて、反応してくれました(中央)。

露店のテントで隠されがちだった川面も再び良く見えるようになり、水の色を少しあしらって、桜の花のアップの写真も、おさえておきました(左)。
土手に咲いていた黄色いラッパズイセンも、光る水面をバックに、逆光で光っていました(右)。

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岩倉市の中心部を過ぎて、いったんはまばらになった桜並木ですが、隣の大口町にさしかかるあたりから再び立派な並木が現れます(中央)。

屋台が建ち並ぶ桜まつりも、多くの人たちと一緒に年中行事をこなしているという安心感もあって、悪くありませんが、花見というよりも縁日に来たような気分がして風情を楽しめるものではありませんし、走ることもままならないほどの混雑は、花見ジョグをする身には、ありがたくないものです。
それに比べて、大口町の桜並木は鉄道駅から少し離れているためもあってか、散歩する人をときおり見かけるだけで、田園地帯を緩やかに蛇行して流れる五条川の両岸の桜を、独り占めするような気分で、たんのうできます。

大口町を流れる五条川沿いで、少しばかり人が集まっていたのは「堀尾跡公園」という町民の憩いの場。
ここには川に、太鼓橋風の「裁断橋」と名付けられた立派な橋が架けられています(右)。
この橋を横目で見たところ、ちょうど家族と一緒に橋にさしかかった女の子が橋のたもとの階段をピョンピョン跳ねながら登っていて、すかさずシャッターを切ると、後ろ姿ながらジャンプの瞬間を撮せました。

この裁断橋は、戦国時代の故事に基づいて再建されたもので、その故事とは次の通りです。
豊臣秀吉が北条氏を討った「小田原征伐」の際、この地の堀尾金助という若者が初陣として参加しました。
金助は病気の父に代わって出兵に加わり裁断橋で母に見送られたのですが、故郷に戻ることなく戦死して、その後に父も病死。夫も息子も失って失意に沈んだ母ですが、息子の供養になればと思い、私財を裁断橋の改修に寄付したということです。

そんな悲哀の物語とは対照的な子どもたちの笑顔は、この後、犬山市の中心街に建ち並ぶ町家づくりの家の2階から、観光客らを眺めながら手を振っていた家族とみられるグループを撮らせてもらったものです(左)。

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五条川沿いの桜並木と遊歩道は、大口町から犬山市に入っても続いていました。
「尾北自然歩道」と名付けられた遊歩道は犬山市の東側の郊外に向かって、歴史的建造物を全国から移転して屋外に展示する「博物館明治村」のそばにある巨大なため池、入鹿池に達しているということでした。
入鹿池は、以前トレラン中に訪ねたことが2度ありますが、今回は犬山市街にある犬山城をゴールに設定していましたので、五条川を離れ、川に合流する用水路沿いに北上しました。

これまでのトレランで犬山にたどり着いたのは、いずれも夕暮れの後で、犬山城はライトアップされたのを遠くから眺めるだけでしたが、今回は夕方とはいえ明るいうちに城の天守閣に近づくことができました(左)。
しかし、国内に現存する城の建造物としては最古で、国宝に指定されている犬山城の天守閣の門にたどり着いたのは閉門時間の約10分後。
先だって、申し込んだつもりの犬山ハーフマラソンにエントリーしそびれていたことに続き、犬山はどうらや私にとって鬼門なのかも知れません。

岩倉に続いて犬山でも「犬山祭」が開かれていて、多くの提灯を飾り付けた「車山(山車)」が、城下町の風情を残す市街地を夕暮れ後に練り歩く予定でしたが、真冬のような寒さの中、ランニング用の薄着のまま居残ることははばかられ、来年にでも出直すことにしました。

その代わりに撮影できたのは、祭り用とみられるきらびやかな衣装を身に着けた子どもたち(中央、右)。
着物の後ろに背負った飾りがきれいで、後ろ向きになってもらい「そのままで、お顔だけこっち向いてね」と頼むと、3人とも、その通りにしてくれたうえ、かわいい笑顔も見せてくれました。

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