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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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富士山5合目まで試走1

7月23日の富士登山競争まで1カ月を切った本日、今シーズン初めてコースの試走をしました。
小雨の中を走ったのは、スタート地点の富士吉田市役所から5合目の関門が設けられる小屋の先までです。

試走の報告は2回に分けて掲載します。
第1回目はタイム的に5合目までの、ほぼ中間に当たる車道の終点「馬返し」の手前まで。
とりあえず写真15枚をアップし、説明などは後ほど加えます。

(ここから追加分です。)
富士登山競走でのパフォーマンスを高めるために一番の練習は、当然のことながら本番コースを走ること。
私も数年前、制限時間の4時間半まで11秒と鼻の先まで迫った際は、6月ごろから富士山に通いました。
しかし富士山は上り一辺倒の単調な山であるうえ、何度も登ると飽きてきて、おもしろくありませんので、昨年あたりは7月に南アルプスを縦走するなど、楽しみながらの練習を試みました。

それで今年はといえば絶対的な練習不足を実感していますので、7月1日の山開き前の6月中に5合目までだけでも走って、過酷なコースを思い出すとともに、今の実力を試しておこうと考えたわけです。
その結果は、想像以上にきつかったです。つまり、力不足を痛感したというわけです。
本番では5合目の関門の制限タイムは2時間20分。私は近年、2時間10分ぐらいで関門に達していますが、本日は軽く3時間を上回ってしまいました。

もちろん写真を200枚近く撮ったり、水やおにぎり、防寒具、予備カメラなど荷物が重かったりしたという言い訳はそろっているのです。でも、問題なのは、ゆっくり走ったにもかかわらず体力に余裕がなくなり、ほとんどグロッキーになったことです。
走り出して早々にお腹が減り、少し我慢したあとに、おにぎりをほおばりながら走ったものの燃料補給が間に合わなかったのが最大の原因と思われます。いわゆる「ハンガーノック」と呼ばれるエンスト状態です。

それにしても基本的な力不足は明白で、あと2、3週間、どれだけ挽回できるか、あがくのみです。
とはいっても相手は自分の体ですので、徹夜の連続でケリがつく仕事などのように一筋縄でいかないのが、悩ましいところなのですが。

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富士登山競走のスタート地点は標高約750メートルの富士吉田市役所(左)の前です。
そしてゴールは最高峰が約3776メートルの山頂(中央)の一角で、標高差は約3000メートル。
(写真は下山後、厚い雲の間から数分間だけ見えた今の山頂付近です。)
この高さを、ハーフマラソンとほぼ同じ水平距離約21キロを進みながら、ひたすら登り続けます。

雪が解けて5合目まで走れるようになる6月初めごろから、練習に訪れる参加者が増えます。
山開き以降は、車道の終点に駐車場がある馬返しや5合目から山頂までを練習する人が多くなりのですが、6月いっぱいは市役所などふもとから走る人が多数派で、市役所の駐車場はランナーに解放されています。

本日は降水確率の予想が午前中30%、午後20%でしたので、車で着いた市役所を正午ごろに出発。
思いのほか時間がかかって、当初乗る予定だった「富士スバルライン」5合目の3時40分の最終バスに間に合わず、馬返しからの下山にはタクシーを利用しました(右は運転手さんに撮ってもらった写真)。

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富士登山競走のコースは、スタートして間もなく、富士吉田市街の目抜き通りを上っていきます。
街そのものが、すそ野の斜面の上にあって傾いていて、ボールが転がっていきそうなほどの傾斜です。
その途中でくぐる大きな鳥居は「金鳥居(かなどりい)」(中央)。
ここから先が、信仰の対象としての富士山の領域になるという境目に当たります。

富士山を信仰の対象としてあがめる人たちが富士山に詣でる登山は、江戸時代に盛んになりました。
その人たちは「富士講」と呼ばれる互助組織をつくり、遠く江戸から白装束で歩いて登山旅行をしました。
ふもとでは、富士講の人たちを支援する「御師(おし)」と呼ばれる宿舎が数多く運営され、金鳥居の近くには今も宿泊施設や展示館として御師の家が幾つも残っています(左、右)。

「お山は晴天、六根清浄(ろっこんしょうじょう=欲望から解き放たれ、魂が清らかなさま)」
こう唱えながら白装束で歩く富士講の人たちは今も少数ながら残っていて、6月30日の「開山前夜祭」では、金鳥居から、その先にある「北口本宮冨士浅間神社」までのパレードに参加します。
(「ろっこんしょうじょう」が「どっこしょ」の語源だという説もあります。)

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その北口本宮冨士浅間神社は、富士吉田の市街地の外れにあり、富士登山競走がたどる「吉田口登山道」の起点ともいうべき神社(中央)。
本番では、参道ではなく境内わきの道路を走りますが、本日は「登頂祈願」も兼ねて参道から参拝しました。

参道の両わきは、遠くからでも緑の大屋根のように目立つ巨木ばかりの杉並木になっています(右)。
まさに「昼なお暗い」並木のそばには、大きな石の灯ろうが並び、厳かな雰囲気を醸しています。

七夕が近いとあって本堂の前には、願い事を書いた短冊をつるした笹の枝が飾られていました(左)。

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神社を過ぎると、コースは馬返しまでの車道をたどり、初めはほぼ直前が延々と続きます(左)。
本番では車道を走り、登山者向けには車道に平行して未舗装の遊歩道も設置されていますが、本日は小雨もようとあって車道わきの歩道を走りました。

道路の両脇は、うっそうとした森林が続き、「林相」を見学できる見本の森のよう。
霧の多い富士山麓だけに、木の幹にコケがむしたり、ツル性の植物が巻き付いたりしている林も(中央)。

車道のわきには夏の到来を告げるウツギ(卯の花)が、所々に咲いていました(右)。
梅雨に咲く花とあって、雨に濡れた姿も似合っていました。

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ほぼ真っすぐだった広い道路が終わり、曲がりくねった狭い道路に変わる所にあるのが「中の茶屋」(左)。
本番では最初の給水所が設置され、暑さがこたえて水をかぶるのですが、本日は雨脚が強まって、雨宿りをしたくなるほどでした。

中の茶屋から馬返しまでは、じりじりと傾斜が強くなり、走っているのか歩いてるのか分からない感じがすると同時に脚がパンパンに張って、前半の一つの正念場です。
昼下がりとあって、下ってくるランナーが多く、その軽快な足取りを、うらやましく感じました(中央)。

道のわきにオダマキの可憐な花が咲いていて、こうべを垂れた花を、しゃがんで下から撮りました(右)。
でも、立ち上がるのが一苦労で、脚が疲れているのを実感しました。
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