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大台ヶ原を満喫1

昨日と本日は1泊2日の日程で、近畿の秘境・奈良の大台ヶ原に家族で山歩きに行きました。
大台ヶ原は先月の連休期間中にも、やはり1泊2日で訪れましたが、2日目に予定していたメインの山歩きを雨のため中止にせざるを得なくなっていましたので、今回は約1カ月ぶりのリベンジとなりました。

今回は前回の教訓から、直前まで天気予報を確認して、ほぼ100%大丈夫だと見極めたうえで山行きを決めました。また宿泊先も前回は山の麓のホテルをとったのに対し、今回は山の上のロッジに泊って、万が一雨が降っても、その前後に少しでも歩けるようにとはからいました。

そしてふたを開けてみると、「1カ月に35日間、雨が降る」と言われるほどの国内屈指の豪雨地帯である大台ヶ原にしては奇跡に近いほどの好天に2日連続で恵まれ、既に春から初夏の装いに変わりつつある原生的な森の中を子どもと一緒にのんびり歩いて、この山のすばらしさを満喫することができました。
なかでも、太平洋側の山に咲く真っ白なツツジのシロヤシオは、まさに満開で、新緑に包まれた森の景色にアクセントを加えていました。

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大台ヶ原は、その名のとおり、ゆるやかな起伏の高原状になった標高1400~1600メートル台の山の上に、亜高山帯のブナ林や、針葉樹のトウヒやウラジロモミを主体とする林が、原生林やそれに近い形で残されています。
そのど真ん中に向けてドライブウエーが通っていることなどから、残念ながら周囲は自然林の伐採が進み、原生的な自然が残されている中心部も、多くの人を寄せ付けないような本当の深山ではなくなっていますが、その代わり、お年寄りや子ども連れでも気軽に大自然を楽しめる貴重なエリアとなっています。

中学から山が好きで、できるだけ人のいない原生林にあこがれていた私は、ドライブウエーが通ってしまった大台ヶ原を登山の対象外としていましたが、それでも大学時代の運転免許を取りたてのころ、自宅の車を借りて1度だけ、やはり1泊2日でここを訪ねたことがありました。

大台ケ原は、奈良と三重の県境にそびえ、日本百名山の1つである最高峰の日出ヶ岳(1695メートル)を含め、戦前に伐採の手が入り、その後に針葉樹を主体とする2次的な自然林が発達した「東大台」と、ブナの原生林が残っている「西大台」の2地域に分けられています。
そのうち西大台の方は生態系保護のため、入山するには事前の届け出が必要となっていて、一般の登山客が歩くのは、展望スポットや開けた景色が楽しめ、ハイキングコースも整備されている東大台の方となっています。

昔の記憶は薄れていますが、学生時代に訪れた際には、まだ西大台の入山規制もなかったことから、私は東大台と西大台の両方を歩いたように覚えています。
それに対し今回は、2歳9カ月の息子を、できるだけ自分で歩かせようと思っていたことから、東大台の定番である1周4時間ほどの周回コースを2日に分けて歩くことにしました。

そして1日目の昨日は、宿泊先のロッジが隣接する駐車場から、まず日出ヶ岳を往復することにしました。
1カ月前に、車の中や駐車場で少し降りた際に見た森は、まだ広葉樹の芽吹きには早く、小雨模様でくもった視界に針葉樹の深い緑ばかりが目について暗い印象でしたが、今回は広葉樹の新緑が鮮やかで、みずみずしく生気に満ちた景色が広がっていました。この時期にリベンジすることになって、むしろ良かったと思えるほどでした。

ハイキングコースの両側の森は、その林床に、日本海側のような2~3メートルにも達する笹の王様のようなネマガリダケではなく、背丈の低いイトザサが茂って、明るい眺め。針葉樹に交じってブナやカエデの大木も見られ、なんと言っても、大きな白い蝶の群れのような満開のシロヤシオが目を楽しませてくれました。

日出ヶ岳に続く稜線に出ると、三重側の眺望が一気に開け、薄曇りになって少し霞んでいたものの、熊野灘の海岸線も見渡すことができました。また、反対側を見ると、古くから修験道に使われた「奥駆道」で知られる長大な大峰山脈の山々を望むこともできました。中学のころ初めて友人と一緒に泊りがけで本格的な山を歩き、高校のときにもワンゲル部の山行で何度も足を運んだ大峰山を眺めると、子どもが大きくなったらそちらにも連れて行ってやりたいと思えてきました。

その息子は日出ヶ岳の往復コースで、初めこそ不用意に駆け出して何度も石につまずき転んでいましたが、その後は徐々に慣れて、やや急な勾配の坂道も木で組んだ階段も、難なく歩くことができるようになっていました。

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