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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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井戸、お地蔵、巨木

本日は泊まり勤務で、夕方ロードバイクに乗って出勤するのに先立ち、昼間にはプールで久々にスイム練習もしました。
ただ、掲載するのは引き続き、先日の宮城・福島旅行の際に撮った取り置きの写真です。
今回は、米子さん、健兒さんご夫妻が暮らしてられる福島市飯野町にある茅葺きの古民家を訪ねた際、庭や家の中で撮らせたもらった9枚です。

初夏の花が咲き乱れる庭には、冷たく透明な水が湧き出る井戸があるほか、家の敷地の入口付近には、お地蔵さんや樹齢数百年とみられるケヤキの大木がそびえ、玄関を入ると立派な囲炉裏があって、茅葺き屋根の防虫効果もあるという煙が家中に懐かしい臭いを漂わせていました。

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手押し機械で田植え

日中の勤務だった昨日は、ロードバイクに乗って出勤したものの夕方には雨が降り始め、仕事帰りに芝居を見に行ったこともあってバイクは預かり所に置いたまま帰宅。平日の休みながら職場で健康診断があった本日は、電車で出社した後、置いてきたバイクに乗って帰宅しました。

しかし、その途中ではあまり写真を撮っていません。といいますのも、先日出かけた宮城、福島への旅行の際に撮った写真のうち、掲載しそびれているものが少なからずあるからです。
そのうち本日は、旅行2日目の朝、前夜に押しかけて絶品の自家製ドブロクをいただいた重利さん宅に、あらためてあいさつに出かけた後、近くの田んぼでご夫妻が、今や珍しいという手押し式の機械を使って田植えをされる様子などを撮った9枚を掲載します。

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旅行前に電話で連絡した際、重利さんは「田植えの真っ最中だよ」としながらも、「夕方以降なら大丈夫」と言って突然の訪問を受け入れてくれました。
またドブロクを振る舞ってくれている間には、「収穫の時期に比べると、田植えは見てもおもしろくないよ」と言われましたが、以前取材をさせていただいた際は稲刈りの時期でしたので、私としては是非田植えも見てみたいと思っていました。

そして、前夜には美味しいドブロクをしこたまいただいて途中でダウンしてしまうという大失態をやらかしていましたので、福島に向かう前の朝のうちに再度訪問することは必至となり、ちょうど玄関先まで行ったときに重利さんご夫妻が田植えに出かけるところだったため、一緒について行かせてもらいました。

以前の取材の際にも出かけた高校の裏手にある田んぼには水が張られていて、「宮沢賢治の稲」陸羽132号など、ドブロク用に栽培されている「遊びの田んぼ」は既に田植えが終わっていましたが、その隣で地元名産の「ひとめぼれ」の苗を、手押し式の田植え機を使って植えていかれる様子を間近に見せてもらうことができました。

いつも大阪近辺の田んぼで目にするのは、座席に乗って運転する形の田植え機ですし、カンボジアに赴任していたころに何度も自ら田んぼに入れてもらって撮影したのは手で行う田植えで、手押し式の機械を使う田植えを見るのは初めてだったこともあり、植え付けた苗の列の間を踏みながらの作業は、興味深いものでした。

「おもてなし」に感動

本日の仕事帰り、かつての学生劇団「そとばこまち」の仲間で、関西を代表する名舞台女優みやなおこさんが主演を務められる芝居「おもてなし」を大阪市内で観劇。その舞台に感動して訪ねた楽屋で、仲間たちとの記念写真や、なおこさんとのツーショットを撮ってもらいました。

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作・演出の、わかぎゑふさんが主宰する演劇集団「玉造小劇店」によりますと、この作品は大阪が栄華を誇っていた大正末期、その中心にあったエリア船場の商人達の生活を描いた人情喜劇。舞台では、現代の大阪弁とは少し違う船場弁の響きや商人のしきたり、着物などを細かく再現。
みやなおこさんは初演の2014年度に文化庁の芸術祭で優秀賞を受賞されました。

私は各地での再演となった今回、この芝居を初めて観ましたが、綿密に練られた脚本、息の合った役者たちの掛け合い、やはりそとば出身の佐藤心さんの透明感のある音楽もバッチリ。
笑いあり涙ありで息もつかせない展開に引き込まれ、ホンモノの世界を見るような芝居の醍醐味をたんのうしました。

東北から空路帰阪

かつて取材で知り合った宮城、福島の知人らを訪ねる2泊3日の旅行を終えて昨夕、帰阪した私は本日、仕事の生活に戻り、いつものようにロードバイクに乗って自転車通勤しましたが、本日掲載する写真は、昨日の帰路に撮った3枚です。

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1枚目は仙台空港から関西空港に向かう飛行機の窓から撮った富士山。
2枚目は、往路と同じくタラップを使って降りたピーチアビエーションの旅客機。
そして、飛行機から降りたときに見えたオレンジ色の夕日です。

森のチェンバロ工房

3日間の休みをいただいて、かつて赴任していた宮城県と隣の福島県を家族で旅行した私は本日、再び空路で帰阪しましたが、昨夜と今朝も、取材で知り合って年賀状のやりとりを続けている方の家を訪ねました。

今回の旅行で訪ねた3軒目は、蔵王の麓、宮城県川崎町の森の中で、バロック音楽で広く使われた鍵盤楽器・チェンバロを製作する工房を営まれている雅雄さんのお宅です。
雅雄さんは、国内でチェンバロを製作する数えるほどしかない工房の1つを長年営まれていますが、私が仙台支社に勤務していた時代に訪れて取材させてもらった目的はチェンバロに関するものではなく、当時伐採の危機にあった緑豊かなブナ林の保護を、地元に住む彼が訴えていたからです。

そのときは、蔵王連峰の雁戸山(がんどさん)にあって、雅雄さんが「雁戸太郎」と名付けたブナの大木を彼と一緒に撮った写真を付けて新聞用の記事を配信しましたが、私の記憶に良く残っているのは、記事そのものよりも彼と一緒に山歩きをしながら撮ったブナ林や、イワウチワなど春の山の花々の写真のことや、取材の際やその後に何度も一緒にいただいたお酒のことばかりです。
そう、こうして振り返ると私はどうやら取材相手とお酒をいただくのが楽しくて仕事をしてきたようなものです。

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標高400メートルを超える別荘地の最奧の、山に飲み込まれそうな場所にある山小屋のような雅雄さんのお宅は、30年近くぶりに訪ねたというのに、当時の記憶のままに建っていて、戸口に出てこられた雅雄さんの相手を包み込むような優しい笑顔も昔のままでした。

実は今回の旅行に先立ち、フェイスブックで雅雄さんと連絡を取ったところ「お料理の上手な連れ合いが海外旅行に行ってしまうころですが、どうぞお出掛けください」という返事をいただき、ご迷惑にならないかと思って少し躊躇しましたが、それに続く「一献差し上げたいです、お待ちしています!」の言葉に引かれて、お邪魔することにしました。
宿泊は近くの青根温泉で部屋を取りましたが、地元の名士といえる雅雄さんの声かけで、老舗の旅館が夕食抜きで割安の料金で泊まらせてくれたうえ、お酒をいただくのを前提に旅館からマイクロバスでの送り迎えもしてもらえました。

仙台時代、青根温泉で地元の人たちが集まり、「ドブロク名人」が醸した美味しいドブロクをあおりながら雪景色を楽しむ「雪見酒」という集まりに、雅雄さんに誘われて参加した覚えがありますが、今回は宮城産のキリリとした純米酒の一升瓶が、ダイニングの小ぶりでアンティークなテーブルの上にドンと置かれていました。
リビングの棚にズラリと並んだソバちょくを見て思い出したのは以前、雅雄さんが言われていた「日本酒には、この大きさが一番なんだよ」という言葉。全く同感だった私はその後、自分も気に入ったソバちょくを見ると買い込んで、大好きな日本酒を飲むのに使っていたものでした。

そのころは雅雄さんも私も、グイグイと日本酒を飲んでいたようですが、残念ながら2人とも年をとってしまって、今回は日本酒を小ぶりなグラスでいただくことになりました。
といいますか、そうでなくても前夜に訪ねた仙台の重利さんのお宅で、いきなりガンガンとドブロクをいただき、ダウンしたことから、今夜こそは無理のないペースで飲もうと思っていました。

「いらしてから考えようと思って食事、何も用意してないんだよ」と、いきなり雅雄さんに言われたときには少し心配しましたが、何のことはない、奥さまが用意していかれた美味しいタマネギのマリネやカブラの浅漬け、地元の「そば打ち名人」から届けてもらった歯ごたえも香りも良いそば、それに仙台名物の笹かまぼこなど、お酒にぴったりの料理が次々に出てきて、大満足でした。

子どもたちも、ご飯のほか牛乳やジュースを好きなだけ、おかわりさせてもらい、隣のリビングに置かれたチェンバロも触り放題にさせてもらって終始ご機嫌。
雅雄さんは、何度も乾杯に付き合ってくれる1歳の娘に相好を崩されっぱなしで、「めんこいなあ」を連発してくれました。

そんなふうに森の中の楽しい宴の時間は過ぎていったのですが、昨夜は気がつくと雅雄さんの方がテーブルに突っ伏して舟をこがれていて、こちらで後片付けをして今朝、再びあいさつに来ることになりました。
そういえば昔も、楽しくお酒を飲んだ雅雄さんはいつもウトウトされていて、温泉を引いた大きな湯船に横になり、真っ赤になってられた姿が思い出されます。

20年以上ぶりに子ども連れで、お酒を飲みに来た私は、前夜の重利さんご夫妻にとっても雅雄さんにとっても、とんだ迷惑な珍客だったようですが、まあ2夜続けて片方がダウンするまで飲めたということで、私自身にとっては何とも幸せな時間を過ごさせていただいたと思っています。