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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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銀座のホコ天

韓国・済州島でのハルラ登山競走の企画に関連した所用のため、昨夜から1泊2日で上京した私は、夜通しの宴会で使い果たした体力・気力を補うべく宿泊先のホテルでたっぷり朝寝した後、一昨年の写真展以来お世話になっている銀座のリコーフォトギャラリー「RING CUBE」や越中島の深川スポーツセンターにあいさつ回りをしてきました。そして、ホテルから銀座に向かう際に銀座中央通りで歩行者天国(ホコ天)が実施されていたことから、普段ではなかなか見られない大通りの、ど真ん中から眺める銀座の風景を撮影しました。

BL120602銀座歩行者天国1RIMG0596  BL120602銀座歩行者天国2RIMG0584  BL120602銀座歩行者天国3RIMG0602

ホコ天を撮る際、手にしていたカメラは山に行く時に持って行くリコーの「ユニット交換式」カメラである「GXR」に、最新のユニット「S16」を装着したもの。
このS16はリコーのユニットとして初めて1600万画素の撮像素子と標準ズームレンズを搭載したもので、レンズの画角は35ミリのフィルム用カメラに換算して24ミリ~85ミリという超広角から中望遠までをカバーするスナップの万能レンズ。
コンパクトさが売りのはずのGXRに装着するには図体がでかくて、ちまたでは「土管」と呼ばれているように、すんどうで長くて、はっきり言って無骨なスタイルです。

ただボディーを持っていて、リコー製品を使い続け、写真展でもお世話になっている私としては、このS16も使ってみないわけにはいかず、RING CUBEを通して注文して、届いたばかりの土管を着けて試し撮りをしたというわけです。

このユニットの特徴の1つは、従来のデジカメのフィルムに当たる撮像素子に付属していた「ローパスフィルター」というフィルターを使っていないこと。
ローパスフィルターは、細かいパターンのような模様を写す際、その模様が全く違った模様のように写ってしまうデジカメ特有の「モアレ」と呼ばれる現象を軽減するために、細部をぼかす役割をしていますが、当然のことながら、そのために画像のシャープさが失われるなどする諸刃のやいば。

これを画像処理エンジンの改良などで取り外せるようになったカメラは、ニコンの高級機などで出始めていますが、実はリコーでは、しばらく前に発売されたライカ製などのレンズを装着するためのGXR用のアダプターユニットでもローパスフィルターを取り外すことに成功しています。
それをサラリとやってのけて、かつ大々的に宣伝することもないというのが、リコーの奥ゆかしいところといいますか、ユーザーフレンドリーであるという定評に、おごることなく、実直に中身で勝負するメーカーとしての美意識ともいえるところです。

まあ、たくさん受けている義理を果たそうとする「よいしょ」にも見える美辞はこのへんにして、このS16の写りに話を戻しますと、ご覧の通り、小さくリサイズした写真では分かりにくいかも知れませんが、写されるモノの立体感といいますか空気感のようなものが、コンパクトカメラや、同様の「APSC」サイズの撮像素子を使った一眼レフカメラと比べても、一段とリアルな感じがします。
しかも、ハイライトの部分が真っ白になって「飛ぶ」ことがなくて、シャドーもまた「つぶれる」ことのない階調の表現力も、発色の自然さも申し分なく、コンパクトなどで撮った写真を、より自然に見せるために普段している編集ソフトでの補正作業が、全く必要ないほどで、ちょっと驚きです。
デジタル製品の進化というものは、行き着くところまで行ったように見えても、なかなか止まらないものです。

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