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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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さようなら、おか茂

名古屋での暮らしが残り9日に、また仕事する日は残り3日となった本日、仕事がある土曜の昼休みに定番となった外でのランチを、行きつけている、うどん屋さんの「おか茂」に食べに行きました。

いつもは「また、おか茂かなあ」と思いながら出かけるところですが、ここで食事するのが、とりあえずは最後となりそうな本日は「きょうは、おか茂に行かなきゃ」と午前中から心に決めて、太陽がまぶしい猛暑の屋外に出ていきました。

そして、これまでいろんなメニューを試したいと思うときもありましたが、本日は定番中の定番である「名古屋めし」の筆頭、カレーうどんを、お決まりのメンチかつ「別盛り」と小ライス付きで頼むことも決めていました。
さらに、これまで何度かブログで紹介してきた、おか茂ですが、調理場にこもって作業されている、ご主人らの姿を撮らせてもらうことがなかったため、本日は調理場の様子を少し撮らせてもらおうと思いながら出かけました。

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名古屋城の外堀に沿った高速道路の下の坂道を、小走りで駆け下りて、おか茂に着いたのは、ランチタイムが終わる午後2時半の10分ほど前。
調理場を撮らせてもらうには遅すぎる到着だと思いましたが、小ぢんまりとした店内には、まだ何人ものお客さんが各テーブルに陣取っていて、私は入口近くのカウンターに座らせてもらいました。

ここはランチタイムのあとに給仕係の女性らが座って、まかないを召し上がる場所なのですが、テーブルが相席しかできなかったことから、座らせてもらいました。
それは、とっさに、ここが自然な格好で調理場を撮らせてもらうには特等席であることが分かったからです。
で、ご覧のとおり、注文したカレーうどんが目の前で丼に入れられるところも撮ることができました(中央)。

画面がブレているのは、手持ちのカメラが暗いところに弱いリコーのCX6のみだったため。
既に生産が終了したカメラであるCX6や、その同じシリーズのカメラたちは、描写が自然で速射性に優れ、「走った!撮った!」の写真展や写真集の作品のほぼすべてを撮ってくれましたが、暗いところの描写が苦手なのが玉にきず。

そのため、このところは暗いところに強い高級コンパクトカメラであるソニーのRX100をCX6と一緒に持ち歩いているのですが、身軽に出かけたい昼休みはCX6のみを持つことにしています。
店に向かいながら、調理場が薄暗かったことを思い出した私は、途中で職場に戻ろうかとも思いましたが、既にその余裕はなく、店に着いてから「しまったかな」と悔やんだものの、後の祭りでした。

とはいえ、じっくり構えて撮る写真はブレにくいことからCX6で十分で、何度も撮っているカレーうどんの写真も、ご覧の通り無難に写せました(右、左)。
めんを、だしの中からつまみ上げた写真は、左手で箸を持つことから、どうしても不自然になっています。
お料理写真を上手に撮るには、左手で器用に箸を持つ練習も必要なようです。

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暗いところをストロボなしで自然な感じで撮るには、カメラの感度を上げるのが常套手段ですが、高感度での描写が不十分なCX6では、感度を上がらないようにしてシャッタースピードを落とすことになります。
被写体が動いていないときは、それでもカメラをしっかり構えればブレない写真を撮れますが、被写体の動きが激しいときはブレを防ぐ手立てはなくなります。

それでも特等席のカウンターから、ご主人や、お姉さまの写真を撮らせてもらった私は、カレーうどんをいただきながら何枚もシャッターを切り、逆にブレをいかした動きのある写真を撮ることができました(左、中央)。

食事を終えたときには、ご主人は既に買い出しに出かけられていましたが、お姉さまと給仕の女性に頼んで、お2人の写真を撮らせてもらいました(右)。
背後には、おか茂のトレードマークである真っ黒にすすけた招き猫や、壁にはった私の写真集のチラシがはってあるのが見えています。

実は3日前、中日新聞に掲載された記事は、おか茂の常連で、中日でスポーツ関連の事業を担当されている恵さんが、このチラシをご覧になって次の一大プロジェクトへの助言を私に求めるため会いにこられ、その縁から知人の記者に執筆を勧めてくださったということ。
人と人とのつながりが、思わぬ幸運な結果を生むというケースが、こんなところにもあったのです。

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おか茂の店にお持ちした私の写真集は、お客さんが読むマンガや一般の雑誌の間に収められています(左)。
大きな雑誌に囲まれて窮屈そうにしている本を撮らせてもらおうとしたところ、「これじゃ良く見えないわよ」とお姉さまがおっしゃって、少し手前に引き出してくれました。

玄関先に出前用の「おかもち」などが並ぶ、おか茂の店は高速道路の下を通る外堀通の明道町交差点から、円頓寺商店街に向かう路地を少し入ったところ(中央)。

いつも玄関先に置かれているバイクに、仕事着のまままたがって、出前などに出かけられるご主人の姿も撮らせてもらいたかったものだと思いながら、円頓寺商店街のアーケード街に出たところ、なんとそのご主人が買い出しから戻ってこられるところに、ばったりと出くわしました(右)。
とっさにカメラを構えたため、恥ずかしそうに少し会釈されたご主人の表情は良く見えませんでしたが、写真で見てみると、にっこりと微笑んでられました。

「大阪に行かれたら、もうなかなか来られないかも知れないけど、また機会があったら、よろしくお願いします」
お姉さまに言われた言葉の通り「人生って本当に『さようならだけが人生』だよなあ」と思いました。
でも、寂しい別れがあるからこそ、もっと楽しい再開のときも訪れるものです。
それに、世の中のすべてとは、つまるところ別れを告げなければならないわけですから、そう覚悟しながら出会っているときを大切にすることや、別れがあるからこそ楽しい出会いを、いつまでもたくさん、つくっていけるように心がけたいものだと思います。

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