FC2ブログ
“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

最新トラックバック

カレンダー

11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

月別アーカイブ

FC2カウンター

全記事表示リンク

憩いの宿「恋路屋」

昨日、能登半島を舞台に開かれた珠洲トライアスロン大会に出場した私は本日、再び車での長旅をして大阪の実家まで戻ってきました。
しかし本日のネタは、旅の様子ではなく、大会前日から2泊することになった現地に近い民宿の紹介です。
その民宿は、大会が開かれた石川県珠洲市に隣接する能登町の恋路海岸にある「恋路屋」さんです。

能登半島のある石川県は両親の故郷であることなどから参加を決めたこの大会ですが、関西や名古屋方面のトライアスリートにも人気の大会とあって、エントリー後の2カ月ほど前、会場の近くに宿泊先を確保しようとした際には既に近隣地域を含めてほぼすべての宿泊施設が満員の状態でした。

ネットでの検索に加え、20~30軒もの宿に電話してもなお1部屋の空きすらなく途方に暮れていた際にふと思い出したのが、この恋路屋さんのこと。
以前、このブログで紹介したことのある金沢近郊に在住の従兄にして名だたるデザイナーの岩井庸之介さんが食事もロケーションもすばらしいとして、ご自身のブログで恋路屋さんを紹介されるなどしていたからです。

そしてダメ元で電話してみたところ案の定、この期間はトライアスリートで一杯だったものの、偶然にも1部屋のみ急なキャンセルが入った直後で空いていて、そこにすべり込ませてもらったというわけです。

※※※

珠洲トライアスロンの様子などは、昨日・一昨日の記事に書き足すなどして追って加えていきます。

BL120826恋路屋1IMG_1203  BL120826恋路屋2IMG_1199  BL120825恋路屋3IMG_1193

さてトライアスロンの選手登録を終えた後、元来た道を途中まで戻り、さらに少し進んだ能登半島東岸の恋路海岸に宿泊先の「民宿旅館」である「恋路屋」さんはありました。

恋路海岸の名前の由来は、語り継がれている悲恋の伝説にあるということです。
そのストーリーは、その昔、恋に落ちた男女がいましたが、男性に嫉妬する別の男の罠によって男性は海の深みに落ちて亡くなり、女性もその後を追ったというもの。
このストーリーに関係があるのかどうか覚えていませんが、かつて私が大学時代には、この海岸と私の母の実家がある石川県小松市を舞台にした、その名も「恋路海岸」というテレビドラマが放映されました。

それから数年後、芝居好きが高じて学生時代にNHKの朝ドラで全国デビューをしてしまった兄(辰巳琢郎)が、その時に共演した樋口可南子さんが「恋路海岸」にも出ていたのを覚えていますが、一緒に出ていた別の俳優や肝心のストーリーは頭に残っていないのです。

ところが、そこは地元だけあって、恋路屋のお母さまは、「共演していたのは林隆三さんだったんだけど、お話はあまり面白くなかったわねえ」と、良く覚えてられました(左、中央)。
それもそのはずで、お母さまのご主人は、そのころ「アンノン族」などの間で、北海道の幸福駅などと並んで人気があった民宿のそばの恋路駅に、JR時代から民営化後の、のと鉄道時代を経て、7年前に鉄路がなくなるまで努めてられたという筋金入りの鉄道マンだったということです。

私が恋路屋さんに2泊したうち1泊目のトライアスロン前日は、お話した通りで宿はトライアスリートで満杯の合宿所のような状態でした。
従兄の庸之介さんから宿の方には私が行くことを伝えてもらってありましたが、あいさつをした際、お母さまは「今日は、年に1度のこんな日だから特別なものではなくて、普通のものしか出せないのよ」と、おっしゃっていました。

そして2日目、テーブルの上に所狭しと並んだ料理の数々の中で、その特別なものの筆頭が、天然の岩ガキを使ったカキフライ(右)。
お父さまが自ら船を出して捕ってこられたという岩ガキはドーンと大きく立派で、うまみがつまっているばかりかボリュームも満点でした。

BL120825恋路屋4IMG_1182  BL120825恋路屋5IMG_1195  BL120825恋路屋6IMG_1178

しかし1日目の食事とて、私にとっては十分にスペシャルで、カキフライの代わりに出されたエビフライも、中身が詰まって、ジューシーでかつカラっと揚がっていて絶品でした(左)。

そして2日目の特別料理のうちの1つが、ゆでてほぐしたカニと、甲羅からこそげとって、たっぷりと皿に盛られたカニみそ(中央)。
数えきれないほどの料理をいただいて、お腹がいっぱいになった後で、シメのごはんを平らげるのに格好のおかずとなりました。

恋路屋は海岸から道路を隔てて、ほんの20~30メートルのところに建っていて、その海岸の先には約50メートルほどの浅瀬の向こうに弁天さまが祀られた小島が浮かんでいます。
正面の浅瀬に鳥居が立つ弁天さまの写真は掲載するにはイマイチだったことから、代わりにアップするのは、浅瀬に裸足で入って撮った海の写真(右)。

遠くにポツリと浮かぶ岩にモヒカンのような林を乗せた島は、珠洲の景勝地「見附島」。
トライアスロンでは、珠洲市中心部の外れにあるメーン会場から、この見附島までをランニングで往復したのですが、どうやらミドルタイプの大会で一般的なランの距離がハーフマラソンなのに、ここの大会ではそれよりも2キロほど長い23キロとなっていたのは、この見附島まで行くためのように思われます。

海に面した恋路屋の部屋で夜を過ごすと、遠浅の海岸に寄せては返す、おだやかでやさしい波の音に包まれて、海に浮かぶ小舟をベッドにしているような、とてもぜいたくでスペシャルな気分を味わえます。
スポンサーサイト



コメント


管理者にだけ表示を許可する