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“走るマラソンカメラマン”辰巳郁雄写真展 走った!撮った!世界のマラソン

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コチャンの長い1日

韓国・コチャン郡の名誉郡民証の授与式に明日出席するため、昨夜現地入りした私は本日、郡のシンボル「コチャン邑城(ウプソン)」(「牟陽城(モヤンソン)」)で開催されている祭り「牟陽城祭(モヤンソンジェ)」を見物したほか、郡庁で郡知事と面会したり仲間たちが開いてくれた祝賀会で2次会まで楽しく飲み続けました。

モヤンソンジェは、これまでポスターやパンフレットで何度も目にして1度は見てみたいと思っていた、城壁の上を韓服(チマチョゴリ)姿の女性たちが歩くイベント「タプソンノリ(踏城祭り)」がメインイベントとして行われる地元を挙げての祭りで、明日の「郡民の日」を挟んで数日間にわたって開かれています。
コチャンとの関わりが10年近くに及び、念願だった祭りの時期に初めて現地を訪問する機会が、予想もしなかった名誉郡民の授与式と重なったというわけで、朝から夜遅くまで楽しんだ本日は、そんな長年にわたるコチャンとの付き合いを象徴するかのような長い長い1日となりました。

というわけで1日で数百枚も撮った写真はおいおい整理して掲載することとし、とりあえず自分や仲間らが写るなどした目次のような写真だけを紹介しようと思いきや、それだけで15枚にも及ぶことになりました。

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コチャン邑城=モヤンソンは、15世紀に倭寇の侵入を防ぐため築かれたといわれる丘陵地を利用した城で、周囲1.5キロの城壁は自然石を積み上げてつくられています。
タプソンノリは、地元の女性までもが総出で築城に協力したとされる当時をしのんで、韓服に身を包んだ数百人の女性たちが石(の模型)を頭に乗せて城壁の上を歩く行事。

「1周すれば足が痛くなり、2周すれば長寿になり、3周すれば極楽浄土に行ける」との言い伝えに従って以前は3周したと聞いたこともありますが、現在は1周するだけ。城壁の向こうに街の景色も見える絶好の撮影スポットは1カ所のみで、この展望台のような場所には10人以上のカメラマンたちが三脚や脚立を用意して陣取っていて、私はそのすき間からカメラを持った腕を突き出して撮影させてもらいました。

このタプソンノリに現地在住の外国人グループで参加されている恵実子さんは、元市民記者として私のことを何度も記事に書いてくれるなどランナー交流を応援してくれている日本人。本日はインドのサリー姿で参加されていました。

タプソンノリに続いて城壁前のお祭り広場では、やはり女性たちが韓服に身を包んで輪になって踊る伝統舞踊の「カンガンスーレ」も行われてました。

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タプソンノリが行われている際、合流してくれたのは韓国語がペラペラの佳さんと暢子さんのコンビ。
長年にわたって東京夢舞いマラソンにゲスト参加してくれるコチャンのランナーたちの接待や通訳で協力してくれていながら、ともに仕事の都合でコチャン訪問の機会がつくれなかったお2人は今回、私の名誉郡民証の授与式に合わせて念願の現地訪問をはたしてくれました。

モヤンソンは韓国時代劇の撮影スポットとしても有名で、祭りに合わせて城内では無料で時代衣装を来て記念撮影を楽しめるというエリアも設けられていたほか、韓屋の座敷に上がって伝統茶を飲めるサービスも行われていました。

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午後にはコチャン郡庁にパク・ウジョン郡守(知事)を訪ねてティータイムの機会も。
ティータイムにはランナー交流をコチャン側で担当してくれているチェ・ジョンマンさん、ソンネの兄妹や、郡の青少年体育事業所の所長として名誉郡民の推薦にもかかわってくれた、やはりランナー仲間で地元マラソンクラブの元会長、チョン・ソジンさんもご一緒してくれました。

既にマラソンの打ち上げなどで何度もお会いしている郡守さんは、祭り見物の合間にラフな格好で訪問した私のオレンジ色のランニングシューズを見て、「明日の授与式ももこれで出席されますか?」とたずねられ、「明日は洋服とネクタイを用意しています」と私が答えるやいなや「冗談、冗談」と笑ってられました。

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夕食を兼ねた祝賀会は、コチャン名物のウナギの白焼き「ジャンオ(長魚)グイ(焼き)」の店で。
やはり地元名物のキイチゴの一種「覆盆子(ポップンジャ)」のお酒を飲みながら、野菜に包んで焼き肉のように食べる美味しいウナギをたらふくいただきました。

同行してくれた佳さん暢子さんがいずれも韓国人並みに言葉がペラペラなおかげで、私は自分の会話だけに集中することができ、リラックスして宴会を楽しむことができました。

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いつもの流れなら2次会はカラオケかとも思いましたが、「その前に」ということで出かけたのは、エビ料理の専門店。
何度か行ったことのある中心街のカラオケ店の裏手にある店は初体験で、ここでは水槽で泳いでいるエビを生きたまま鍋に入れて火にかけ、残った頭は別途から揚げにしてくれます。
目の前で断末魔のエビがあばれる様子は正気なら見てられないと思いますが、幸いなことに既に相当酔っぱらっていたおかげで「仕方ないか」と考えながら、とても美味しいエビを次々にいただいてしまいました。

この2次会では本日も「お酒友だち」のチョン・ビョングさんが焼酎入りのビール「ソメ」を何杯もつくってくれて、気が付くと、彼と腕を絡めて一気飲みする「ラブショット」の写真を撮ってもらっていました。
というわけでここまでで深夜に及び、カラオケこそ見合わせとなりましたが、長い長い1日の夜が更けていきました。
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