
雑誌「ランナーズ」を発行するアールビーズ社の財団が、市民ランニングの発展に貢献した人などを表彰する「ランナーズ賞」の授賞式が本日、東京都内で開かれました。
授賞式に続いては、高橋尚子さんをはじめ五輪のメダリストらを育てた名監督の小出義雄さんと、賞の選考委員長でスポーツジャーナリスト増田明美さんのトークショーや、同社の事業発表会を兼ねた懇親会も開かれ、泊まり勤務明けだった私は職場を出たその足で上京して、これらのイベントに出席させてもらいました。

29回目を迎えた今年のランナーズ賞を受賞したのは、世界最高記録を目指される80代の現役女性ランナー・中野陽子さん、マラソン大会を通じて沖縄と台湾の交流を続けられる平田久雄さん&陳傳男さん、それにリオデジャネイロ五輪で中長距離3種目に出場して、いずれも入賞された視覚障害者ランナーの和田伸也さん-の3件、4人です。
今年の東京マラソンを4時間16分で走って世界記録までわずか3分余りという中野さんのパフォーマンスは、今の私でも追いつけないほどの驚異的なもので、とても私の両親とほぼ同年代とは信じられないほど。紹介映像で見る走りは軽快そのもので、お会いしても、背筋がしゃんとした姿勢は、ほれぼれするほど。
25歳も「年少」なのに既に半月板断裂のヒザの故障で悩んでいる私が、懇親会の場で思わず「故障しない秘訣は?」と聞いたところ、答えは一言「良い姿勢です」。確かにヒザを痛めて再認識しているのが、姿勢や全身のバランスの悪さが故障の下地にあるらしいということで、今後リハビリを続けていくうえでも、日ごろの良い姿勢を、良いフォームとともに心がけたいと思いました。
平田さん、陳さんが続けてられる沖縄と台湾の交流は、私が続けている韓国・コチャンとの日韓ランナー交流と通じるものがあって、このお2人にも懇親会で、あいさつをさせてもらいました。
会場にいた仲間たちからは「次はコチャンね」と言われましたが、こちらは毎年数人が行き来しているのに対し、向こうは100人を越える規模のランナーが行き来しているということで、そもそもの規模が違います。
ただ、東京夢舞いマラソンとコチャン・コインドルマラソンの交流は、実際に大会を運営する市民ランナーグループ同士が手弁当で行き来しているうえ、行き来する人数が少ないことから、その中身としては、より深い交流ができているのは間違いのないところで、沖縄と台湾の例に習って規模を拡大していきたいかといえば、決してそうではないというのが正直なところです。
和田さんの話を聞いて、あらためて思ったのは、視覚障害のランナーが世界レベルのパフォーマンスを発揮するには、練習のときから一緒に走る伴走者ら多くの人の支援が必要だということ。
それが、彼を囲む仲間たちも含めて市民ランニングを盛り上げたと評価されたゆえんでした。


高橋尚子さんや有森裕子さん、それに鈴木博美さんら、日本の女子マラソンが世界をけん引していたころの名ランナーを育てた小出さんは、当時から豪放磊落な性格と、お酒が大好きなことで知られていました。
このところは体調を崩されてお酒を断ち、今回のトークショーに出ることも危ぶまれたという小出さんでしたが、ユーモアを交えた話しっぷりは健在で、話しだしたら止まらないほど。その小出さんから門下に入るよう勧められたこともあるという増田さんも、相手の気持ちを乗せながらツボを突いた言葉を繰り出す軽妙洒脱な話術は、いつも通りで、お2人の掛け合いは、息もつかせないようなおもしろさでした。
トークの内容としては、4年後の東京五輪に向けて、国内にはまだまだ世界と戦える潜在能力を持った選手が男女ともにいて、指導さえうまくやれば、2年で世界レベルに育て上げることもできる-という小出さんのポジティブな言葉が印象的でした。
一方、谷川さんは、黙っていても話を引っ張り合って進めていく小出さん、増田さんの間に割ってはいるのが難しく、ショーのかじとりをするのは大変そうに見え、どうせなら司会役ではなく、最初から3人のトークということにした方が良かったような気もしました。

懇親会では、社長の橋本さんや編集長の下条さんをはじめ、地方から来た人を含めて多くのランニング関連の知り合いに再会することができ、少し無理をしてでも出かけてきて良かったと思いました。
なかでも以前、私の写真展を毎回応援してくれるなど、たいへんお世話になっている増田さんとは、4月に石川県のマラソン大会に出かけて以来、半年以上ぶりにお会いすることができ、その際に撮った写真をお渡ししてまた、ツーショットを撮ってもらいました。
ランナーズ賞の選考委員で、自らも受賞経験がある走るパーソナリティーの若ちゃんなど関西の仲間にも会場で会うことができました。
授賞式に続いては、高橋尚子さんをはじめ五輪のメダリストらを育てた名監督の小出義雄さんと、賞の選考委員長でスポーツジャーナリスト増田明美さんのトークショーや、同社の事業発表会を兼ねた懇親会も開かれ、泊まり勤務明けだった私は職場を出たその足で上京して、これらのイベントに出席させてもらいました。



29回目を迎えた今年のランナーズ賞を受賞したのは、世界最高記録を目指される80代の現役女性ランナー・中野陽子さん、マラソン大会を通じて沖縄と台湾の交流を続けられる平田久雄さん&陳傳男さん、それにリオデジャネイロ五輪で中長距離3種目に出場して、いずれも入賞された視覚障害者ランナーの和田伸也さん-の3件、4人です。
今年の東京マラソンを4時間16分で走って世界記録までわずか3分余りという中野さんのパフォーマンスは、今の私でも追いつけないほどの驚異的なもので、とても私の両親とほぼ同年代とは信じられないほど。紹介映像で見る走りは軽快そのもので、お会いしても、背筋がしゃんとした姿勢は、ほれぼれするほど。
25歳も「年少」なのに既に半月板断裂のヒザの故障で悩んでいる私が、懇親会の場で思わず「故障しない秘訣は?」と聞いたところ、答えは一言「良い姿勢です」。確かにヒザを痛めて再認識しているのが、姿勢や全身のバランスの悪さが故障の下地にあるらしいということで、今後リハビリを続けていくうえでも、日ごろの良い姿勢を、良いフォームとともに心がけたいと思いました。
平田さん、陳さんが続けてられる沖縄と台湾の交流は、私が続けている韓国・コチャンとの日韓ランナー交流と通じるものがあって、このお2人にも懇親会で、あいさつをさせてもらいました。
会場にいた仲間たちからは「次はコチャンね」と言われましたが、こちらは毎年数人が行き来しているのに対し、向こうは100人を越える規模のランナーが行き来しているということで、そもそもの規模が違います。
ただ、東京夢舞いマラソンとコチャン・コインドルマラソンの交流は、実際に大会を運営する市民ランナーグループ同士が手弁当で行き来しているうえ、行き来する人数が少ないことから、その中身としては、より深い交流ができているのは間違いのないところで、沖縄と台湾の例に習って規模を拡大していきたいかといえば、決してそうではないというのが正直なところです。
和田さんの話を聞いて、あらためて思ったのは、視覚障害のランナーが世界レベルのパフォーマンスを発揮するには、練習のときから一緒に走る伴走者ら多くの人の支援が必要だということ。
それが、彼を囲む仲間たちも含めて市民ランニングを盛り上げたと評価されたゆえんでした。






高橋尚子さんや有森裕子さん、それに鈴木博美さんら、日本の女子マラソンが世界をけん引していたころの名ランナーを育てた小出さんは、当時から豪放磊落な性格と、お酒が大好きなことで知られていました。
このところは体調を崩されてお酒を断ち、今回のトークショーに出ることも危ぶまれたという小出さんでしたが、ユーモアを交えた話しっぷりは健在で、話しだしたら止まらないほど。その小出さんから門下に入るよう勧められたこともあるという増田さんも、相手の気持ちを乗せながらツボを突いた言葉を繰り出す軽妙洒脱な話術は、いつも通りで、お2人の掛け合いは、息もつかせないようなおもしろさでした。
トークの内容としては、4年後の東京五輪に向けて、国内にはまだまだ世界と戦える潜在能力を持った選手が男女ともにいて、指導さえうまくやれば、2年で世界レベルに育て上げることもできる-という小出さんのポジティブな言葉が印象的でした。
一方、谷川さんは、黙っていても話を引っ張り合って進めていく小出さん、増田さんの間に割ってはいるのが難しく、ショーのかじとりをするのは大変そうに見え、どうせなら司会役ではなく、最初から3人のトークということにした方が良かったような気もしました。



懇親会では、社長の橋本さんや編集長の下条さんをはじめ、地方から来た人を含めて多くのランニング関連の知り合いに再会することができ、少し無理をしてでも出かけてきて良かったと思いました。
なかでも以前、私の写真展を毎回応援してくれるなど、たいへんお世話になっている増田さんとは、4月に石川県のマラソン大会に出かけて以来、半年以上ぶりにお会いすることができ、その際に撮った写真をお渡ししてまた、ツーショットを撮ってもらいました。
ランナーズ賞の選考委員で、自らも受賞経験がある走るパーソナリティーの若ちゃんなど関西の仲間にも会場で会うことができました。
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