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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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懐かしの寝屋川

石川県に住んでられた母方の伯母が亡くなり、昨日、葬儀・告別式に出向いた私は、その足で両親とともに大阪・枚方市の実家に行きました。

そして本日、名古屋に戻るのに先立ち、枚方に引っ越す前の中学・高校時代に住んでいた隣町の寝屋川市に、懐かしい風景に出合おうとジョギングに出かけました。

というわけで、いったん中断している24時間リレーの写真アルバム掲載は、本日もお預けとなりました。
もちろん、これで尻切れトンボにはしませんので、再開をご期待ください。

BL120722枚方・寝屋川ジョグ1IMG_0729  BL120722枚方・寝屋川ジョグ2IMG_0723  BL120722枚方・寝屋川ジョグ3IMG_0736

実は、伯母のお葬式から枚方の実家に戻った昨夕も近所をジョギングし、寝屋川方面にも足を伸ばすつもりでしたが、夕暮れ時だったこともあって慣れ親しんでいたはずの道が分からなくなり、途中で戻ってきました。
昨夕に行きそびれたスポットの1つが、成田山不動尊こと成田山大阪別院明王院(中央)。
ここは千葉県成田市にある成田山新勝寺の別院となるのですが、私は就職して関東地方に赴任するまで、寝屋川にあるこの成田山不動尊が、本家本元だと思い込んでいました。

しかし、よくよく考えてみると、この成田山は境内がさして広いわけでもなく、長い歴史を感じさせる建造物があるわけでも、周囲に門前町が広がっているわけでもありません。
その反対に、交通安全祈願の車が正面に並ぶメーンの建物は鉄筋コンクリートで殺風景な感じがします。
それもそのはず、ここは京阪電鉄が、大阪の鬼門に当たることから人々に敬遠されていたこの一帯に住宅地を造成するため、鬼が出ないようにアピールしようと寄進して造られたのだということです。

その少々殺風景な成田山の境内でカメラを向けたのは、本堂のわきに絵馬とともに吊されていた色とりどりで色鮮やかな千羽鶴(左)。
そして、手や口を清めるための手水舎(ちょうずや)で、狛犬の足の上に止まったハト(右)。
手水舎の水は、本来は口に含んだあと吐き出すものですが、既に強い日差しが照りつける夏の朝とあって、ちゃっかりと「給水」に利用させてもらいました。

BL120722枚方・寝屋川ジョグ4IMG_0761  BL120722枚方・寝屋川ジョグ5IMG_0772  BL120722枚方・寝屋川ジョグ6IMG_0752

成田山を過ぎてさらに南下すると、私が中学1年から大学1年のころまでを過ごした団地の一帯に入ります。
中学1年までを過ごした大阪市内の木造の市営住宅は、とっくの昔に立て替えのため姿を消していますが、この寝屋川の団地は築後40年ほどが経っても、昔のままのたたずまいを残していました。
その近所で撮った夏の花は、赤と白のムクゲ(左)、ピンクのキョウチクトウ(中央)、そして青紫のヒルガオ(右)です。

花期の長いムクゲは韓国の国花で、韓国語の名前はムグンファ(無窮花)。
1つの花が咲き終えても、次から次へと、いつ果てるともなく咲き続けることから、そう名付けられたということです。
ムクゲは、短い時期に一気に咲いて一斉に散ってしまう桜とは対照的な花で、潔さを美徳とする日本人と、粘り強さを身上とする韓国人のキャラクターの違いが、それぞれの国の花になぞらえられることもあります。

キョウチクトウが空に向かって咲く様子を強調しようと見上げるアングルで(あおって)カメラを向けると、雲の表情も印象的で、花と雲の両方を浮かび上がらせるため、露出を切り詰めたうえで、ストロボを当てる「日中シンクロ」で疑似夜景的な絵づくりをしてみました。
そう、こうした手法で花をとり続け、写真展を開催されたのは敬愛する写真家の曽根陽一さん。
「曽根ワールド」を真似させていただいたというわけです。

ただ、曽根さんが愛用されているリコーの単焦点カメラ「GRデジタル」は私も持っているのですが、本日手にしていたのはGRではなく、このところ散歩・ジョギングに連れ出すことが多いキャノンの「S100」。
GRと同じく1.7分の1インチというコンパクトカメラとしては大きめのセンサーを搭載しているうえ、35ミリフィルム用のレンズに換算した焦点距離で、24ミリという超広角から中望遠の120ミリをカバーし、しかも極めてコンパクトなカメラです。

実はこのカメラは5月の気仙沼大島でのハーフマラソンの際、「走った!撮った!」のために購入して使ってみたのですが、「走った!撮った!」でも多用する日中シンクロの際、シャッターボタンを押してからシャッターが切れるまでの「レリーズラグ」が絶望的に長く、スナップには使えないことが分かって、途中で従来から愛用しているリコーの「CX6」に切り替えざるを得なくなりました。
レリーズラグの問題は、実はGRデジタルも同じで、やはり「走った!撮った!」では使いものになりません。
こうした基本的な性能の問題が、写真雑誌やネット情報で、ほとんど触れられることがないのはなぜなのか、不思議でなりません。

脱線しましたが、ともあれ本日のジョギングのお伴であるキャノンのS100は、どちらかといえば発色が黄色っぽく「転ぶ」ことが多いのも特徴で、キョウチクトウのバックの空も、GRなら群青色になったであろうところが、くすんだ灰色になってしまいました。

ヒルガオは、バックから当たった光によってランプシェードのように輝いて、エロチックな花の絵画で知られるアメリカの女流画家、ジョージア・オキーフの作品のような絵を切り取ることができました(右)。

BL120722枚方・寝屋川ジョグ7IMG_0744  BL120722枚方・寝屋川ジョグ8IMG_0781  BL120722枚方・寝屋川ジョグ9IMG_0789

中高時代に住んでいた団地の前には調整池があり、当時は水が、多くないもののたたえられていましたが、今は水があるのかないのか分からないほど生い茂った草むらに覆われていました(左)。

当時、新築でピカピカだった団地も、その周辺にある家々や道路、街角なども、見る見る新しくピカピカになっていく東京などの都心の景色とは対照的に、どんどん草木に覆われて周囲の自然となじみ、古く落ち着いたたたずまいになってきたようでした。

団地の裏手にある八幡神社も、その雑木林の「鎮守の森」が、以前よりさらに繁っていました。
境内の建物などはつましいもので、あまり記憶にもありませんでしたが、本殿の前に設置された狛犬の口元にさした真っ赤な色が唯一、華やかな彩りでした(中央)。

当時のわが家は、室内でインコやブンチョウを放し飼いにしていて(つまり部屋全体が鳥小屋の状態です)、1度インコがベランダから飛び出して、この森に迷い込んだことがありました。
伝書バトなどと違って、1度も家を出たことのない鳥ですから、同じような建物が並ぶ団地からいったん飛び出せば、2度と戻らないと思ったのですが、母と一緒に神社の森に行ってインコの名前を呼び続けるなどした結果、手元に来てくれたのかベランダに戻って来たのか、どちらかは忘れましたが、再び家に戻って来てくれて、うれしかったと同時に驚いたことを思い出します。

そして、その八幡神社の前を流れる小川の両岸は、私が高校時代に走っていたホームコース(右)。
当時の私はクラブ活動でワンゲル部に入って山に通うとともに愛好会活動で劇団をつくって芝居をしていて、駆けっこは、それらに加えた「趣味」だったのですが、帰宅後に毎日のようにこの川沿いのコースに来て、タイムを計測しながら数キロを全力で疾走していました。

しばらく前までは、そんなころの自分より今の自分の方が足が速いという自信がありましたが、さすがにタイムが落ち目になってきている現在は、そろそろ高校のころの自分に負けそうになってきていて、そんなことを思いながら、もう1度、起死回生を図りたいという気持ちも大きくなりました。

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