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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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海津の土産は

長良川で昨日行われた私にとって今シーズン最後のトライアスロンに参加した際、会場のある岐阜県海津市でゲットした食材を紹介します。

トライアスロンの会場は木曽川、長良川、揖斐川の3本の大きな川「木曽三川(さんせん)」が平行に流れている地域にある木曽三川公園に隣接した長良川およびその河川敷。
その会場の近くには天然温泉に日帰り入浴できる施設「海津温泉」があって、その温泉に立ち寄ったところ、施設の入口前で地元産の農産物やシジミなどが売られていて、珍しい食材や美味しそうな食材の数々を買いこんできたのです。

※※※

というわけで先週、韓国・コチャンの駆けっこ仲間らと走った東京夢舞いマラソンの報告はもう1日だけお休みをいただきますが、間もなく再開して長々と続くことになりますので、ご期待ください。
また、本日からこのブログにアップする写真のサイズを少しだけ大きくしました。
ご存じの通り、パソコンでアイコンをダブルクリックすると写真は拡大して、そのサイズはこれまで720×540ピクセルに設定していました。これを本日から800×600ピクセルにしました。

これまでは最近のパソコン画面が小さくなってきていることや、人物が多く写っている写真を、むやみに大きくしたまま公開することがはばかられるように思ったことから、ハイビジョン前のテレビ画面のピクセル数に合わせていました。しかし、従来のサイズでは2L版の写真にプリントしようとしても画面が少し荒れてしまいます。
それでは、せっかっく被写体になっていただいた方が写真をダウンロードしてプリントしようとしてもL版が限界になってしまって不便をおかけしていたことが分かり、サイズの変更に踏み切りました。

多くのボランティアやランナーに写っていただいた夢舞いの写真を、このあとどんどんアップすることもあって、ちょうど良い機会だと思ったわけです。既にアップしている夢舞いの写真は、追って事後的に大きなサイズのものに差し替えることができればと思っています。

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食い意地が張っている私は旅行などで訪れる土地で道の駅や地元の農産物直売所に立ち寄っては、珍しい食材やいきの良い食材を物色するのを楽しみにしています。
その私にとって、昨日立ち寄った海津温泉前の出店は、食べてみたいものが何種類も並んでいて、ちょっと興奮してしまうほどでした。

両手に提げるレジ袋いっぱいに買い込んだ食材のうち、写真でまず紹介するのはヒシ(菱)の実(左)。
水草のヒシを見ることは、これまで何度かありましたが、ヒシの実を見るのも食べるのも実は人生で初めての経験で、初体験の味覚を楽しむというのは、それだけでワクワクするものです。
しかも、「菱形」という言葉の由来になったというヒシの実は、悪魔のかぶる帽子のような形が丹精にできているばかりか、収穫されたばかりの色も鮮やかなワインレッドで、見ているだけで楽しくなります。
さらに、その実の腹の部分には、ニッコリ笑ったスマイルマークのような模様もついていて、なんとも粋です。

そしてヒシの実と並んで、まさに掘り出し物だったのは、生の「ジャンボ落花生」(右)。
土から掘り出したままの生の落花生は、数年前、国内で最大の生産地である千葉県内の農作物直売所で初めて見かけて、塩ゆでして食べたところ、ちまたで普通に見かける乾燥させて炒った落花生とはまた違った、みずみずしい味わいに魅せられました。
その後、名古屋に引っ越してからは、東海地方も千葉ほどではないにしても落花生が栽培されているため、生の落花生をスーパーなどで良く見かけ、ときどきいただいています。
しかし昨日ゲットした落花生は、その名に恥じないどでかさで、その中にはこれまた、セサミストリートのキャラクターばりの笑っているように見える顔のような模様がついたものも。

落花生がどれほどでかいかは、昨日、明るいうちからあおり始めた祝杯のツマミとして一緒にゆでた枝豆や小芋などと比べてみると、分かっていただけるでしょう(中央)。
この鮮やかな緑にゆだった実の詰まった枝豆や、やはり掘り出したばかりらしい小芋も、落花生などとともにゲットしたものです。ヒシの実は残念ながら、ゆでると色あせてしまいましたが。

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ヒシの実もジャンボ落花生も、外観を紹介したからには、中身もお見せすることにします。
クリのような味だと店で聞いたヒシの実は、殻もまたクリのように固く、包丁を使って2つに割るにも相当の力が必要です。

店のおじさまに聞いたヒシの実の食べ方は、2つに割ったうえ、とがった実の端っこを歯で「キュッと」かむと、中身が「スルっと」出てくるというもの。
それを聞いたときは、舌足らずに思えた説明に「エッと」首をかしげたのですが、やってみると分かりました。
ゆでても固いヒシの実の殻ですが、わずかに弾力があることから、端っこをかむと、内側にたわんだ殻に押し出されるようにして、うまい具合に中身が飛び出してくるのです(左)。まさに百聞は一見にしかずでした。
そして、ヒシの実の味は、たしかにクリに似ていますが、白っぽい色に似合って、さらに淡泊で上品でした。

ジャンボ落花生は、さすがに殻も分厚く、衣で水増しのカモフラージュをした天ぷらのようでもありましたが、実もまた十分にジャンボ(右)。
酒盛りのツマミにと塩ゆでした何種類かの食材は、1つの鍋を使って、適正なゆで時間を考えながら順次鍋に入れていき、「エイヤッと」一気にザルにあげたのですが、落花生は、そのジャンボさを甘く見たために少しばかり固めにゆだっていました。
しかし、そのためにかえって快い歯応えが残り、みずみずしい香りと味もさえて、なかなかオツでした。

海津温泉の店では、このほかにも、やはり掘り出したばかりに見えるヤマイモや、透き通るようなエメラルドグリーンのツルムラサキ、紫色のサラダ用タマネギのほか、ブドウや柿も超格安の値段でゲットしたのですが、ここで最後に紹介するのは揖斐川産のシジミ(中央)。

宝石のようなピカピカのシジミは少し小粒でしたが、ずっしりと重たく、数え切れないほど入ったネット1袋分が300円という破格の安さ。
こちらはゆでた野菜などとは別に、味噌を薄めに溶いたシジミ汁にしたところ、泥臭さがまったくなく、あっさりした味わいが、やはり絶品でした。
短距離ながら頑張ったトライアスロンと、その頑張りとは不釣り合いなほどいただいたお酒でボディーブローを受ける自分の肝臓に、シジミのエキスが効きそうだと思うと、さらに味わいは深くなりました。

調べてみて分かったのですが、シジミの産地別の生産量は、1位が島根県の宍道湖ですが、それに続く2位が揖斐川を含む木曽三川なのだそうです。
宍道湖も木曽三川の河口に近い流域も、ともに淡水に薄く海水が混じる「汽水」で、「ヤマトシジミ」の生息地として適しているということです。
しかし木曽三川については12年前、トライアスロンの会場より10キロ近く下流に、「利水」などを目的にした「長良川河口堰」が完成して以来、堰の上流部が淡水化したことにより、シジミはとれなくなり、木曽三川地域のシジミの漁獲量も激減しています。

堰が1つもない大規模な河川として、豊かな自然で知られた長良川の河口堰建設に対しては当時、全国的な反対運動がわき起こり、現在の愛知県知事が公約として「開門調査」を求めているなど、その論議は亡霊のようによみがえりもしています。
農業や工業用水として汽水よりも淡水が求められた-というのが河口堰建設の大義名分でしたが、豊かな自然の姿を大幅に変えてしまう河口堰の建設事業には、原発や数々の大規模ダムと同じく、膨大な利権を生み出す建設事業のための建設といった意味もなかったわけではなさそうです。

しかし、いったん手を加えてしまった自然は、河口堰を開門したところで取り壊したところで、そう簡単には元に戻ることはできないのでしょう。
「長良川の水が淡水ではなく汽水だったら、もう少し浮力を受けて泳ぎやすかったかもしれない」
長良川産ではなく揖斐川産のシジミが売られている背景を思い起こしながら、トライアスロンも振り返り、人間が自然に手を加えることの功罪にも思いをはせることになりました。

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