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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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紅葉のあとの香嵐渓

日曜日の本日は当初、長めの距離を走る「ロング」の練習をしようかとも思いましたが、その代わりにバイク(自転車)で、そこそこの距離を走る「ロングライド」ならぬ「ミドルライド」をしてきました。

このところツーリング用として活躍している約15年選手の愛車「パナコ」を、「輪行バッグ」に詰めて出掛けたスタート地点は、自宅そばの鶴舞駅から地下鉄・名鉄で約40分の豊田市駅。
そこから愛知県東部の山間地「奥三河」に入り、合併で豊田市に編入された足助(あすけ)地区(旧足助町)と下山地区(旧下山村)を回ってくる約60キロのコースを走りました。

奥三河の中心地である足助には昨年、トレランの帰り道、夜になってからバスの乗り継ぎで立ち寄ったことがありますが、町外れにある紅葉の名所「香嵐渓(こうらんけい)」を見るため再訪したいと思っていました。
しかし結局のところ、紅葉の時期には足助・香嵐渓を訪ねる機会をつくることができずじまいでした。
ところが本日は気温は低いものの天気はまずまずで、バイクツーリングも楽しめそうに思ったことから、紅葉のあとの時期外れの香嵐渓を盛り込んで、ちょっとしたヒルクライムもあるコースを仕立ててみたのです。

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前回のバイクツーリングでは寒さのため身体が冷え切って、手足の指先は感覚がなくなるほどでしたので、今回は寒さ対策には気をつけました。
活躍してくれたウエアはランニング用のものでもバイク用のものでもなく、クロスカントリースキー用の上下。
それもレース用よりは厚手の生地を使った練習用で、氷点下の雪の中でも汗ばむほどの優れものです。
これに登山にも使えるアンダーウエアの上下を着込んだところ、超軽量のウインドブレーカーを羽織るだけで、風が強く、0度近くまで冷え込んでいた本日のコンディションでも寒さを感じることはありませんでした。
さらにシューズには防水仕様で厚手のカバーを付け、手袋は2重にしたところ、手足もほとんど無事でした。

そして、このところ毎日、身体を動かしている効果が出てきたのか、緩やかな峠道である豊田から足助までの約20キロは快適に飛ばして、50分ほどで足助の町に到着しました。

かつて街道沿いの宿場町として栄えた足助は、明治時代に鉄道(中央本線)の誘致に失敗したため近代的な街へと変貌することができませんでしたが、おかげで今も江戸時代の雰囲気を残す町並みが残っていて、それが香嵐渓とともに大きな観光資源となっています(写真)。

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香嵐渓の紅葉は11月下旬が見ごろで、私は韓国・コチャンへの旅行があったことや、その後も休みの日は付近の道路が大渋滞すると聞いて敬遠したことなどから訪問の時期を逸してしまいました。
本日は既に、豊田から足助に至る道は車通りが少なく、かなり走りやすかったのですが、案の状、紅葉の方は完全に時期が終わっていました。

当初は、地面に落ちた紅葉を愛でるのもオツかも知れないと思っていましたが、落ち葉は既に茶色くなって、遊歩道のわきには掃除して集めた枯れ葉を詰めたゴミ袋が並んでいるところも。
わずかに色づいた葉を残していた渓流沿いの木の枝を撮りましたが(左)、この周りの木はすべて裸でした。

そんなふうに時季外れの紅葉狩りは落ち葉の風情を楽しむことさえできませんでした。
しかし、香嵐渓に流れる巴川の渓谷沿いをさかのぼり下山地区へと至る、次の約20キロのコースは、楽しむことができました。雑木林と植林地が入り交じる林の中を、緩やかに蛇行しながら流れる川に沿った道路は狭いながらも舗装されていて、途中で通った車は1台か2台。ほとんど私専用の林間コースでした。

わき道の橋の上から眺める渓谷は水が清く(右)、すっかり葉を落とした雑木林も趣があります(中央)。
舗装されていながら、林業や土木の仕事の車ぐらいしか通らない、こんな山道は全国各地に無数にあるものと思われます。自転車ツーリングにとってスペシャルな、こうしたルートを地図で探すのも楽しいものです。

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巴川は奥三河の山懐に抱かれた、その名も「三河湖」というダム湖へと続いていますが、私はその途中で、川から離れ、峠を越えて、下山地区の中心にある東大沼という集落に出ました。
集落にある商店で、ノボリを立てて宣伝していたのが「下山名産」という「どて」なるもの。
店のおじさまに尋ねたところ、どてというのは、名古屋では「どて煮」、大阪では「どて焼き」などと呼ばれる牛スジ肉の煮込みのことで、店ではレトルトの商品を売っているだけ。

その先にある農産物直売所と食堂が一緒になった施設では、どてを味わうことができると聞いて、私は持参してきた手製の握り飯が残っていたものの、「どて丼」をいただきました(左)。
コンニャクで増量したどては、東海地方ならではの甘ったるい赤味噌仕立てでしたが、このシンプルな丼は、甘いものも塩分も、そして温かいものも欲しい冬のツーリング中には、うってつけでした。

そして農産物直売所でゲットしたのは、小ぶりのユズと真っ赤な鷹の爪(中央)。どちらも、なんと100円。
ほかに欲しいものもありましたが、バックパックに入るのはこれぐらいだったため、我慢することに。

身体も温まり、栄養補給もできた後の残り約20キロは、下り基調とあって、やはり1時間足らずで快走。
今回のツーリングも、午後になってからのスタートでしたが、辛うじて明るいうちにゴールしました。
といいましても、豊田市駅にゴールしたあとパナコを再び輪行バッグに詰めたころには、あたりは暗くなって、衆議院選挙の街頭演説が始まった駅前ロータリーでは、船の形のイルミネーションが輝きを増してきたところでした(右)。

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