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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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1型兄弟機と軽量機

このところ日常的に使っているコンパクトカメラの愛機を紹介します。
年越しで掲載してゴールしたばかりの「走った!撮った!大阪マラソン2015」に続いて、「走った!撮った!東京夢舞いマラソン2015」の掲載も予定していますが、写真の選択作業などに手間取っていることから、カメラの紹介を埋め草的に使います。

数年前まで、ズームレンズ付きのコンパクトカメラといえば、かつてのカメラのフィルムに当たるセンサー(撮像素子)の大きさが2.3分の1(インチ)型か1.7分の1型の機種を使っていましたが、最近は、しっかり撮影できるカメラのセンサーは大きくなる傾向にあって、私も少し前までは3分の2型の機種を、このところは1型の機種をメーンに使うようになっています。

センサーのサイズが大きくなると受け取る光の量=情報量が多くなって描写がより豊かになり、特に暗いときも画質を落とすことなく感度を上げて撮影することができるようになります。また画素数も多くできるため、写真を編集する際に余計な部分を落とすトリミングをしたり、写真展示するときのような大きなサイズにプリントする際にも余裕ができることになります。また、明るい(大きい)レンズを使った場合や望遠側で撮った場合に、被写体以外の背景や前景を大きくボカして立体的・写真的な描写をすることもしやすくなります。

ただ、センサーが大きくなればカメラ自体も大きくなり、ズームレンズの大きさをコンパクトにするにはズーム倍率が小さくなってしまうほか、小さな被写体をアップして撮る「マクロ撮影」が弱くなるという不利な点もあるにはあります。
しかし、基本的な画質の良さは何ものにも代えがたいものですし、デジタルカメラの技術は画質においても使い勝手においても今も年々向上しているため、古い機種を引っ張り出して使う気にはなかなかならず、今の主流のカメラから愛機を選ばざるを得なくなってしまうわけです。

そんななか現在、日常的に使っている1型のカメラはキャノン製の「GX7」と、一回り小さい兄弟機の「GX9」。
ついでに写真を掲載しているのは数年前に購入した2.3分の1型機ですが、とにかく軽いのが取り柄で、「走った!撮った!」をせずに真面目に走るマラソンで、ゴールの前後に撮影するためにウエストポーチにしのばせているソニー製の「WX100」です。

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カメラのセンサーといえば、一般的な機種で最も大きいものは一部の一眼レフなどに使われる「フルサイズ」、つまり「35ミリフィルム」と同じ(ほぼ)2.4センチ×3.6センチで、それより一回り小さい「APSサイズ」(1.5センチ×2.3センチ程度)、さらに少しだけ小さ目の「フォーサーズ」(対角線が3分の4インチ)、1型、3分の2型、そして1.7分の1型、2.3分の1型-といったところです。

このうちレンズを交換できる一眼レフやミラーレスのカメラはフルサイズから1型、コンパクトカメラは1.7分の1か2.3分の1のセンサーを使うのが、以前は一般的でしたが、ここ数年、一眼カメラに迫る画質の1型のコンパクトカメラが次々に発売されて、今やプレミアム(高級)コンパクト機といえば、以前の1.7型から1型へと変わってしまっています。

その1型コンパクトカメラの草分け的な存在だったのが、ソニー製の「RX100」で、今もそのⅡ型機からⅣ型機までが出されて、いずれも人気を博していますが、それに対抗する格好で出てきたのがキャノン製の「GX7」であり、その弟分の「GX9」は昨年10月に発売されたばかりです。

実は私もソニーのRX100を一時使っていましたが、しっくりこない点が多く、日常的に使い続けたりマラソンを走りながら使ったりする気にはなれませんでした。
ところが、キャノンのGXシリーズの方は、RX100でなじめなかった点が解消されていたことなどから、日ごろに使うカメラとして定着し、昨年後半の東京夢舞いマラソン以降は、GX7を「走った!撮った!」でも使うことになっています。そして、走りながら片手で持ち続けるには少しばかり大きく重たすぎるGX7に代えて、マラソンでの撮影用のメーンとしてゲットすることになったのが、画質はほぼ同じでありながら機能を絞り込んで、ぐっとスリムになったGX9だというわけです。

ソニーのRX100がなじめなかったのは、ボタンを押すなどしたときの反応(レスポンス)がとにかく緩慢で、撮りたいと思ったときにすぐに撮ることができる「速写性」が命であるはずのコンパクトカメラとしては、使い物にならなかったからです。
また、油絵のようにこってりとして濁ったようにも見える画像の色合いも不自然な感じがしたうえ、レンズの望遠側が暗いことから、せっかくの大型センサーなのにボケの描写を楽しめないうえブレやすくなり、さらに近接撮影も苦手だったこともあって、使い続ける気にはならなくなりました。

それでも、少しでも大型のセンサーのカメラを使ってみたくてゲットしたのは3分の2型を採用したフジフイルムの「XQ1」。
この機種は、以前「走った!撮った!」で使っていたリコーのCXシリーズ(2.3分の1型)とほぼ同じ約200グラムの軽量級ながら、高感度などの画質は一段良い感じで、レスポンスも俊敏なため、かなり使えました。
とくに、細かい模様の被写体を上手に描写するためなどに多くのセンサーに組み込まれながら、画質を落とす要因となっている「ローパスフィルター」を取り外すことに成功していることから、鮮やかで「キレの良い」描写や、こってりとした「色乗り」は、目を見張ることも少なくありませんでした。

XQ1の色乗りの良い描写は、フィルムメーカーならではの「絵作り」と言えて、かつてのリバーサル(スライド用)フィルムに通じるところがあります。ただ、スライド用のフィルムが、鮮やかな色を「売り」としていた反面、黒い部分が「締まり」過ぎやすかったり白い部分が「飛び」過ぎやすかったりして、どうしてもネガフィルムに比べるとラティテュード(階調表現性)に劣る、「硬調な」表現になりがちだったという欠点を、XQ1の描写は引き継いでいる感じがします。ひと言でいえば、パッと見は鮮やかでも、ちょっと不自然なのです。

GX7やGX9は今のところ描写がかなり自然なことをはじめ、RX100やXQ1の欠点を、ある程度解消できているうえ、スマートフォンのようなタッチパネルの操作性が優れているなど、日常で使ったりマラソンを走りながら使ったりするには及第点をマークしています。
その描写性や操作性を、さらに詳しく書くべきなのでしょうが、オタクならではの細かすぎる説明が既に、あまりにも長くなってしまいましたので、今回はいったん、このあたりまでとしておきます。
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