
土曜日に丸1日の仕事だった本日は、帰宅時のランニングで名古屋駅の西側を走って遠回りするナイトランをしてきました。走った距離は約10キロ。出社時の4.5キロと加えて本日の走行距離は15キロ近くです。
帰宅時の遠回りといえば、これまで自宅を背にして名古屋城や名城公園を走ってくることが多かったのですが、飽きっぽい私は昨日、ちょっと趣向を変えてみようとして江戸時代の運河、堀川沿いを南下するコースを走ってみたところでした。
そして本日、さらなる新機軸として、これまでほとんど足を踏み入れていなかった「駅西」の地域を走ってみることにしたのです。駅西といえば中村区になりますが、本日はその南の中川区に入り、そのシンボルといえる中川運河に沿った道も走りました。
そう、昨日の帰宅ランで訪ねた堀川と中川運河の間にある「松重閘門」を、駅西をぐるっと回ったあとに、反対側から再訪しようと思いついたことが、このコースを走ってみようと思った理由の1つだったのです。

豊臣秀吉の出身地で、「太閤」という地名も残る名古屋の駅西は、名古屋の「下町」に当たる地域で、古くから商工業地帯として栄え、いわゆる「赤線」地帯もありました。しかし駅の東側ばかりで再開発が進み、市街地も東側へと膨張していった結果、時代に取り残された感があります。
名古屋駅の西側にのびる、その名も「駅西銀座」という商店街は、ゲートはそれなりに立派なものの、ご覧の通り「シャッター商店街」の様子で、午後8時すぎには人影もありませんでした(左)。
いくら「駅裏」に当たる地域とはいえ、名古屋ほどの大都市で、玄関に当たる駅のすぐそばが、こんなにさびれているのを見ると、ちょっともの悲しい気持ちになります。
私は名古屋駅から、ほんの500メートルほどの所をJR東海道線とほぼ平行して通る市道を走ったのですが、中村区役所もあるこの付近は2、3階建て程度の低層のビルばかりで、空き地もかなり目立っています。
駅前に超高層ビルが次々に建って、そこだけを見ると新宿かニューヨークのように思える名古屋ですが、街の全体を見ると、まだまだ建造物のリニューアルや再開発は遅れているようです。
駅西を南下すると、中村区から中川区に入る所で、JRの関西本線や名古屋港に至る「あおなみ線」、それに名鉄名古屋線などをまたぐ跨線橋を渡ります。
ここから見ても、高層ビルが建っているのは、名古屋駅東側の一部地域だけであることが分かります(中央)。
中川区に足を踏み入れると、そこは中川運河の起点部分を囲むように広がる倉庫街などの商業地域の一角で、とても名古屋駅からほんの1、2キロの場所とは思えない殺風景さです。
その地域を貫く中川運河は、見慣れた堀川の「上流部」とは比べものにならないほどの広さの水面があって、起点近くで2股に別れ、少し幅を狭めた運河沿いをたどると、松重閘門が見えてきました(右)。
写真に収めたのは、閘門の1対の水門のうち、昨日の記事で紹介した堀川側ではなく、中川運河側の水門。
運河は2つある水門の塔の間にわずかに見えているだけで、運河沿いにある温泉のスーパー銭湯の明かりが暗闇のなかで目立っています。
水門の塔は産業遺産として保存されましたが、水門の間にあった水路は既に埋め立てられ、その上を横切る格好で国道と高速道路が通っています。
ということで、「走った!撮った!大阪マラソン」に割り込む形で2日続けて、帰宅時の夜間の「寄り道ラン」について書いた記事をアップさせてもらいました。
もちろん、「走った!撮った!大阪」は、これまで通り、まだまだ続きます。ご期待を。
帰宅時の遠回りといえば、これまで自宅を背にして名古屋城や名城公園を走ってくることが多かったのですが、飽きっぽい私は昨日、ちょっと趣向を変えてみようとして江戸時代の運河、堀川沿いを南下するコースを走ってみたところでした。
そして本日、さらなる新機軸として、これまでほとんど足を踏み入れていなかった「駅西」の地域を走ってみることにしたのです。駅西といえば中村区になりますが、本日はその南の中川区に入り、そのシンボルといえる中川運河に沿った道も走りました。
そう、昨日の帰宅ランで訪ねた堀川と中川運河の間にある「松重閘門」を、駅西をぐるっと回ったあとに、反対側から再訪しようと思いついたことが、このコースを走ってみようと思った理由の1つだったのです。



豊臣秀吉の出身地で、「太閤」という地名も残る名古屋の駅西は、名古屋の「下町」に当たる地域で、古くから商工業地帯として栄え、いわゆる「赤線」地帯もありました。しかし駅の東側ばかりで再開発が進み、市街地も東側へと膨張していった結果、時代に取り残された感があります。
名古屋駅の西側にのびる、その名も「駅西銀座」という商店街は、ゲートはそれなりに立派なものの、ご覧の通り「シャッター商店街」の様子で、午後8時すぎには人影もありませんでした(左)。
いくら「駅裏」に当たる地域とはいえ、名古屋ほどの大都市で、玄関に当たる駅のすぐそばが、こんなにさびれているのを見ると、ちょっともの悲しい気持ちになります。
私は名古屋駅から、ほんの500メートルほどの所をJR東海道線とほぼ平行して通る市道を走ったのですが、中村区役所もあるこの付近は2、3階建て程度の低層のビルばかりで、空き地もかなり目立っています。
駅前に超高層ビルが次々に建って、そこだけを見ると新宿かニューヨークのように思える名古屋ですが、街の全体を見ると、まだまだ建造物のリニューアルや再開発は遅れているようです。
駅西を南下すると、中村区から中川区に入る所で、JRの関西本線や名古屋港に至る「あおなみ線」、それに名鉄名古屋線などをまたぐ跨線橋を渡ります。
ここから見ても、高層ビルが建っているのは、名古屋駅東側の一部地域だけであることが分かります(中央)。
中川区に足を踏み入れると、そこは中川運河の起点部分を囲むように広がる倉庫街などの商業地域の一角で、とても名古屋駅からほんの1、2キロの場所とは思えない殺風景さです。
その地域を貫く中川運河は、見慣れた堀川の「上流部」とは比べものにならないほどの広さの水面があって、起点近くで2股に別れ、少し幅を狭めた運河沿いをたどると、松重閘門が見えてきました(右)。
写真に収めたのは、閘門の1対の水門のうち、昨日の記事で紹介した堀川側ではなく、中川運河側の水門。
運河は2つある水門の塔の間にわずかに見えているだけで、運河沿いにある温泉のスーパー銭湯の明かりが暗闇のなかで目立っています。
水門の塔は産業遺産として保存されましたが、水門の間にあった水路は既に埋め立てられ、その上を横切る格好で国道と高速道路が通っています。
ということで、「走った!撮った!大阪マラソン」に割り込む形で2日続けて、帰宅時の夜間の「寄り道ラン」について書いた記事をアップさせてもらいました。
もちろん、「走った!撮った!大阪」は、これまで通り、まだまだ続きます。ご期待を。
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