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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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吉野山の桜満開も1

休みをいただいた本日は奈良の桜の名所・吉野山に、家族で日帰りの花見ハイキングに出かけました。

吉野の花見は一昨年、昨年といずれも1泊で行き、桜の時期の恒例イベントとなっています。今年も本日から連休をいただき、当初は宿泊も考えましたが、コロナウイルスの感染拡大で外出や人との接触を避けるように叫ばれる状況となっては、直前の宿の予約も可能だったものの、あえて泊まろうという気にはなれません。
また昨年までは娘が山道を歩くのはやっとこさで、チャイルドキャリアを担いで行ってもなお、余裕を持って花見を楽しむには泊まりの方が都合が良かったのですが、今年はもう日帰りハイキングを難なくこなせることが分かっていましたので、無駄な出費を控えた方が得策だというのが結論でした。

というわけで、日帰りとはいえ満開の桜の景色などをそれなりにカメラに収めてきましたので、18枚の写真を2回に分けて掲載します。

BL200404吉野1-1IMG_4360  BL200404吉野1-2IMG_4370  BL200404吉野1-3IMG_4364

BL200404吉野1-4IMG_4394  BL200404吉野1-5IMG_4391  BL200404吉野1-6IMG_4399

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シロヤマザクラを中心とした吉野の桜の見ごろは、以前は4月半ばとされていましたが、このところは暖冬が続き4月初め頃となっていて、わが家の花見も3年続けてこの時期です。とはいえ昨年は直前の寒さが影響して花の盛りには少し早めでしたが、今年は一昨年と同じくほぼ満開で、風は少し強かったものの気温は十分に暖かく、絶好の花見日和でした。

コロナウイルスを避けるには移動に車を使うのがベストですが、全体の花見客が減っても皆が同じように考えるなら道路が混む可能性が低くないと思われ、折衷案として山の麓の近鉄・吉野駅から5つ手前の下市口駅前の駐車場で車を止め、15分ほどだけ電車に乗って往復。その結果、渋滞はなく電車もがらがらでスムーズな行き帰りができました。

吉野駅からは、過去2年と同じく「上千本」地区の吉野水分神社を目的地として往復10キロほどをハイキング。行きは土産物店や旅館・民宿などが並ぶ尾根筋の道路をたどり、帰りは中千本の桜の林を縫う山道や谷沿いの林道を経て、主要なエリアをぐるりと巡ることができました。駅からの下千本地区では当初、急な登りを回避するためロープウエーを利用することも考えましたが、狭いゴンドラに大人数で乗る気にはならず、その理由が分からず「どうしても乗りたい」と泣いて頼む息子をなんとかなだめて全コースを歩きました。

山の斜面を覆い社寺の境内を彩る桜は、さまざまな品種ごとに花の色の濃淡も異なり、風情のある町並みや里山の景色に溶け込んで、何度訪れても飽きない春らんまんの世界をつくり出しています。

ただ、大混雑だった昨年までとは比べものにならないものの、それなりに多くの人が訪れてはいましたが、心躍るような春の雰囲気はなく、どこか沈んだような寂しい感じが漂っていました。
その原因は、先行きの見えないコロナ禍に不安を拭い去れない自分の心にもあるのでしょうが、行き交う人たちの様子にもありました。屋外だというのにマスクを着ける人が少なからずいて、店は開けているものの呼び込みの声も響かなければ、息をのむような景色を前にしても、わが子たちのほかは、はしゃぎ声や歓声が上がることもありません。誰もがどこか神妙な顔つきで、しずしずと歩いていて、なんだかお葬式の行き帰りのようでもありました。

年に一度の稼ぎ時がほぼ空振りになってしまった店や宿の人たちは大変でしょうが、こんな時期ではあっても静かに花を愛でる人たちが多く訪れたことは桜たちにとっては幸いなような気もします。
コロナ禍を乗り越えて、人も桜も命の喜びを分かち合えるような春がまた来年こそは訪れてほしいものだと願うばかりです。

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