FC2ブログ
“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

最新トラックバック

カレンダー

09 | 2016/10 | 11
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

月別アーカイブ

FC2カウンター

全記事表示リンク

ヒザの名医は同窓生

先月2回にわたって出場したトライアスロンの後、繰り返し右ヒザが痛くなり、MRI検査によって完治が望めない「半月板断裂」と診断されたことから落ち込んでいた私ですが、昨日はテレビでも人気の「ヒザの名医」のクリニックを受診した結果、先生から「また走れるようになるはずだ」との言葉をいただいて、少し光明が見えてきました。

BL161019サポーターIMG_1090  BL161018戸田クリニックIMG_0158  BL161019戸田君著書IMG_1079

大阪・吹田市の大阪市営地下鉄・御堂筋線の江坂駅前にある「戸田クリニック」の院長であるヒザの名医、戸田佳孝先生は、テレビのコメンテーターとして人気者ですが、ヒザに関する著書や論文、そして執筆されたり取材を受けたりした新聞・雑誌の記事が数えきれないほどあるだけでなく、クリニックで日々、多くの患者さんを診ている「スーパー開業医」です。

そして、その戸田先生はなんと、私と中学・高校の同級生で、今年7月に私が幹事を務めた同窓会でも会ったばかり。
近所のお医者さんや提携の病院でMRI画像による診断を下されたものの、実際のヒザの痛みが半月板断裂によるものかどうかも、今後リハビリによって痛みを抑えこんて再び走ることができるようになるかどうかも分からないままだった私は、藁をもつかむ気持ちで、戸田先生を訪ね、再度の診察とセカンドオピニオンを求めることにしたわけです。

中学1年から同じクラスで、仲の良い友達だった戸田先生、いや戸田君は、昔から落ち着いた風貌だったこともあって、診察室で白衣姿を見ても、中学・高校時代とさほど変わらないような印象です。
中学時代にいつも学生ズボンの下にパッチをはいていたことから、私は戸田君に「パッチ」というあだなをつけて、それが級友の間で定着し、なんだか申し訳ないように思ったことは、今思い出しても、ちょっと胸が痛む記憶です。

そして診察室の戸田君は、私のヒザを見るためズボンを脱ぐよう指示しながら「パッチはいてへんやろな?」と、その苦い記憶をネタに、いきなり冗談を飛ばして私の気持ちを和らげてくれました。
さらに診察台に仰向けになった私のヒザに注射をする際には「戸田に注射されるようになるとは思えへんかったやろ?」と、さらに私の気持ちをなごませてくれ、おかげで痛いはずの注射が、ほとんど何も感じないまま終わっていました。

さて、その戸田先生の診断はといえば、半月板は確かに断裂しているものの、ヒザの痛みは、内側の半月板が骨と骨の間から少しはみ出して、その外にあるじん帯を圧迫しているのが原因と思われるというもの。
じん帯の炎症を抑え、パッド付きのサポーターによる圧迫やヒザ周りの筋肉の強化によって半月板を元の位置に戻すようにすれば、痛みが出ることもなくなり、早ければ来月にも再び走ることができるだろうと言ってもらえました。

戸田先生によると、走っている人は多かれ少なかれ半月板がズレてはみ出すものですが、その量は5ミリぐらいに達することが多いものの、超音波画像で見たところ私の場合は2.3ミリほどと少な目でした。
また、半月板やその上下にある軟骨で隔てられた骨と骨の間の距離も、3ミリ以下だと問題になってくるものの、私の左ヒザの内側はまだ3.4ミリ、外側だと4ミリ以上あって、まだ使い物になるということでした。

そして加齢に伴う半月板の変性断裂は、顔のシワのように40代以降は誰にでも起きてくるもので、それ自体は治るものではないものの、それが必ずしも著しいクッション機能の低下や痛み、それにヒザの動きの制限につながるわけでもないとのことです。
繊維状の軟骨からなる半月板は、外側およそ3分の1の部分にはわずかに血流があるものの内側にはなく、いったん損傷や断裂が起きればほとんど回復が望めないということです。
私の場合、MRIの画像を見たところでは損傷している部分は主に外側で、極端なものではありません。それでも主な原因が加齢による変性であることから損傷そのものは完治しないのでしょうが、少しは回復するのではないかと期待もしてしまいます。

そもそも半月板断裂と聞くと、いかにも痛そうですが、半月板そのものには神経は通っていないため、それ自体が傷むということはあり得ません。
そのことは理解していたことから私は、損傷した半月板の切れ端やささくれが、じん帯を傷つけるなどして痛みが出ているのではないかと推察していました。戸田先生の診断は、それに近かったわけで、ズレた半月板がじん帯を圧迫しているというのであれば、確かに手術する必要はないということが理解できますし、痛みがなくなることへの期待も高まるというものです。

実際に、既に歩くだけでは痛みはなくなっていますし、通勤時に駅まで歩く際、何十歩かの小走りを何回か交ぜても大丈夫になってきています。
ただ、戸田先生の指示によると、走るのは当面は避けた方が良いということですので、お許しの出た自転車や水泳によるトレーニングを、週末あたりから再開していこうと考えているところです。

書籍やネットの情報を手当たり次第みてみると、整形外科の専門家は画像の診断の後は手術をするかどうかを判断するものの、手術をしない場合の保存的な療法やリハビリについては、あまり関心がないように思えます。その一方で、整体などの専門家は、リハビリについてはずっと詳しいようではあるものの、当然のことながら画像診断を土台に施術していこうという姿勢は乏しいようです。
そんなふうにみると、「手術をしない名医」を自ら標榜して、患者に対するリハビリの指導までしてなんぼという戸田先生のようなお医者さんは、一般的な整形外科医と、整体などの専門家の双方の領域をクロスオーバーしているように思えます。

もちろん必要な手術はなされるべきなのでしょうが、手術の対象にならなければ鎮痛剤と湿布ばかりというのでは、患者は進路の分からない海に投げ出されるようなもので、だからこそ手術は極力避けながら、患者のリハビリに向けた努力を引き出そうとする、いわば患者に寄り添うような診療をしている戸田先生のようなお医者さんが、広く信頼を集めるのだろうということが分かるような気がします。

スポンサーサイト